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| 2002年4月より全国公演にて近代能楽集より「葵上」・「卒塔婆小町」が上演されることになりました。そこで、このページではより舞台を楽しく観るために様々な舞台に関わる情報をお届けしていく予定です。 <原作者 三島由紀夫について> (1925〜1970)東京生まれ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編「仮面の告白」を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、1954年「潮騒」(新潮社文学賞)、1956年「金閣寺」(読売文学賞)、1965年「サド侯爵夫人」(芸術祭賞)等。1970年11月25日、「豊饒の海」第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。 <美輪様が「葵上」・「卒塔婆小町」に出演したいきさつ> 三島由紀夫が最初に美輪様に依頼したのは昭和43年、「黒蜥蜴」の初演が終った直後だったそうです。但し、「卒塔婆小町」は99歳の老婆が主人公なので、美輪様は、自分ではまだ若すぎるor適した劇場が見当たらないなどで2度3度と断り続けていたのですが、その後、三島由紀夫の没後に「葵上」だけが追悼公演として上演されたのでした。念願の2本一緒の上演は、1996年のパルコ劇場から行われ、今までにも何度か再演されています。 <登場人物> 「葵上」 六条康子・・・美輪明宏 若林 光・・・宅麻 伸 葵 看護婦 他 「卒塔婆小町」 老婆・・・美輪明宏 詩人・・・宅麻 伸 男 女 男AーC 女AーC 巡査 他 <あらすじ> 「葵上」・「卒塔婆小町」ともに三島由紀夫の戯曲集「近代能楽集」からの抜粋で、室町時代の謡曲(お能)をもとに、シチュエーションを現代風にしたものとなっています。「葵上」は「源氏物語」から光源氏と六条御息所の不倫話、「卒塔婆小町」は小野小町と深草少将の伝説がベースとなっていて、どちらも男女の愛と美の残酷さが描かれています。 「葵上」 深夜の病院が舞台。青年実業家・若林光の妻・葵がノイローゼで精神科に入院していて、彼女は夜な夜な悪い夢を見てうなされています。光が見舞いに来たところに昔の恋人六条康子が現れ、2人の愛を回想します。そして葵の様態が急変すると康子は消え、光が康子に電話すると、いないはずの彼女が電話口に出るのですが・・・。 「卒塔婆小町」 恋人たちがベンチで抱擁している夜の公園。見るも忌まわしき乞食の老後が煙草の吸殻を拾いつつ登場し、一組の恋人たちを追い払い、ベンチを陣取る。そこへ酔っ払いの詩人が現れ、老婆に素性を問い掛けます。99歳の老婆は「むかし小町と呼ばれた女さ」、「私を美しいと言った男はみんな死んじまった。私を美しいという男は、みんなきっと死ぬんだ。」と答えます。そして詩人が老婆に80年前の話をしてくれと頼み、聞いているうちに次第に不思議な気持ちになっていき、言ってはならない言葉を口に出しそうになるが・・・。 <「葵上」・「卒塔婆小町」の原作が収録されている本> 「近代能楽集」 三島由紀夫 新潮文庫 ¥400 他 <「葵上」・「卒塔婆小町」を観る際の心得> ・必ず上演前には携帯電話の電源を切っておくようにしましょう。 美輪様は舞台にはとても真剣で情熱をかけているため、とても音には敏感です。美輪様曰く「携帯電話を鳴らした場合は死刑」だそうです(笑)。 ・咳などもなるべく控えるようにしましょう。 咳が止まらないようなコンディションの場合、周囲のことを考えて観劇を控えることもエチケットのうちです。 ・物を食べながら観るのも言語道断です。 もしも外国だったらつまみ出されてしまいます。 (以上は美輪様の著書「天声美語」より一部抜粋したものです) *このページは舞台が上演されるまでの間随時更新していく予定ですので、他にも最新情報を入手した方は是非管理人までお知らせください。 美輪明宏のインデックスへ戻る/「交遊関係リンク集」へ進む |