芥川賞のすべて・のようなもの
芥川賞のすべて・のようなもの

第37回

=受賞者=
菊村 到

=候補者=
菊村 到
北 杜夫
小池多米司
島村利正
相見とし子
津田 信


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Last Update[H26]2014/6/20

島村利正
Shimamura Toshimasa
生没年月日【注】 明治45年/1912年3月25日~昭和56年/1981年11月25日
経歴 長野県生まれ。正則英語専門学校卒。創作活動を行いながら、撚糸工業会社勤務、昭和30年/1955年には会社を設立するが7年で倒産。執筆に専念する。
受賞歴・候補歴
  • |予選候補| 第12回芥川賞(昭和15年/1940年下期)「高麗人」
  • |予選候補| 第18回芥川賞(昭和18年/1943年下期)「暁雲」
  • |候補| 第37回芥川賞(昭和32年/1957年上期)「残菊抄」
  • |候補| 第1回平林たい子文学賞[小説部門](昭和48年/1973年)『奈良登大路町』
  • |候補| 第2回平林たい子文学賞[小説部門](昭和49年/1974年)「絵島流罪考」
  • |候補| 第3回平林たい子文学賞[小説部門](昭和50年/1975年)「乳首山の見える場所」「城址のある町」
  • |候補| 第73回芥川賞(昭和50年/1975年上期)「青い沼」
  • 第4回平林たい子文学賞[小説部門](昭和51年/1976年)『青い沼』
  • 第31回読売文学賞[小説賞](昭和54年/1979年)『妙高の秋』
  • |候補| 第6回川端康成文学賞(昭和54年/1979年)「妙高の秋」
  • |候補| 第8回川端康成文学賞(昭和56年/1981年)「くちなわ幻想」
  • |候補| 第9回川端康成文学賞(昭和57年/1982年)「青い雉」
個人全集 『島村利正全集』全4巻(平成13年/2001年9月~12月・未知谷刊)
備考
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芥川賞 12回予選候補  一覧へ

こうらいじん
高麗人」(『文學者』昭和15年/1940年7月号、8月号、10月号)
媒体・作品情報
測定媒体 昭和16年/1941年3月・人文書院刊『高麗人』
総ページ数 242 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
40字
×14行
×1段
本文ページ 2~238
(計237頁)
測定枚数 306
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書誌
>>昭和16年/1941年3月・人文書院刊『高麗人』
>>平成13年/2001年9月・未知谷刊『島村利正全集 第1巻 1940-1957』所収
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選評の概要
候補者 島村利正 男28歳
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫
男48歳
0  
横光利一
男42歳
0  
室生犀星
男51歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
瀧井孝作
男46歳
0  
川端康成
男41歳
0  
宇野浩二
男49歳
3 「力作であり、作者の意図は悪くないが、余りに冗漫」
佐佐木茂索
男46歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第三巻』昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和16年/1941年3月号)
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芥川賞 18回推薦候補  一覧へ

ぎょううん
暁雲」(『現代』昭和18年/1943年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「現代」
巻号 第24巻 第9号  別表記9月号
作品名 別表記 「曉雲」
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和18年/1943年8月21日 発行 昭和18年/1943年9月1日
発行者等 編輯兼発行人 御 印刷人 大橋芳雄 印刷所 共同印刷株式会社(東京都) 配給元 日本出版配給株式会社(東京都)
発行所 株式会社大日本雄辯會講談社(東京都)
総ページ数 146 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×23行
×2段
本文ページ 126~145
(計20頁)
測定枚数 65
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和19年/1944年11月・小山書店刊『日本小説代表作全集12 昭和18年・後半期』所収
>>昭和32年/1957年12月・三笠書房刊『残菊抄』所収
>>平成13年/2001年9月・未知谷刊『島村利正全集 第1巻 1940-1957』所収
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選評の概要
候補者 島村利正 男31歳
選考委員 評価 行数 評言
川端康成
男44歳
1  
横光利一
男45歳
0  
瀧井孝作
男49歳
0  
岸田國士
男53歳
0  
河上徹太郎
男42歳
0  
片岡鐵兵
男50歳
0  
火野葦平
男37歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第三巻』昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和19年/1944年3月号)
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芥川賞 37回候補  一覧へ

ざんきくしょう
残菊抄」(『素直』1集[昭和32年/1957年2月])
媒体・作品情報
測定媒体 昭和32年/1957年12月・三笠書房刊『殘菊抄』
総ページ数 279 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
42字
×17行
×1段
本文ページ 15~60
(計46頁)
測定枚数 71
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書誌
>>昭和32年/1957年12月・三笠書房刊『殘菊抄』所収
>>平成13年/2001年9月・未知谷刊『島村利正全集 第1巻 1940-1957』所収
>>平成16年/2004年1月・講談社/講談社文芸文庫『奈良登大路町・妙高の秋』所収
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選評の概要
候補者 島村利正 男45歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男52歳
6 「評論家に云わせれば一言にして(風俗小説)と云うのではないだろうか。小説が風俗を描写することの興味だけで終っては、足りないものがある。」
舟橋聖一
男52歳
2 「古臭く、不必要なほどの知識の羅列が、小うるさい。」
丹羽文雄
男52歳
8 「ちょっと印象的である。が、どうにも古い。」「悪い作品というのではないが、あまりに過去の作家の態度を聯想させる。自分はこれでよいのだと作者が考えているなら、それでも結構である。非難することもない。」
川端康成
男58歳
3 「古くから確な作家であり、今回の「残菊抄」も読後に印象をとどめる作品であるけれども、いまさら芥川賞とするには新鮮さを欠いているだろう。」
佐藤春夫
男65歳
5 「最後の銓衡に残されたのは先ず妥当であろう。」「題名の如く古風に過ぎた。とは云え古風なところに逆の新しさを見出せぬでもなかった。」
井上靖
男50歳
4 「飾り気ない地味な筆できちんと書いてあった。」「(引用者注:菊村到にくらべると)ひどく古臭く感じられる。」
中村光夫
男46歳
3 「克明に書きこんであるわりに印象がうすく、作者の人間にたいする興味にどこか隙があるような気がします。」
瀧井孝作
男63歳
11 「一番佳いと思った。」「美しい小説で、一寸古風なようだが、古風なところが今の流行小説にない清新な感じだと見た。これは古くさいのではない、生き生きした古風で、絵の方で云えば版画の味に似たものとでも云えようか。この版画の味も、小説としてはまた清新の手法で面白いと思った。」
宇野浩二
男65歳
16 「祖父、その娘、その孫娘、――この三代の菊作りと菊売り、と、こういう果ない生業をしている果ない人たちの薄倖な生活は一と通り述べられており、(引用者中略)みな、巧みに書かれてあるが、題材が古風なためか、話が在り来たりのせいか、作者が苦心したわりに、肝心の『実感』がうすい。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和32年/1957年9月号)
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芥川賞 73回候補  一覧へ

あお ぬま
青い 沼」(『海』昭和50年/1975年5月号)
媒体・作品情報
誌名 「海」  別表記表紙 「文芸雑誌」併記
巻号 第73号/第7巻 第5号  別表記5月号
印刷/発行年月日 発行 昭和50年/1975年5月1日
発行者等 編集者 近藤信行 発行者 高梨 茂 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 中央公論社(東京都)
総ページ数 264 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×22行
×2段
本文ページ 72~104
(計33頁)
測定枚数 90
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書誌
>>昭和50年/1975年12月・新潮社刊『青い沼』所収
>>平成13年/2001年10月・未知谷刊『島村利正全集 第2巻 1958-1975』所収
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選評の概要
候補者 島村利正 男63歳
選考委員 評価 行数 評言
井上靖
男68歳
2 「優れた資質を感じた。」
大岡昇平
男66歳
0  
瀧井孝作
男81歳
8 「しなやかな筆の風景描写も、この小説のヒロインの目にうつる感じのようで、大方の小説は活字だが、これは肉筆をみる感じ、これもまた新しいと思った。」
中村光夫
男64歳
13 「印象にのこりました。」「(引用者注:「祭りの場」と共に)当選圏内ですが、それぞれに難もあり、取捨に迷いました。」「よくもわるくも、芸術作品として完成した小説」「古風が古くささと隣り合せのところが気になりますが、近頃よく見られる、無理にでっちあげられた活字くさい小説でなく、肉筆の味わいを持っているところは、正反対の作風の「祭りの場」と一脈通ずるものを持つと思われます。」
永井龍男
男71歳
2 「老練な作品だが、この作者にはもっとすぐれた作品がいくつかあるし、すでに中堅の作家である。」
丹羽文雄
男70歳
0  
舟橋聖一
男70歳
4 「瀧井孝作さんと中村光夫君が支持した。」「叮嚀な描写力を持っている。その点では八候補作中随一だが、なにぶんにも古さが目立って、授賞にはならなかった。」
安岡章太郎
男55歳
0  
吉行淳之介
男51歳
5 「一時代前のある意味では懐しい男女関係をしっかりした筆で書きこんである。しかし、この作者の名は私にとっては既成作家である。その業績を顕彰するのなら、他のしかるべき賞がある、とおもう。」
選評出典:『芥川賞全集 第十巻』昭和57年/1982年11月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和50年/1975年9月号)
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