掃海機材解説




S−7機雷処分具(1型)
大陸棚程度の中深度に敷設された機雷の処分が可能な国産第2世代の機雷処分用の航走体である。
航走体下部に処分爆雷を抱いて、目標上に投下するだけではなく、前部には超音波映像装置や水中TVカメラを装備して目標を映像として確認することができるほか、係維索カッターを持ち係維機雷に対しても対応が可能である。
搭載する爆雷は、写真奥の爆雷の架台から甲板上に設置されたトロリーに乗せてS−7の下部へと移動させることで装着させる。
なお、写真に写っている爆雷は訓練用である。



S−7揚収用クレーン
S−7機雷処分具を運用するときに用いるクレーンである(吊り上げ能力1.8トン)。
これ以前のS−4では駆動用電力と有線操縦用のケーブルも一本のケーブルで行っていたのだが、S−7では動力は航走体内にガスによって蓄圧された油圧によって行っているため、クレーンから繰り出されるケーブルには母艇と航走体とを結ぶ光ファイバーケーブルが通っているだけである。



S−7揚収用クレーン操作用パネル
奥に見える台座上のものはS−7用フック着脱装置で、S−7航走体を揚収するときにクレーンと航走体を接続するものである。



71式音響掃海具の発音体
通称S−2
前部(手前側の円盤部分)からは中周波を、側面(イラストが描いてある円盤部分)からは低周波を発信することによって中周波と低周波の両周波数帯の音響機雷に対する掃海能力を持たせている。



サイズ1掃海フロート
音響掃海具を曳航するときに用いるフロートで、掃海艇で用いられているフロートの中ではもっとも大型である。
なお、磁気掃海用電纜を曳航する場合は、これよりも一回り小さなサイズ4掃海フロートを用いる。



2トン掃海クレーン
S−2音響掃海具などの掃海機材の揚収を行うときに用いるクレーンで、吊り上げ能力は2トンある。
そのクレーンにつながっているゴムボートは水中処分員用のゴムボートであり、全体がゴムでできている。



掃海機材コントロール用パネル
音響掃海用電纜や磁気掃海電纜を始めとした掃海器具をコントロールするためのパネルである。



掃海電纜巻揚機
磁気掃海用電纜と音響掃海用電纜が同軸に巻かれている。手前の方が音響掃海用電纜であり、S−2を接続して音響掃海を行う。
磁気掃海電纜の方は、電纜をフロートを介して曳航し、一般艦艇の磁気を模して磁気感応機雷の掃海を行う。



サイズ4展開器
掃海索や掃海電纜を曳航するときに、前記のケーブルを側方に開くために用いる、いわゆる水中凧である。



掃海標識3型
いわゆるダンブイと呼ばれるもので、掃海前に掃海水域の設定をしたり、掃海完了海面の設標などに用いられ、もっとも多用するブイである。使用時にはブイの上面に信号旗があげられる。
なお、奥に見えるゴムボートは本艇の搭載艇であり、底がFRP製の複合型となっている。


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