掃海艇体験航海記(……たぶん)



5月9日、小野田港(山口県小野田市)において第1掃海隊群第1掃海隊所属の掃海艇「ゆげしま」、「ながしま」(共にうわじま型掃海艇)がやってきて体験航海を行いました。
以下は記憶と写真を頼りに当時のことを構成してみました。


寝過ごさないように徹夜して、朝になって道を間違えながら自転車で走りながらなんとか出港直前に間に合って乗船することに成功(^^;
ゆげしま(MSC-679)
ながしま(MSC-680)

乗船したのは「ながしま」です。
基準排水量490トン、全長57.7m、全幅9.4m、ディーゼル2基1800馬力、2軸、速力14ノットの海上自衛隊としては初の大陸棚程度の中深度の掃海が可能な掃海艇「うわじま」型の9番艇(「ゆげしま」は8番艇)です。

11時に出港し、「ながしま」が先に出て、それに「ゆげしま」が続く単縦陣で(というほどのものでもないですが)小野田港を出ました。
出港してからしばらくは例によって装備の確認と写真撮影、乗員への質問でしたが、質問の方は準備不足で身のある成果はありませんでした(;;
以下、簡単な装備解説です。ただし、掃海器具に関しては別ページで。

20ミリ多銃身機銃
係維索を切断して浮上した係維機雷を銃撃処分するために用いるほか、一般的な対水上戦や対空射撃にも用いられます。
ベルトによる給弾方式を採用しており、発射速度は1分あたり450発で、最大射程4500m。操作は人力で行います。
この時は銃身を回す操作を行うことができました。回転速度は比較的ゆっくり感じましたが、前記の発射速度ではこの程度だろうと言う認識もありました。
この時、海士の人から帽子をかぶせてもらって機銃の操作しているところの写真を撮ってもらいましたが、さすがに非公開です(爆)


後方から撮影したOPS−9対水上レーダー。奥の方にあるのは、おそらくTV(VHF)用のアンテナとBSのパラボラアンテナと推察されます。

掃海艇内の通路
……とはいっても通路といえるのはここしかなかったですが(^^;
奥にあるのが食堂で、さらに奥には浴室とトイレがありました。
食堂では体験航海おなじみのオリジナルグッズやジュースの販売の他、海上自衛隊の活動に関するビデオが上映されていました。
ちなみに、購入したのはTシャツとマグカップでした(^^;
しばらくすると、艦橋内があわただしくなりました。何事か前方を眺めてみると、すぐ先がこの付近で船舶の交通量が多いことで知られる関門海峡があるだけに、そこかしこに貨物船を始めとした船舶がひしめいていました。
レーダーで航路を確認したり。無線で呼びかけたりしながらどうにか回避していました。

行程も半分をすぎ、Uターンしようかというところで、突如後方についていた「ゆげしま」が増速。右舷側からパスしていきました。
その後に手旗信号のデモンストレーションを行いましたが、100〜200m程度しか離れていなかったので艦外に設けられたスピーカーから送った手旗信号の内容が聞こえてきたというしょうもないおちもありましたが。
それも終わり、船の揺れと海風を感じながら外界を眺めていました。
岸壁に近づくと、巧みな操船で490トンの艇をぴたりと横付けし、体験航海は終了しました。


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