芥川賞のすべて・のようなもの
芥川賞のすべて・のようなもの

第141回

=受賞者=
磯崎憲一郎

=候補者=
戌井昭人
シリン・ネザマフィ
藤野可織
松波太郎
本谷有希子


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Last Update[H21]2009/8/11

シリン・ネザマフィ
Shirin Nezam Mafi
生没年月日【注】 昭和54年/1979年☆月☆日〜
経歴 イラン・テヘラン出身。神戸大学工学部卒、同大学院自然科学研究科修士課程修了。平成11年/1999年に来日し、大学院修了後、システムエンジニアとして働く。
受賞歴 第4回留学生文学賞(平成19年/2007年)「サラム」
第108回文學界新人賞(平成21年/2009年)「白い紙」
備考
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芥川賞 141回候補  一覧へ

しろ かみ
白い 紙」(『文學界』平成21年/2009年6月号)
書誌
>>平成21年/2009年8月・文藝春秋刊『白い紙/サラム』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
山田詠美 8 「未来ある若者が、お国のために戦争に志願せざるを得ない悲劇は、語り継がれるべきでしょうけど、文章がたどたどし過ぎて、既視感ゼロ。故に説得力もゼロ。」
小川洋子 8 「騒々しい候補作が多い中で、『白い紙』に流れる静けさは救いだった。」「紅茶に添えられたナツメヤシの種の描写が忘れられない。」
石原慎太郎 0  
黒井千次 4 「お話の段階にとどまって現代小説にはまだ遠く、」
高樹のぶ子 0  
川上弘美 9 「主人公たちの周囲の人たちにも、ちゃんと影ぼうしがある感じだった。「私」と「ハサン」だけに、その影ぼうしがないようで、それはたぶん「物語」にその二人が奉仕してしまっているからだと思いました。」
宮本輝 9 「仕方のないこととはいえ、やはり小説の文章がぎごちなくて、作品そのものも拙い。」
村上龍 19 「イラン人が日本語で小説を書こうが、ペルシャ語で書こうが、日本人が日本語で書こうが、つまらないものはつまらない。今は外国人が日本語で小説を書くことが珍しいからメディアは話題にするが、今後は当たり前のことになっていって、話題にもならなくなる。だから、外国人が日本語で小説を書くことの意味や意義を加味して選考するべきではない。」
池澤夏樹 6 「技術的に未熟だが、これが日本語で書かれたことには文学とは異なる文化論の観点から意味がある。」
選評出典:『文藝春秋』平成21年/2009年9月号
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