芥川賞のすべて・のようなもの
芥川賞のすべて・のようなもの

第112回

=候補者=
内田春菊
伊達一行
引間 徹
三浦俊彦
中村邦生


候補作家の群像
トップページ
受賞作・候補作一覧
受賞作家の群像
選考委員の群像
選評の概要
マップ

候補作家の一覧へ
前の回へ後の回へ


Last Update[H20]2008/6/1

伊達一行
Date Ikko
生没年月日【注】 昭和25年/1950年12月24日〜
経歴 本名=矢田部実。秋田県横手市出身。青山学院大学文学部神学科卒。
受賞歴 第6回すばる文学賞(昭和57年/1982年)「沙耶のいる透視図」
備考
Google
検索結果
  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


芥川賞 112回候補  一覧へ

ひかり けいしょう
光の 形象」(『文學界』平成6年/1994年11月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
田久保英夫 12 「かつての作家なら、「私小説」にも書きうる素材だが、これはストーリー・テリングで進めて、その面では巧い。しかし、巧みに物語を進めるほど、訴求力を失うのは小説のふしぎだ。」「今日の日本人と、東南アジア人との関わり方を考えさせるのが、大きな手柄だと思う。」
丸谷才一 0  
黒井千次 6 「マレーシア現地の人々の動きは興味深く伝わって来るのに、文章が不自然に大仰な言葉に傾き、結末もそれまでの展開を受け止め切れずに尻すぼまりである。」
日野啓三 11 「われわれのイメージが比較的薄いマレーシアの人間、風土、対日感情などの実感を与えてくれる。」「だが血迷ったような感傷的美文調の文章が随所にあって、鼻白む。何か勘違いをしている。」
大江健三郎 7 「東南アジアでの日本人と現地人との関係について、情報は豊かだし、人物もよく選ばれている。ところが、物語をのべてゆく文章が、タイトルにもあらわだけれど、こなれの悪い美文調なのだ。」
古井由吉 0  
大庭みな子 0  
三浦哲郎 18 「大きな期待をもって読んだ。」「いかにもこの作者らしいスケールの大きさだが、そのせっかくの構想をしばしば冗漫にも退屈にも疎ましくも感じさせているのは、以前にはなかった変に凝った美文調の文章である。」「力まず、気取らずに、自分の言葉で普通に書けばよかったのに。」
河野多恵子 0  
選評出典:『芥川賞全集 第十七巻』平成14年/2002年8月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成7年/1995年3月号)
      - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



芥川賞 116回候補  一覧へ

よる
夜の 落とし 子」
(『文學界』平成8年/1996年7月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
河野多恵子 0  
宮本輝 5 「達者な筆だと思う。しかし、その達者さは、小器用と同質のもので、登場人物に血肉が感じられない。」
丸谷才一 0  
日野啓三 0  
石原慎太郎 4 「最近流行の不法滞在の外国人の風俗の中の群像だが、彼等の哀感がにじみ出して来ないために文学としての文明批判にも成り得ずに風俗小説の域を脱していない。」
古井由吉 0  
黒井千次 0  
池澤夏樹 0  
三浦哲郎 8 「前作の気取りがきれいになくなっているところはよかったが、欲張りは相変わらずで、登場人物が憶え切れぬほど多く、それらが入り乱れ、それにつれて話の筋も錯綜し、わかりにくい作品になっている。作者は物語るのに忙しくて、悲しむべき境遇にある人々の悲しみさえ読む者に伝わってこないのである。」
田久保英夫 0  
選評出典:『芥川賞全集 第十七巻』平成14年/2002年8月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成9年/1997年3月号)
      - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



芥川賞 117回候補  一覧へ

みず
水のみち」(『文學界』平成9年/1997年6月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
丸谷才一 0  
日野啓三 0  
黒井千次 0  
田久保英夫 0  
河野多恵子 0  
宮本輝 5 「氏のこれまでの作品よりも強かった。」「舞台設定となるものの描写はつねに優れているが、その舞台で演じる人間の劇が、いつのまにか類型化して弱まる癖があって、私はいつもそこが物足りない。」
池澤夏樹 5 「どうも余計なものが多くて、姿がすっきりしない。山との対決はいいのだが、作者は主人公の心の中に不用意に出入りしすぎる。」
古井由吉 0  
石原慎太郎 9 「一番面白く読んだが、この主題を描くにこの文体はむしろ古めかしい感じがする。」「前回の候補作といい今回といい、取材をよくしているのは感じられても、その主題と作者の関わりがあまり真摯なものに感じられてこないというのは重要な瑕瑾と思われる。」
選評出典:『芥川賞全集 第十八巻』平成14年/2002年10月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成9年/1997年9月号)
      - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



ページの先頭へ

トップページ受賞作・候補作一覧受賞作家の群像選考委員の群像選評の概要
マップ || 候補作家の一覧へ前の回へ次の回へ