
【脂肪酸】
カルボキシル基 -COOH を持つ化合物をカルボン酸という。
カルボキシル基は酸性の原子団で、次のように電離する。

カルボン酸は形状により鎖式カルボン酸、
芳香族カルボン酸などに分類されるが、
特に鎖式でカルボキシル基が1つのものを脂肪酸という。
乾性油を構成する脂肪酸は、主に5種類。
どの脂肪酸が、どのくらいの割合で含まれているかによって
乾性油の性質が決まる
| 脂肪酸 (炭素数:二重結合数) |
構造式 |
| パルチミン酸 (16:0) |
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| ステアリン酸 (18:0) |
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| オレイン酸 (18:1) |
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| リノール酸 (18:2) |
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| α-リノレン酸 (18:3) |
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| ・上記の脂肪酸の名称は、IUPAC規則で認められている慣用名(trivial name)。 ・上図のように構造は鎖状になっているが、二重結合がある場合は幾何異性体が存在する。 ・二重結合の部分はシス型のため、折れ曲がった構造となる。これにより分子間の距離が広がって引力は弱まり、脂肪酸の融点が低下する。 |
| 【パルチミン酸】 hexadecanoic acid |
| 炭素数16の飽和脂肪酸。特に木ロウ、パーム核油中に多く含まれる。 |
【ステアリン酸】 octadecanoic acid |
| 炭素数18の飽和脂肪酸。 |
【オレイン酸】 (Z)-9-octadecen-1-ol acid |
| 炭素数18、二重結合数1の一価不飽和脂肪酸。Z配置をもち、エライジン酸の幾何異性体。食用油では紅花油、ヒマワリ油、オリーブ油や菜種油などに多く含まれる。リノール酸などに比べはるかに酸化されにくい。 |
【リノール酸】 9,12-octadecadienoic acid |
| 炭素数18、二重結合数2の多価不飽和脂肪酸でn-6系の脂肪酸。4種の幾何異性体があるが、天然品は主にシス,シス体。食用油では大豆油、コーン油、ごま油などの半乾性油に多く含まれる。体内では作れない必須脂肪酸であり、血液中のコレステロールを下げるのが特長。 |
【α-リノレン酸】 9,12,15-octadecatrienoic acid |
| リノレン酸にはα-リノレン酸とγ-リノレン酸があり、乾性油に含まれているのはα-リノレン酸。炭素数18、二重結合数3の多価不飽和脂肪酸でn-3系の脂肪酸。天然品は主に全シス体。食用油にも含まれ、体内でエネルギーになりやすく、必要に応じて体内で同じn-3系の多価不飽和脂肪酸のEPA、DHAに作り変えられる。 |
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《乾性油の脂肪酸組成(%)》
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[参考文献]
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