芥川賞のすべて・のようなもの
芥川賞のすべて・のようなもの

第127回

=受賞者=
吉田修一

=候補者=
黒川 創
佐川光晴
法月ゆり
星野智幸
湯本香樹実


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Last Update[H20]2008/6/1

湯本香樹実
Yumoto Kazumi
生没年月日【注】 昭和34年/1959年11月11日〜
経歴 東京都生まれ。東京音楽大学作曲科卒。テレビ・ラジオの脚本家として活動。
受賞歴 第26回日本児童文学者協会新人賞(平成5年/1993年)『夏の庭 The Friends』
第22回児童文芸新人賞(平成5年/1993年)『夏の庭 The Friends』
備考
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芥川賞 127回候補  一覧へ

にしび まち
西日の 町」(『文學界』平成14年/2002年4月号)
書誌
>>平成14年/2002年9月・文藝春秋刊『西日の町』
>>平成17年/2005年10月・文藝春秋/文春文庫『西日の町』
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
高樹のぶ子 6 「人物造形が上手く、情景も迫ってくるが、主人公にとってこの過去がどんな意味を持つのかが見えてこない。」
黒井千次 12 「語り手である孫の目を通して祖父と母親との親子関係を見つめる、という視点に新鮮なものを感じた。」「ただ、大人になった語り手が登場すると違和感があり、なにか白けた気分を覚えるのが残念だった。」
河野多恵子 6 「細部に表現力に富んだ好もしい部分がいくつかあったが、全篇に向けられる視野が平面的に偏していて、主題が生きていない。」
宮本輝 12 「いちおう支持はしても、なにがなんでも受賞作にとまでは推しきれないものがこの作品にはある。少年の「僕」が祖父を透かして「母」を見ているのか、それともその逆なのか。その視点が定まっていないので、「僕」に血肉がかよってこない。」
古井由吉 0  
石原慎太郎 11 「家族の持て余し者の老人の姿を生き生き描き出してはいるが、それを語る孫の視点が虚弱で、例えば母親と祖父との微妙な関わりとの対照に同じ男同士としての、母親のそれとは異質の関わりが有り得ように、それは全く作者の考慮の外のものでしかなさそうだ。」
三浦哲郎 0  
村上龍 0  
池澤夏樹 9 「細部まで丁寧でうまい。安心して読めるという点では今回の候補作の中で最も優れているが、しかし今ひとつ迫るものに欠ける。」
選評出典:『文藝春秋』平成14年/2002年9月号
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