霊仙山 西南尾根風雨で敗退

 今回、時間は十分あり、雪もそれほどでもなさそうだから頂上まで行けるだ ろうと思っていたのですが、実際には雪はほとんどなく、代りに気圧の谷の通 過だと思いますが、風雨が激しく結局近江展望台までで引き返すことになって しまいました。どうも正月で最も天候が悪いときに出かけてしまったようです。
 雪はほとんどありませんでした。

【行き先】霊仙山 西南尾根 近江展望台 (1000m)
【山 域】鈴鹿山脈北部
【所在地】滋賀県犬上郡多賀町
【山行日】2000年1月3日(月曜日)
【コース】

  霊仙落合(駐車)---- 登山口 ---- 今畑 ---- 712mピーク ---- 笹峠分岐 --
            8:31        8:35     8:48-9:05    9:55?           10:08
  -- 峠 ---- 近江展望台 ---- 峠(昼食)---- 登山口 ---- 霊仙落合
 10:20-10:32  11:18              12:12      13:01       13:06
【標高差】約675m
【所要時間】4時間35分(含休憩)
【人 数】2人
【天 気】曇のちガスで雨(一時あられ)のち日射し
【地 図】1:25,000地形図 彦根東部
     1:40,000エアリアマップ 霊仙・伊吹・藤原 1984年版(昭文社)

 朝5時過ぎに実家の名古屋を出発し、友人を拾って名神高速道路で彦根IC へ。R306から河内線に入り、登山口を通り越してしばらく行き駐車。登山 口までの道沿いには何ヶ所か穴掘りの跡。自然薯掘りだろうか。登山口から登 り出した頃、落合方面へ1台の車が走っていった。

 今畑入り口の株杉横の水場にはほとんど水が流れていない。今回初めて左奥 にも家があることに気づき、そちらに行ってみると、畑が耕してあった。今畑 手前の分岐から左へ行くところにも奥に畑らしきものをちらっと見たが、そち らの畑も現役なのだろうか。気温は9℃と暖か目。天気もこの時点では薄曇。

 植林の尾根上を進む。前回来た時は右側に雪庇ができていたところだ。今日 は雪は全くなく風の吹く方向も逆だ。植林帯を抜けて右に曲がるあたりから近 江展望台方面が見える。全く雪が見えない。

 雪が期待できないなら少し寄り道したくなった。笹峠に上がる手前の山腹を 巻いていくところで強引に右側の尾根に上がってみる。小さな穴がいくつも開 いていて、糞もある。猪だろうか。落合から上がってくる谷間で銃声が何発か する。その後犬の鳴き声がしばらく続く。あまりいい気分ではない。先程の車 はハンターのものだったのだろう。

 紫のビニール紐もあり、712mピークに着く。石灰岩のカレンフェルトが多い。 笹峠方面へ進むと笹原となる。少し笹を漕ぐが、嫌になって左へ下り、登山道 に出る。

 支谷への分岐を左折し、歩きにくい山腹を巻いていく。コザトの西のリョウ シ(722mピーク)下あたりに白い部分が2つあるが、雪だろうか。それにして は周りには全く白いところは見えないので不自然な気がする。ひょっとして池 だろうか。いやそれにしては斜面になっているようにも見える。ちょっと気に なる。(どなたかご存知?)

 近江展望台への急登の前に一息入れる。気温は7℃。同行者のテルモスに入 っている温かいお茶を胃に入れる。  急登は同行者が前を歩き、私は息を切らしてついていく。途中から雨が降っ てきた。かと思うと、すぐにあられに変わる。気温もかなり下がってきている ようだ。風も強くあられが顔に当たって痛い。鼓膜に穴が開きそう。あられは また雨に変わる。なかなか止まないのでヤッケをかぶる。また銃声が響く。強 風の影響か音は支谷側から流れるように聞こえた。

 何とか近江展望台に辿り着く。ようやく雪の溶け残りを見ることができた。 先に進もうかどうしようか。先はガスで見通しも利かないし、風も強くさらに 強くなる気がしたのでここで引き返すことにした。

 下りの急坂はよく滑る。滑らないようにたまには笹の上なども歩く。精神的 にも疲れ、尾根の下の峠で休憩。雨はまだ降っているが風が当たらない場所な ので昼食とする。テルモスに入れてきたお湯をコンビニで買ってきたカップヌ ードルに入れて食べる。

 笹峠を過ぎて下っていくと晴れ間が覗く。振り返るとハンターが焚火をして いるだろうと思われる落合からの谷の上部から一筋の煙が尾根を越えて支谷方 面へ流れていく。『鈴鹿の山と谷1』では「杣小屋がある」と書かれてあるが 今でもあるのだろうか。ひょっとしてハンターは天気が回復することがわかっ ていて、暖をとっていたのだろうか。

 帰路、R306に出ると南へ向かう方面がやたらと混雑している。Uターン ラッシュでこんなところは混まないだろうに、と不思議に思っていたが、帰っ てから、すぐ南に多賀大社があることに気づいた。知っていれば初詣しようと いう気にもなったのだが。残念。

 結果はまたしても霊仙山頂上まで行けませんでしたが、久々に悪天の中を歩 いて、忘れかけていた悪天候の山行の雰囲気を思い出し、妙な満足感が残りま した。

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