身近なバイオエシックス

バイオエシックスは、医療や生命科学に関する倫理的、哲学的、社会的問題や、それに関 連連
する問題をめぐり学際的に研究する学問である。

(1992年10月国際バイオエシックス学会設立記念世界大会総会において定義された)

1963年米国で患者の人権運動が起こり、患者中心の医療ということが盛んに叫ばれ た。この運動を倫理学者、宗教家、法律家などさまざまな分野から応援しようと、専門的に精力的に調査研究され次々と論文が発表され、新しい学問体系ができ あがっていき、1971年この新しい学問に新しく英語でBioethicsという言葉がつくられ命名された。 
日本では、生命倫理学と訳され、1988年11月創立の学会の名称も、日本生命倫理学会という。

Profile

 1987年に中谷瑾子先生(慶応義塾大学名誉教授、2004年6月23日逝去)の下で、かって何らかの形で教えを受けたこと がある女性ばかりで勉強会(中谷先生を囲む勉強会、略称N.K.B.)を組織しました。 私は、その創立メンバーの一人です。
最初は卒業以来縁遠くなっていた刑法を勉強しなおすつもりでしたが、中谷先生ご自身が医事法に関心をもたれて研究されていたこともあり、また全員が40歳 を越えて、老親の世話、家族や自分の病気等々次第にバイオエシックス(生命倫理学)に興味が移っていくことは自然の成り行きであったでしょう。
メンバー夫々が夫々に問題を抱え、生と死、或いは老後と、見過ごされがちなその周辺のさまざまな問題を通してバイオエシックスを身近な問題と捉えることができました。
生の問題、老の問題、いろいろ考えさせられるものが多いのですが、私はとりわけ死の問題、自己決定権がもっと認められてよい筈の脳死臓器移植と尊厳死に深 い関心をもっています。
このホームページでは、バイオエシックスという視点でその時々に関心をもったこと、問題点を幅広く取り上げ、考えていきたいと思います。 (記:たけざき りやこ)