中小企業診断士試験学習の参考
平成13年から試験制度が大幅に変わります。
(このページは旧制度での試験に対応したものですので、あらかじめご了承下さい。)
中小企業診断士の資格を取ろうと考えてはいるものの、「何から始めれば良いのか分からない」、また、
「ある程度の学習は進んだのだが、今の学習法でよいのかどうか・・・」という方のために、
私の合格体験を踏まえたQ&A風のページを作ってみました。
私は商業部門受験生だったのですが、学習法を中心に記述しておりますので、他部門の受験生の方にもお役立て頂ければ幸いです。
20,000字近く(A4で15枚程度)ありますので、ファイルを保存してからゆっくりご覧下さい。
(4.商業部門受験の友・日経流通新聞のファイリング法の中に、gif画像が1点ありますが、その他はhtmlファイルだけでも充分ご理解頂けます。)
*内容は主にニフティサーブの資格試験フォーラムの
2番会議室での発言に加筆訂正したものです。
あわててUPしたものですから、表現の不適切な箇所、誤字脱字も多いと思いますがご容赦下さい。
・私の学習法 ・学習費用は? ・独学のメリット、デメリット ・繰り返す行動
・通信教育を申し込み、テキストを手に入れる ・「中小企業白書(最新年度版)」と経営学の基本書 を読み出す
・模試の結果はどうでしたか? ・今年は”だめもと”という人へ ・・・受験料を取り返そう?
・休憩時間は自分の周りの人を見渡し、観察してみる ・合格者は外見では分からない
・答案用紙を観察する ・食事の時間は ・その他の観察(研究)対象
・序盤戦−中対のとっかかりをどうするか? ・いざゴールへ!−後半戦をどう攻めるか?
・2次試験の答案用紙に罫線を引く? ・答案は箇条書きにするか文章表現にするか?
ご意見、ご感想などをお寄せ下さい(質問コーナーのご案内と簡単メール)
宮本博文のホームページに戻る このページのTOPに戻る
私は経済的、時間的な理由から、1次、2次試験とも通学はしませんでした。(各2回受験。平成6年商業部門登録です)
きっと、お金と時間があれば、違った手段をとっていたと思いますが、私の体験が通信教育受講生、独学受験生の方々に少しでもお役に立てればとの思いで記述いたしました。
私は30歳の勉強開始(平成3年4月)から平成5年の2次合格まで2年半かかりました。受験経験は1次2回(合格までの学習約700時間)、2次2回(同約500時間)です。
ちなみに経営学部出身ですが、いわゆる1流大学ではありません。学力は普通だと思います。 (^0^)
学習方法としては、いわば、”広義の独学”です。 (勉強会や通学講座には不参加。通信教育での添削を一部利用ししたが修了はしていません。診断士の先生や学習仲間から教わったことはなく、1次は模試、2次は答案練習会を利用しました。
完全な独学(テキストから自分で揃える、また、一切の受験機関を利用しない、いわば”狭義の独学”)ではありません。
私はNIFTY−SERVEの資格試験フォーラム (FLIC)というフォーラムで、”どくがく”とのハンドルネームを使用して いますが、その意味ではハンドル名に偽りあり!?かもしれません。m(_ _;)m
テキストを一から選んで揃えるというのは相当の精神的・時間的負担を伴います。
これだけあれば合格できるといった風の市販の教材は網羅性、信頼性が不安ですし、それらの教材を使う程度の学習は実際の受験生の数倍もの人がチャレンジしているはずです。
やはり全科目ではないにしろ専門書と体系的な学習が必要です。有効な教材費の使い方だけを考えても、通信教育は極めて効果的です。
一次模試の採点後、受験機関でアドバイスを受けた際に、「合格圏内です。どの先生の講座ですか?」と聞かれ、通信教育だと告げたところ、「独学ですか!。通信だけで合格するのは1000人に1人ですよ。!!」 と言われ、初めて自分は独学受験生なのだということを自覚した次第です。
このように、受験機関では通学生以外は独学との位置づけのようです。”1/1000”の意味するところは、通信教育は始めたものの、受験に至らずドロップアウトする人が相当数居るということでしょう。
私の友人にも通信講座を始めたものの、受験をしていない人が4〜5人います。
だいたい「今年はだめだ、来年かな」といって毎年受けない人、「テキストが理解できない」と、学習をやめてしう人、とのパターン のようです。
学習費用を低く押さえたい、通学したいが学校が近くにない、でも絶対合格したいという方は通信教育とFLICで広義の独学合格者を目指されてはいかがでしょうか。
いや、独学か否かなどにこだわらず、みなさんならではの合格体験を築かれることを目指されるのが宜しいのではないでしょうか。
合格までの費用は2次合格まで最低でも10万円はかかると思います。(独学の場合でも、受験料、月刊企業診断、経済新聞、流通 新聞=商業の場合、等の購読、図書館利用のための交通費、コピー、その他、いろいろ諸経費がかかりますから。
ちなみに私の場合は約25万円ですが、これでも少ない方です。
このほか3次試験でも15万円〜20万円程度必要になります。
独学で良かったことは、他の受験生の学習レベルに引 きずられたり、信憑性が有るか無いかが分からない受験生間の情報に惑わされなかったことです。
反面、傾向と対策に費やす時間と労力は相当あったと思います。しかし、考えようによっては自分の答案の独自性(他答案との差別化)が発揮でき、また、自分を信じ抜く力を養えたとも言えます。
出題者の心をどう推理し読みとるかは大変重要で核心的な受験技術ですが、ある程度学習が進むと見えてくるものです。(受験機関のレジュメは欲しかったですが・・・)
独善に陥らないための検証方法(模試等)を十分に活用することと、2年程度の学習期間(1000〜1500時間の学習)を覚悟できればフルタイム通勤者でも独学は可能です。
しかし、孤独です。私には仕事上の失敗の悔しさと妊娠中の家内の励ましがバネでした。
上記の体験はかなり特殊な部類だと思います。
私は必ずしも独学(広義、狭義とも)を薦めるわけで はありません。
通学時間と費用が工面できれば迷わず通学にするのが 近道でしょう。
ともかく一日も早く自分に合った合格法を築いて地道に進んで下さい。
あまりに有名な先達の言葉にはこうあります。
「人格とは行動の繰り返し行った行動を足した物である。
であるから、他人よりも優れた能力とは単発的なものにではな く、習慣の中にある」
−−−アリストテレス
毎日1時間でも、時には30分でも、継続しか成功を勝ち取る手だては無いというのが多くの合格者からのメッセージです。
頑張って下さい。
早い時期に学習のスタートを切ることは大変に良いことです。
現在の仕事に疑問を感じたり、何かを始めたい!と感 じている今がおそらくそのチャンスでしょう。
生涯の人生設計の上で、「診断士を絶対にとる」決意 があるのであればとにかく始めましょう。
具体的にはこんな始め方があります。
大都市近郊にお住まいの方なら、受験機関に直接行って、自分に合いそうなテキストや受験情報誌を実際に手にすると良いです。そして、そのボリュームを実感しましょう。私は日本マンパワーでした。
(地方でも大規模書店では通信教育テキストだけを販売しているところがあると思います。)
2−2.「中小企業白書(最新年度版)」と経営学の基本書
を読み出す。
両書は受験のバイブルと言われます。通常1次試験は、前年度版白書から出題されることが多いようです。(2次試験は当年度版からの出題もあります。)
大切なのは白書の記述になれるこです。
また、基本書はある程度専門性の高い書物を手にして みて、理解できるかどうかによって独学合格のための学力の有無の判断に役立つと思います。(私は山城章「経営学原理」白桃書房を数ヶ月かかって精読しました)。
学習科目の多くは”○○管理”です。”管理とは何か ”との十分な理解は診断士としての基本の醸成に不可欠だと私は思います。
TBS系列で日曜朝7時から15分間、「ビジネスズームアップ」という番組がありますので、ビデオのタイマーで毎週録画しておくと良いでしょう。(後々の2次試験対策で力を発揮します)
合格体験を収めた著書は多く出ていますのが、1、2 冊程度を研究してみましょう。学習方法の確立のためには大変参考になります。
ただ、特定の受験機関の宣伝になっている書物もあり ますので、冷静に読む目が必要です。
私のサブノートですが、受験要領に掲載されている試験内容(試験範囲)をもとに3、4日(10時間ぐらい)かけて、タイトルだけ左上に記入したルーズリーフを項目毎に1枚づつ、まとめて最初に作成しました。
さらにタイトルの上に、例えば経営基本管理は1、労務管理は2、財務管理は3、とコードを決め、さらに試験範囲にもコードを順にふりました。
(範囲によってはさらに枝番1−1などとなったりします。)
ざっと以下の様な体裁です。
|
財 3−1−1 ○ 財務管理の目的と課題 ○ 財務管理と企業会計 ○ ↑(タイトルだけのルーズリーフを最初に作成する。その後学習をすすめながら、できるだけチャート風、あるいは箇条書きにノートをまとめると良い) ○ ○ ○ ←26穴 B5のルーズリーフです。(システム手帳では小さすぎると思います。) |
その後、日本マンパワーの通信教育テキストの目次とにらめっこし、目次に範囲コードを記入して、どの項目がテキストのどこにでているかを分かるようにしておきました。そしてテキストの精読・理解を終えた後、対応する項目をルーズリーフに埋めました。
すなわち、「はじめに空欄だけのサブノートありき」とし、「これを埋めないと合格しないぞ!!」と、暗示をかけたわけです。
(家内はよく、 「あなたはいつもカタチから入るわネ」と言います。自分では情熱から始めていると思っているのですが。) (^^;
項目によっては半ページも埋まらないものから、10枚近くになるものもありました。(全8科目で厚みが7センチぐらいとなり、うち1/3近くは苦手科目の財務管理のものでした。)
2ページ以上になった場合は範囲コードの横にさらにページ番号を付けました。
国家試験ですから受験要領以外の範囲は出題できないはずです。
こうして試験範囲の網羅性を高めることはできました が、テキストには試験範囲が出ていないところもありました。
その多くは「重要性の薄い項目だな」と判断し、結局、 タイトルだけのページも数パーセントできましたが、テキスト以外を参照して極力最小限度のキーワードだけでも記入するようにしました。
サブノート作成に時間がかかり過ぎ、みなさんお作りになる「科目別1枚チャート」は作成出来ませんでしたが悔いは残りませんで した。
日経流通は2次学習の参考になると思い、ずっとストックしました。
(本当のところは毎回読むということが出来なくて結果としてこうなってしまったのですが) (^^;
3カ月分ほどたまったところで最初の切り抜きを始めようしたのですが、そこで気づいたことは、「最も参考になる記事である業界 別のボックス記事(小売、卸、サービスなど)は、たいてい紙面の右上か左上に構成されている」ということです。
試しに流通新聞を開かずに、そのまま大体A4サイズのところでズバッとカッターを入れましたら、なんとほとんどの記事が整理するにちょうどいい体裁になりました。

「こりゃええわ」 と、たまったものを同じサイズのところで全部切り落とし、不要なページを取り除いた上で、記事の項目(小売り、卸、サービス・・・)別に並べ替え、とりあえずストックしておき、2次試験の学習期に項目毎に集中して読破するようにしました。
業界毎の重要テーマが頭の中でどんどん整理されていく感じでした。
どなたにもおすすめできるという方法でないかもしれ ませんが、単純作業の繰り返しですので、「今日はインプットもアウトプットも したくない」という日の息抜きにもなるかと思います。
実施機関にもよりますが、400点以上の方は合格レベルと考えられているようです。
本試験ではとにかく頭脳をフル回転させて全問回答を!
そして、模試40点以下の科目は重点的に学習すると良いと思います1週間ぶっ続けで弱点科目を勉強する等)。
さらに、模試の答案については受験機関に申し出るなどして、アドバイスを受けられればよりベターでしょう。
300点台の人も弱点克服で一気に加点が可能です。あきらめないで下さい。
5−2.今年は”だめもと”という人へ
・・・受験料を取り返そう?
私も最初の1次受験は学習開始4ヶ月後だったため、 ”だめもと”で受験しました。受験料を取り返すことはできませんが、その分の体験を積むことは可能です。なにより試験会場の雰囲気を知ることは翌年合格のために大変有効です。以下は模擬試験の結果や学習の進展具合がいまいちで ”今年はだめかな”と考えているひとへのアドバイスです。
[休憩時間は自分の周りの人を見渡し、観察してみる?]
1、サブノート、自作チャートを見直している人・・・以外に少ない
2、受験機関のレジュメを見ている人・・・結構多い
3、テキストを見ている人・・・結構多い
4、受験仲間と話している人・・・少々
サブノート、自作チャートを見ている人の合格率がやはり高いと思います。
上記3、4、の人はもはやライバルではありません。
この試験の実質的な倍率が実感できるでしょう。
だめもとでもできることがたくさんありますので、続いて以下でもご紹介しましょう。
これはあまりいい趣味には聞こえませんが、観察していただきたいのは受験生の当日の服装などです。
皆さん実にラフな格好で受験されています。
「スーツ姿の人が格好よくて頭が良さそう」とは言えないのが試験当日なのです。
「この人合格しそうだな」と思う人の受験番号を控えておいて、後日合格発表を見てみると、意外な結果に驚くことでしょう。まずほとんど当たりません。(こんなことは実際にはやらないでくださいね)
紙質、質問用紙・答案用紙の大きさと取り扱い方法、 回答欄のマス目の大きさ等を実感しておきましょう。
いろんな食事方法をとる人がいます。
愛妻(夫?)弁当持参の人、コンビニ弁当の人、おにぎりの人、水筒の人、缶入り飲料の人、会場入り口で臨時販売している弁当を買う人、昼になってからコンビニに行く人・・・
食事をしながらサブノート、チャートを見ることを考えると、水筒(ぬるめの麦茶など)、おにぎり、菓子パン持参がベスト。(サンドイッチは傷みやすいので不可)。当日疲れてきたた頭の栄養補給のためにも炭水化物がいいそうです。
また、おしぼりを持っていけば手を洗う時間も短縮できます。
当日の屋外の暑さと試験会場の冷房対策、服装、持参品、前日夜からのタイムスケジュール、小用のタイミング、2日間の体力の消耗加減、受験生のモラル、答案用紙配布の手順等の試験実施手順、当日までのコンディション作り・・・
上記はある程度は模試で体験できますが、たとえ”だめもと受験”でも、かけがえのないノウハウ獲得チャンスであることをお忘れなく。
いつか合格する意志があるのなら、全科目絶対受験しましょう。
キーボードのおもむくままに、2次試験「中小企業対策」の学習の参考になればと記述いたします。以下の内容は、自分で対策を講じようとする方のためには少しは参考になると思いますが、ストレート合格者を多数輩出している信頼のおける受験指導機関に通っている方は、その指導を信じることの方が早道だと思います。
さらに、私は2次受験2回目での(平成5年)合格ですので、ストレート合格を目指す方からすれば悠長な内容かも知れませんので悪しからずご了承下さい。
一次で満足な結果を期待できない場合でも、2次の学習法を研究することができます。「どうせだめだから」という思いがあると、どうしてもせっかくの時間を無駄に過ごしがちですから、合格者の多くが語るように、2次試験対策は1次試験終了後速やかにはじめるべきです。
例えば、通産省・中小企業庁・商工関係の行政サービス機関(商工会議所、商工会、市役所の商工課、商工中金、サービスセンター等で中小企業施策関連のパンフレットをもらうとか、200字自作答案を作成してみるとか、TBS系列日曜朝7時のビジネスズームアップを録画するとか・・・ (上記番組は一部地域では放映時間が違いますので、中小企業庁のホームページ等でご確認下さい。)
以下に2次試験対策で多くの方が悩まれる「中小企業対策」の攻略方をご紹介します。
中小企業対策の最初のとっかかりとしては、
1、施策の全体像をとらえることと、
2、200字対策を始めることが有効だと思います。
1、「施策の全体像をとらえる」ための具体的な学習方法としては、
ア、通勤時間等は施策の全体像の把握につとめる。
私の場合、施策の全体像は日本マンパワーの通信教育テキストを読み始めました。
当時、テキストの出版日付が最新ではなかったので非常に心配だったのですが、中小企業基本法に始まる数々の施策を、時系列で施策の背景と主旨が理解できたので、体系的な全体像の把握には良かったと思います。
因みに通勤時間は後半戦(9月の中旬以降)では、暗記に向けると良いでしょう(後半戦の暗記方法は後述)。
イ、テレビ番組、行政サービス等を利用する。
学習当初、施策はなかなか頭にスッと入ってきません。
リラックスした、フラットな頭で施策をとらえるのが有効なのですが、そのためには、TBS日曜朝7時の「ビジネスズームアップ」 のワンポイント情報を見るとか、通産省・中小企業庁の出先機関で中小企業者向けの中 小企業施策のパンフレット(B5を二つ折りにした程度のペラの印刷物から十数頁程度のものまで数種類あるはずです)をもらうとよいです。
行政関係のパンフレットについては、都道府県の商工関係の部署に電話で「都道府県並びに国が行っている中小企業向け融資等のパ ンフレットがほしい。どこで手にはいるか?」などと問い合わせるのがいいと思います。
その他、パンフレットがもらえそうなのは、都道府県の広報関係セクション、商工中金本支店、国民金融公庫本支店、中小企業事業団の出先機関、商工会議所・商工会等ですが、電話帳等を使ってリサーチしましょ う。
(ただし、都道府県・市町村等が独自に行っている施策は試験範囲外です。)
2、「200字対策を始める」ための学習方法としては、
机に向かえるときは200字対策用ののチャートを作成するのがよいと思います。
最近2カ年分の「中小企業白書」の後ろ半分(平成○年度 において講じようとする中小企業施策)、
中小企業施策総覧<本編>並びに<資料編>」、
「中小企業施策の手引き(同友館)」、
「中小企業の法律施策用語小辞典(同友館)」、
月刊「企業診断」の8月、9月の「新・重要施策ポイント解説」、
「中小企業対策の完全攻略−図表による中小企業診断士2次試験対策(法学書院)」、
「中小企業診断士合格の鉄則50(同)」
などをにらめっこしながら キーワードを整理した「オリジナル200字用チャート」を作成します。
後の暗記のためには、200字チャートは自作が望ましいと思います。他人のをそのままコピーするのも良いかも知れません が、内容が理解できているか、また、頭に本当に入っていくかが心配です。
600字テーマの予測は施策の学習が相当進むとかなりの感が働くようになります。
また、解答に際しては中小企業施策の全体像の 中での思索が不可欠なこともあり、さらに、200字学習の応用で解答能力も育成できま すので、前半は200字対策と割り切るのも手だとおもいます。
200字チャートの作り方が分からない場合は、上記 「中小企業対策の完全攻略」が参考になります。
私はB6サイズのTHINKCARD(5×5mm方眼入り)の表に施策名と参考図書の記載頁を記入し、裏面に施策のチャートを記入したものを作成しました。
106枚を完成させたところで不運にも紛失してしまい、相当ショックを受けましたが、約1週間後、友人が発見してくれたため、命拾いしました。その経験をふまえて全ページをサブシステムとしてコピーを取りました。
さらに、サブ用としてだけではもったいなく思い、暗記用のペン(赤のマーカーをした部分に緑の透明セルを重ねてマーカー部分を隠すもの。中・高生愛用)でキーワードを塗りつぶし、暗記に役立てました。
因みに、チャート自作の課程で診断協会編か中小企業庁編の最新の印刷物にミスタイプを発見出来るようになれば2重の喜びです。
なぜかというと、ミスを発見できるほどに学習が進んでいることの証であるから、そして、出題者にとってはその部分を試験に出題することが困難になるでしょうから、”ヤマ”から除外できるからです。
ただ、「等」の字の有無等はミスタイプではなく、別の施策名だったりもしますから最新の注意が必要です。
*注 上記参考図書等は最新版においては書名が変更に なっている場合があります。
後半戦の要諦は、
1、最重要施策の暗記と
2、解答パターンの習熟だとおもいます。
1、施策の暗記方法
9月中旬までに200字のチャートを100枚を目標に作成し終えた段階で、20〜30題程度を最重点施策として絞り込みます。
施策の学習が進むと、200字チャートの中のキーワードの数や重要性など、また、近年の出題傾向、受験期間の情報等から、最重点施策の的確な絞り込みが可能になります。
私は24題に絞り込み、結果2題が予想的中でした。
さらに、600字についても絞り込んだ24題の中からの応用で解答できました。
最重点施策は、持ち歩き可能な完璧な200字答案を作成して暗記にはいります。200字答案の作成方法は、まず、ワープロで196字から200字に収まる答案を完成させ、次に本試験解答用紙のマス目に準じたものをコピーしておき、これに手書きして作成します。
横長の短冊のようになるので、リングで止めて持ち歩くと良いでしょう。
さらに、テープレコーダーを併用します。テープに自分の声で200字自作答案を録音するのですが、その際のコツは、まず、施策 名を録音し、一呼吸置いてから自作答案を録音します。こうして同じ施策を3回繰り返して録音することが暗記の決め手です。
同じ施策を3回繰り返して、2呼吸置いた後、次の施策名、自作答案と続けます。
最重要施策名1、一呼吸、自作答案1、
最重要施策名1、一呼吸、自作答案1、
最重要施策名1、一呼吸、自作答案1、
二呼吸
最重要施策名2、一呼吸、自作答案2、
最重要施策名2、一呼吸、自作答案2、
最重要施策名2、一呼吸、自作答案2、
以下20〜30題へと、続けます。
3回繰り返す理由は、施策名がテープで突然流れてきて、立て続けに自作答案が一回流れるだけでは、思い出す前にその次の施策が聞こえてくるということになり、何がなんだか分からなくなるからです。
オートリピートを利用する手もありますが、スイッチの操作の煩雑さを考えると、あらかじめ3回録音しておく方が有効だとおもいます。
(3回音読するのも暗記に役立ちますから (^^) )
すなわち、
1度目の再生で施策を思い出す。
2度目の再生では再生の声に先んじて暗唱する。
3度目の再生では先の暗唱の間違いを正し、正解を確認する。
次の施策を再生する・・・
という流れです。
この方法は後に、NIFTYの資格試験フォーラム(FLIC)で、フォーラムメンバーの”ぼん”さんという方から、「必勝、カセットテープ3回録音の術」との命名をいただきました。
最近ではMD(ミニディスク)プレイヤーというハイテク機器も安価に手に入るようになりましたので、利用するのも手でしょう。カ セットテープと違って聞きたいところを一発で再生できます。
こうして、20〜30題は完璧な答案を作成できるようにし、さらに70〜80題は最低限のキーワードを思い出せるようにしておきます。
2、解答パターンの習熟
600字のテーマ予測はおそらく受験機関の指導を信じるか、自分を信じるかのどちらかしか道はありませんが、いずれにせよ、何をどう問われても解答できる訓練をしなければなりません。
200字のチャートをもとに前半300字、後半300字とか、前半250字、後半350字等のパターンで記述できるように、また、インパクトのある段落タイトルの付け方等と併せて研究しておくと良いと思います。
私の場合、最初の2次受験では「ストレート合格の栄光に浴することのできるのは全受験者の4%以下」という現実を前にしてついい手をゆるめがちになり、中対の参考図書の中から勝手な判断で30題の200字を抽出 し、丸暗記に走りましたが、自分のものになっていないものを暗記出来るわけもなく、結果は惨敗でした。
2次に合格した年は仕事が猛烈に忙しかったため、本格的な中対の学習開始は8月に入ってからとなったのですが、前年の反省から独自の学習方法を考案し、短期決戦を征することが出来ました。
受験機関のレジュメや書物に掲載されている答案の丸暗記による答案(ステレオタイプ)に対して、採点官が高得点をくれるかどうかに私は疑問をもっています。
結局自分の道を信じて(あるいは受験機関の答案ではなく指導を信じて)突き進むことがこの時期最も重要だと思います。
ただ、「それ以上のことを今の段階で望むよりは、そこそこでも合格圏に」という考え方なら、ステレオタイプというのは合理的かもしれません。
ついでですが、こうしたステレオタイプ答案での対策をした場合は受験申し込みが早い方が有利かもしれません。(これは曖昧モー ド&勝手な想像ですが)
私は独自答案で試験に臨んだ訳ですが、いずれにせよ受験番号は若い方が有利 と考え、申し込み開始直後に協会に行って3番をゲットしました。
採点官が受験番号の若い順に採点するかどうかも不明ですからなんとも言えませんが、もし私が採点官なら、後の答案の整理の都合、若い番号=熱心な受験生との判断、さらに採点に気合いが入るとの理由から、結果的に若い番号の合格率が高くなって当たり前だと考えると思います。(超勝手な想像です)(^^;
大学時代の話ですが、ノートのコピーをとらせてあげ た方がC評価となり、コピーをとらせてもらった方がAランク、という悲劇を私の家内が味わっています。
家内は旧姓の頭文字が「ほ」で、Aランクをとったのは「い」 とか「う」の人です。 (大学では50音順の学籍番号でした。)教授の人格のせいにもできません。
試験て無情やねえ...(本音の関西弁モード)
ほったら、なんしか、みんながんばってやー!
標準語訳(それでは、ともかく、みなさん頑張って下 さい)
2次試験の答案用紙は大きなマスがポーンとあって、 どのくらいの大きさの文字を書けばよいのか、はたまた図を書くべきなのかと迷ってしまいます。
文字で表現するときの手法として、その大きなマスに罫線を引くというのがあります。
この、罫線を引くことに関しては賛否両論があります。
それぞれの主張はこうです。
賛成派(私の私見でもありますが・・・)
・答案が見やすくなることにより、採点官の印象をよくすることができる。
・いきなり解答を始めるよりも、全体の構成を意識しての答案作成が必要となる分、答案の完成度が高くなる。
・答案を記入する前の精神安定に良い。
反対派
・罫線を入れる時間がもったいない。解答時間は目一杯使うべきである。
・誤字脱字等の修正が大変になる。
私は字が汚く、罫線が無いと無茶苦茶なレイアウトになってしまう方なので、罫線記入派となりました。
ちなみに反対派の主張の弱点克服法として、三角定規 (最長辺が20センチ程度のセットを組み合わせ、垂直に定規を動かして一気に書き込む)と、字消し板(製図用具の薄いステンレス板)を使用して対処しました。(細かい字の修正が可能となります。誤字の修正や2字抹消3字追加といっ た場合に威力を発揮します。)
また、罫線は見えるか見えないかぐらいの薄さで線の上に字を乗せて書く(上部を少々あけ気味にする)と良い思います。(簿記数字のように)
一言でいえば、「ケース・バイ・ケース」だと思います。
これは採点官を説得するための技術・表現の問題です。
自らの主張を訴えるための表現として自身で選択すると良いでしょう。
しかし、分かり切った人を説得するのに箇条書きは非常に有効な手段です。
適切なキーワードが下手な文章に散り散りで入っているよりはずっと良い場合がありますでしょうし、さらに、回答欄を有効に使用 して少しでも多くのキーワードを盛り込むためにも良いのではないでしょうか。
ちなみに、箇条書きを選んだとしても箇条書き毎に改行するかしないか、中黒(・←ナカグロ)にするか数字にするかアルファベットにするか、といった判断も必要ですし、要はこれまでの自身の受験対策経験、業務経験(あなたも仕事で報告書をお書きになっているでしょう?)を駆使して自分に自身がもてるスタイルを選択なさるのが良いとおもいます。
どうせなら少し休んでから3次実習の心構えをしましょう。
(テキスト、専門書、サブノートの読み返しなど)
3次試験(実習)も大変なんですから。
みなさんも、"来年の4月の登録が楽しみ"とのイメージをわかせて頑張って下さい。
やはり、いいイメージを持ち続けることが一番!
夜明けの来ない夜はありません。闇は暁を求め、そして、冬は必ず春になります。
さあ、出発しましょう。
「さあ、出発だ。いかなる困難をも克服しようではないか!
君は自ずから決めたゴールを取り消すことができるとでも言うのか?」
アーネスト・ホイットマン (趣意)
絶対の合格を信じきろうではありませんか!
長文におつきあい頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
copyright 1998-2000 by Hirofumi Miyamoto
ご意見、ご感想などをお寄せ下さい(質問コーナーのご案内と簡単メール)
皆様のご意見、ご質問等をお待ちしています。
下記のフォームをご利用下さい。
このページは以上です。