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「実りの秋と今仕込みの方向性」
今年は台風の当たり年のようで、強い台風が次々に上陸し各地に甚大な被害をもたらしております。
現在のところ岩手は大きな被害は在りませんが、今後の台風情報からは目が離せません。・・・なにせこれから収穫の時期を迎えるわけですから。
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| 5月・田植え直後 |
お疲れ様でした |
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| 9月・稲刈り直前 |
一貫造りのきっかけにしようと一昨年から「トヨニシキ」を植えておりましたが、長野で新品種の酒造好適米ができた情報があり、「長野産・美山錦」の入手が将来的に難しくなりそうだったため、今年から「美山錦」に切り替えました。
このままいけば40俵ほどは採れる見込みで、内30俵は55%の純米酒になる予定です。
残りの10俵はどうなるんでしょうか・・・!?
将来的には300〜400俵を自前で調達したいのですが、とりあえず軌道に乗るまでは自家田を中心に基礎を作るつもりです。 |
<14BY・15BYのお酒の状態>
14BYの吟ぎんが・山田錦・雄町・美山錦 各種火入れは、約1年半の熟成でだいぶ味が乗ってきました。まだ熟成酒の入り口といった感じなので、これから秋・冬・来年・再来年?・・・と長く楽しめるでしょう。
15BYの吟ぎんが・山田錦・雄町・美山錦・トヨニシキ 各種生原酒は、一夏越えて更にバランスが良くなりました。中でも今回少々取ってみた「直汲み無濾過生原酒」は春先から結構いいバランスでしたが、輪郭がしっかりした状態のまま面白い熟成を見せています。
火入れ各種に関しては一度味が戻った感じですので、晩秋・冬から来年が楽しみな酒がほとんどです。・・・が、14BY以上に滑らかな酒質のため今でも結構飲めます。 |
<現状と次回の仕込みについて>
12・13BYの頃には、しっかりした仕込みをするほどに飲み頃が先送りになる(若い・硬い・渋い等・・・といった状態が長くなる)という事は感じておりました。
これを打開するため15BYは味乗りの早い「直汲み無濾過生原酒」を春先にぶつけ、その後は生原酒に移行するパターンを取ってみました。同時に13・14BYの熟成酒を春先から出し、生味に偏らないようにしたのです。
今年は「直汲み無濾過生原酒」が必要量無かったことと、14BY火入れの熟成酒が思ったより出来上がらなかったため上手くいかない場合もありましたが、来年は「直汲み無濾過生原酒」の取り置き数を調整して対応したいと思います。14・15BY火入れ酒が良くなってきているので今年よりは上手くいくでしょう。・・・もともと酵母を7号に替えて2造りですから、3年目の今年の秋からやっと同じ酵母のお酒を回せるという事です。
「売りたいところを我慢してクオリティーを高めたところで出し始める」ことが理想ですが、ようやく体制が整ってきたと思っています。
最後になりますが、16BY仕込みは先の長いしっかりした酒(生原酒でも最低1年以上崩れないような酒)を基本に、体に滑らかにストレス無く入るような酒質も目指していきたいと思います。・・・方向性は「味系&癒し系」とでも言っておきましょう。
又、あまり削らない米(山田錦80%精米・雄町70%精米)にも挑戦し、蔵の力の限界を引き上げることも重要と考えております。 |
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