とれいんぐ道中膝栗毛
by muraco
第35話:ファイナルへ向けてNEW

トレイング2000にチャレンジして早一年。たっぷり満喫したつもりの東日本鉄道の旅。着々とポイントもゲット!と思いきや、やっとこ折返し地点。残りは5000ポイント。いやはや日本を侮ってはいけません。結構広いですよねー。ここまできたら、是が非でも全線区踏破しましょう。さあ、記念すべきファイナルへの第1歩は、GoGo3Days切符で秋田から奥羽本線へ!(ここで解説。 GoGo3Days切符は指定期間の金土日3日間、JR東日本全線普通車指定席乗り放題、おとな\24000です。(2000年8月現在))

我々は朝一番の秋田新幹線こまちで秋田へ。いなほ1号12:44発まで1時間あるのは、まさしく計画的犯行!食料を求めてさっそく街へ。あっという間に稲庭うどんで満たされた2人は、弘前城入城を目指して特急列車で鋭気を養うのでした。(2000.7.28の旅)


第36話:ちょっと寄り道NEW

秋田を発ってどれくらい眠っていたのだろう。全くもって"食っちゃ寝る"だなあ。あれ?隣をいくのは東急電鉄?などとmuraoは寝ぼけていたがあれは弘南鉄道とのこと。そう、目覚めたのは大鰐温泉です。温泉本能の成せる技か、香りに反応してしまったわ。あっという間の弘前着14:45。そしてリゾートしらかみ号は弘前発16:07。微妙な残り時間だけど、銀河鉄道999のテツローよろしくプチ旅行だあ!!駅前地図によると弘前城は案の定近くにある。(ように見えた。)一目だけでもいいからと念じていると、ほどなく来たバスの運転手さんに"弘前城とおるよ"と言われ飛び乗った。

いやあ、これで間に合うかな、と思うもつかの間、なっかなか城がみえないなあ。murao曰く"バスは生活の足だから"とはいうものの、くねくね曲がり思ったよりも時間がかかる。20分はかかったわ。さらには、ようやく着いた弘前城では、追手門からは天守閣が見えない。道しるべを辿り玉砂利を煙巻き上げ歩くけど、見えてこない。時計は15:30。もう引き帰さないと大変よ。

なんといってもリゾートしらかみ号は1日1往復!アイスキャンデー屋の鐘音が脳天直撃するも、汗を拭い、ひたすら天守閣を目指して歩く。それにしても堅牢な城だわ。たまらなくなり、すれ違う人に尋ねたら、残り1つ角を曲がれば、とのこと。そこに立つお城からは、威厳、風格を感じた。いわんや城下町弘前にも凛とした空気が漂っていました。りんごと桜と佞武多(ねぷた)の街といわれる弘前には、祭りのころにまた訪れてみたいと思いました。(2000.7.28の旅) ※桜祭(5月)、ねぷた祭(8月)


第37話:リゾート!!

目指すは、TVで見てから一度は訪れてみたかった、陸奥の秘湯「不老ふ死温泉」です。トレイング当初から五能線に乗ったら必ず!と計画していた。ここで、ちょっと解説。五能線には「リゾートしらかみ」という快速列車があり、乗車券+指定券にて乗ることが可能。臨時列車なので運転日に注意して、また、全席指定なのでお早めにチケットの手配を!

さて、タクシーを飛ばしてなんとか間に合った快速リゾートしらかみは、特急以上の豪華さで驚きです。私達の普通指定には、一般的な2人席ですが、窓がとても大きく、これぞリクライニング!といった座席であった。進行方向とは逆のシートを回転させて座っていたら、川部駅で再び逆方向へ!どこかで聞いていたのに、ひっかかってしまったわ。。。

放送が入り、上り列車の川部で"晩酌セット予約券"を車掌に渡すと\1000で、はたはた寿司と地酒の駅弁セットが買えるとのこと!ただし手元に届くのはあきた白神駅だったと記憶してますので、途中下車では買えません。手に入れたい一品ですよねえ。

恒例ですが、他の車両の様子を知るべく車内探検へ出発。隣の車両はドアなしの個室BOXシートで、座席は長椅子が向かい合い、定員4人位。車両の一番後ろにはフリースペースとして展望ラウンジがあり、子供たちが遊びに来ていました。(もちろん我々も。。。)

muraoの後ろに岩木山が辛うじて見えてます。(写真)
その姿から岩木富士とも称される岩木山(1625m)が、雲間に隠れてしまったころ、今度は、夕日のまぶしい日本海(千畳敷海岸)が車窓に広がっています。果して不老ふ死温泉まで夕陽はもつのか、どきどきしながら艫作駅迄の五能線の旅を楽しみました。ところでこの駅名、どう読みます?「へなし」と読むのですが、普通絶対読めませんよね。私も読めなくて時刻表で探しました。そしてまた、なかなか覚えられなくて指定券を買う時に困りました。(2000.7.28の旅)


第38話:海・夕陽・温泉

黄金崎不老ふ死温泉の宿に到着するや否や、露天風呂へと急いだ。何故なら日本海に沈む夕陽を眺めながら温泉に入りたいからだ。今にも沈みきろうとしている夕陽がとても綺麗。まずは写真をとって、それから温泉浴ということになった。

それにしても。。。日本海に面した海岸にポツンとあるその露天風呂はかなりオープンな作りで、一瞬「どうしよう」とたじろいでしまった。混浴と女湯は2メートル位の壁でしきられているが、脱衣所や風呂の周りに申し訳程度の壁しかなく、なんだか心もとない感じだった。が、ここまで来てそんな小さな事は気にしていられないと、決心していざ女湯へ。
夕陽も温泉も最高!海風が心地よい!波打ち際で、半分海みたいなもんです。後で、muraoからきいたが、混浴におばあちゃんが入ってきて男性の方が恥ずかしがってたみたい。混浴好きだったのかな?でも、なんで一方は女湯なのに、男湯じゃなく混浴なのか……不思議ですよね。(※H10年から女湯を追加したとのこと。)


お宿の通路に飾ってあった写真の中に、木の実ナナさんと古谷一行さんを発見。ななんと、サスペンス劇場の舞台になったそうだ。実はとってもサスペンス好きで、火サス、土曜ワイドは見逃しません。よく見ているはずなのですが、不老不死温泉が舞台のものは見ていません。どなたかビデオとってませんかー。 (2000.7.28の旅)


第39話:白神への思ひ

艫作駅を8:04に出発して東能代駅へ向かう。同じ宿に宿泊していた老夫婦も一緒の電車に乗りこんできた。登山スタイルをしていた二人は十二湖駅で降りた。きっと世界遺産に登録されたブナ原生林や十二湖を見に行くのだろう。今回の旅で白神山地へ行くことも考えたが、また今度白神山地を目的として訪れようと決めた。やはり、白神山地は、ちょっと立寄るというのではなく、ゆっくりと、その美しさを心ゆくまで堪能したいと思ったからです。

これからまさに"トレイングの旅"が待っている。東北方面から重点的にクリアしてきた私達が残していた北上線、奥羽本線です。一筆書きのパズルとでも申しましょうか。田沢湖線とキャラがかぶってしまっていたんですね。夏油温泉と絡ませてとも考えたのですが、今回奥羽本線(鈍行です)とともにクリアすることにしました。

東能代から秋田へでて、新幹線を乗り継いで北上へ行く。北上(13:46発)からゆだ高原を抜けて横手に入り、横手から山形(18:10着)へ行く予定。なんと、青森県→秋田県→岩手県→秋田県→山形県へ行ったことになる。その後は新幹線つばさで一気に大宮へ。 (2000.7.29の旅)


第40話:そして、ゴールへNEW

ついに、完結編です。出発は東京駅。地下深く京葉線のホームにたどり着くと、やや感傷的な気持ちになってきたのは何故だろう。地価独特の風や空気のせいであろうか。ディズニーランドへ向かうであろう中高生たちと一緒に、京葉線は地下のホームを後にした。列車は徐々にスピードをあげ地上へ。ここからは海や運河の景色がながれてゆく。やはり舞浜では多くの若者や家族が降りていった。社内の空気が寂しくなってきたと感じるのは、ゴールがせまっているからであろうか。目的地の海浜幕張駅におり、いつものように写真をとった。おわったー。夫婦でよくもまあここまで来たものだ。大きな達成感があった。だが、それと同時にフィナーレが関東であったことで、ローカル線の駅ほどの喜びは感じられなかった。やはりラストは只見線のようなスケールが必要だったのかもしれない。いや、それはそれで、今日は今日の旅なのだ。一つ一つの旅で新しい発見や感動が違うのは当然だろう。その積み重ねが今日のゴールなのだと思う。  (2001.6.17の旅)

■完■

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