週刊四方山話


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第11夜 印刷結果をファイルに出力する(その2)


 あまりにも更新頻度が低いので(笑)、ちょっと攻め方を変えてみることにしました。

 ここでは、「すでに200万人が知っていることなんだけど、まだ知らない人が2000万人くらいはいるかもしれない」といったことを書いて、せめて20人くらいの人に知ってもらおうと思ってます。



 さて、前回の続きということで、今回は作成したPostScriptファイルをPDF形式に変換してみます。

 と、その前に、カラー出力できるPostScriptプリンタのドライバを紹介しておきましょう。Windows98SEならば、Canon LBP-2030PS v2013.114というドライバがありますので、これを追加してください。他のWindowsの場合、キヤノンであればLBP-20で始まる機種でPSと付いていれば、おそらくカラー対応のPostScriptプリンタだと思われます。

 次に、PostScriptファイルからPDFを作成するためのツールを用意します。今回は、AFPL版GhostScriptversion 6.50を使用します。このAFPL版GhostScriptは、Aladdin Enterprisesが開発したフリーのディストリビューションです。

 Windows用のバイナリは、会津大学anonymous FTPサイトにアクセスし、/pub/tex/CTAN/support/ghostscript/aladdin/gs650/gs650w32.exeをダウンロードしてください。これが、英語版のバイナリです。
 これを日本語化するためには、同じサイトの/pub/tex/ptex-win32/WEB2C7.3/gs650-j-wapi.zipまたは/pub/tex/ptex-win32/WEB2C7.3/gs650-j-vlib.zipを使用します。

 gs650w32.exeをインストールした後、gs650-j-wapi.zipまたはgs650-j-vlib.zipを使用して日本語化します。インストール方法の詳細は、こちらなど参考になると思います。ここで紹介されているのはversion 5.50ですが、とくに違いはありません。

 gs650-j-wapi.zipを使用する場合は、インストールしたあと、Autoexec.batにこのような2行を追加して再起動します。
PATH=C:\Programs\gs\gs6.50\bin;%PATH%
SET GS_LIB=C:/Programs/gs/gs6.50/lib;C:/Programs/gs/gs6.50/kanji;C:/Programs/gs/fonts
 私は、C:\Programsの下にインストールしたので上記のような設定になりますが、この部分は使用している環境に合わせてください。



 無事にインストールできたら、まずはGhostScriptを使ってみましょう。

 ショートカットからGhostScriptを起動すると、このようなウインドウが表示されます。これが、GhostScriptをコマンドラインで制御するためのコンソールです。

GhostScript

 では、前回作成したPostScriptファイルを、このウインドウにドラッグ&ドロップしてみましょう。ただし、日本語を使用したフォルダからドラッグ&ドロップすると上手く読み込めない場合があるので、そのときは、C:\tempなどといったシンプルなフォルダから試してみてください。

 上手く読み込めれば、PostScriptファイルのイメージがウインドウに表示されます。

GhostScript


GhostScript Image

 ここでEnterキーを押下すれば、イメージ表示が終了します。PostScriptファイルが複数ページを持っていれば、次ページに進みます。基本的な使い方は、たったこれだけです。アプリケーションを終了するときは、GhostScriptのコマンドラインからquitと入力します。



 さて、GUIの使い方はこれくらいにしておいて、今度は本題のPDFファイル作成に入りたいと思います。

 PDFの作成には、GUIではなくコマンドラインを使用します。ここでは、C:\tmpフォルダにPDF化したいPostScriptファイルが保存されていることを前提に話を進めます。

 日本語化を行うと、GhostScriptbinフォルダに、ps2pdf.batというコマンドが提供されていることがわかります。これが、PostScriptファイルをPDFに変換するためのツールです。

 使用方法は、極めて簡単です。下のように、変換したいPostScriptファイル名と変換後のPDF名を指定してやるだけでOKです。

 もしここで、「環境変数の領域が不足しています」といったエラーメッセージが表示される場合は、MS-DOSプロンプトのプロパティで、[メモリ][環境変数の初期サイズ]自動から4096に変更してください。

PS2PDF

 では、出来上がったPDFをAcrobat Readerで表示してみます。

Acrobat Reader

 じつに簡単です。

 GhostScriptはやや不安定で使い勝手も決して良くありませんし、動作が重く古いマシンでは少しキツいかもしれません。しかし、個人使用の範囲内で、ページ数の少ないデータをPDF化する程度であれば、充分に使えるのではないかと思います。


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