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第4回混声合唱団AMCコンサート

プログラムはとMP3,wmaのアップ

1 プログラム

私が所属している混声合唱団AMC(秋川混声)の3年ぶりのコンサートを、2001年3月11日(日)、あきる野市のキララホールという響きのいい小ホール(定員700名)で開きました。大勢の聴衆にも来ていただき、無事終了しました。2期会のオペラ歌手、川村敬一さんを指導者として、12年続いている合唱団で、今回が4回目のコンサートでした。

参加した団員は、女11名、男10名とややさびしく、風邪をひいて大変な状態でのぞまざるをえなかった人も数人いました。なにしろ、指揮者がオペラ歌手ですから、多くの合唱団がこだわるきめ細かなハーモニーよりは、聞こえなければ音楽ではないと、大きな声を要求されますから、元気はよかったことでしょう。

曲目は、
日本の歌
ゴンドラの唄      吉井勇詩   中山晋平曲  林光編曲
かごめかごめ      わらべうた           増田順平編曲
叱られて          清水かつら詩 弘田龍太郎曲 増田順平編曲
中国地方の子守歌  日本古謡     山田耕筰曲   林光編曲
ずいずいずっころばし  わらべうた   増田順平詩(2,3番)編曲
花の街            江間章子詩  團伊玖麿曲  増田順平編曲

「鼻長き僧の話」−合唱のための物語−(朗読入り)
           清水脩作曲 芥川竜之介原作 松平 進脚色・作詞

映画音楽  
ロミオとジュリエット  Kusik/E.Synder詞 Rota曲 久石譲編曲
慕情               Webstar詞  Fain曲     小野崎孝輔編曲
トライ・トウ・リメンバー Jones詞 Schmidt曲     久石譲編曲
シェルプールの雨傘  Gimbel詞    Lagrand曲     久石譲編曲
スカボロフェア      Simon/A.Garfunkel詞/曲   久石譲編曲
タイタニック          Jennings詞  Horner曲   井倉由紀子編曲

コンサートのCDより、花の街 1番のみをMP3に圧縮してアップしました。お聴きください。 (128Kbps MP3 約1分 1.17MB)

舞台から見ていると、後ろで立っている人もいて、ほぼ満席に近いようにみえるくらい、大勢の方にも来ていただき(それでも8割の入りだったとか)、大きなコンサートが無事終わり、本来なら、よかった、よかったというところですが、打ち上げの場では、私も団の何人かも、どうも冷めていたようです。

全てを自分の思うままに運ばないと気がすまないかにみえる、強引な指導者ですから、私は、その昔、ぶつかって以来、今回のコンサート準備にはなんの寄与もせず、今回も単なる参加者でしかありませんでした。だから、ぶつかりぶつかりしながら、役割りを果された団の皆さんに、申し訳ない気持ちもあるのですが、どうもそれだけではないような感じです。

アマチュアだからとか、高齢の方も多いからとかで妥協はしないという芸術家精神の持ち主がプロの方には多いでしょうし、団員の中には積極派と消極派が必ずいるだろうから、どの合唱団にも、多かれ少なかれ、存在する問題とは思うし、また、当日のビデオを見ていたら、強引にやろうという指導者がいなかったら、こんなコンサートは、まず、できなかったことも確かだとは思いつつも、心からやりたいと望んでやったコンサートでなかったという気持ちが底流にあるのでしょう。

2 嬉しいメール(2003/10追記)

2003/10/10、思いがけず、ある中学校の先生から嬉しいメールがありました。(この2と次の3は、2003/10の追記です。)

    はじめまして。私は**県**市で中学校の教師をしている**と申します。
    間近に迫った合唱コンクールに向けて「ずいずいずっころばし」の練習に
  悪戦苦闘しております。クラスの生徒は何とか合唱曲を完成させようと取り
  組んでいるのですが,なかなか思うようにいかないのが実情です。私も何と
  か力になろうと「ずいずいずっころばし」の市販のCDを探しているのですが
  見あたらず,高橋様のホームページにたどり着きました。

    そして,第4回混声合唱団AMCコンサートの「花の街」を聞かせていただき
  ました。美しいハーモニーを聞きながら,もしかしたら「ずいずいずっころ
  ばし」の録音もあるのではと思いつきました。お忙しいところ誠に身勝手な
  相談ではありますが,AMCコンサートのCD(「ずいずいずっころばし」)を聞
  かせていただけないでしょうか。自分たちの合唱との違いを感じさせながら
  より良い合唱を目指していくことができればと思っています。どうぞよろし
  くお願い致します。

ホームページに対する反応メールはいたって少ないので、それだけでも嬉しくいものですが、特に、一生懸命やろうとされている先生のお役にたつかもしれないというものですから格別です。早速そのときのコンサートのCDをさがし出して、MP3に圧縮、添付して返信メールをさしあげました。コンサートのための練習では、バスにはほとんどメロディーもなく「ずいずい」というだけですから、面白くなかったし、あまり歌いたいとは思わなかったこの曲も今聞いてみると、結構いいのでびっくり。響きのいいホールと私家版ながら、腕のいいミキサーのおかげでしょう、きれいにしあげてくれていました。

CDからパソコンへの取り込み、MP3やwmaへの圧縮もすっかり忘れていたので、自分の自分のホームページ CD、ビデオの圧縮とストリーミング を見て、思い出してあっさりできました。そこで紹介しているソフトも版が上がっているので、ついでに更新します。

3 第一部のステージからMP3,wmaにて掲載

当日のAMCコンサートの第一部には、「ゴンドラ」とか「中国地方の子守歌」などもあるので、ホームページの領域を増やしたことだし、いくつか、アップしておきます。「花の街」も全曲をこんどは、Media Player9.0シリーズの品質がよくなったと称するwma 70Kbpsで圧縮します。ご要望のあった「ずいずいずっころばし」は、128Kbps MP3と70Kbpsのwma とでアップしてみます。パソコン上での再生ではほとんと区別はつきそうもありません。

ずいずいずっころばし  (128Kbps MP3 2分49秒 2646KB) 

ずいずいずっころばし  (70Kbps wma 2分49秒 1352KB) 

ゴンドラ  (70Kbps wma 3分38秒 1740KB) 

中国地方の子守歌  (70Kbps wma 2分28秒 1184KB) 

花の街  (70Kbps wma 1分41秒 817KB) 

鼻長き僧の話

中途半端ながら、総論はそのくらいにして、ステージ各論に移りましょう。歌っていて、あるいは練習で、面白かったのは第2ステージの「鼻長き僧の話」でした。TVでもおなじみの矢島正明さんが、芥川竜之介の原文の一部そのままだと思いますが、美声で朗読されました。

この曲の作曲者である故清水脩さんの「山に祈る」という合唱組曲をLPで持っていました。昔よく聴き、非常に印象に残っています。私は覚えがないので、かなり昔のことでしょうが、ある大学の山岳部が、北アルプスの燕岳で遭難した事件をもとにした鎮魂曲だったと思います。なお、燕岳は、穂高の隣駅「有明」が登山口でしたね?

今回の同じ作曲者による「鼻」もなかなかのものです。お経そっくりの部分もあり、ここは男声コーラスでやりました。バスにも、きれいなメロディがまわってくるところもあり、気持ちよく歌えました。クラリネット、木魚も入り、ピアノとあいまって、地味な曲ながらよかったのではないかと思います。もっとも、眠かったとか、男声が何を言っているのか、よく分からないところがあったという声もありました。

下の解説は、プログラムの「鼻長き僧の話」の一部です。


第1、第3ステージは、暗譜でした。最終段階で、指揮者が「暗譜できそうだね、やらない?」と言ってきたので、それっきたとばかり、3ステージともというのは無理、ハミングだらけで暗譜し難い映画音楽の方を見ていいなら、こちらを暗譜すると交換条件を出したら、ひっこめてくれました。映画音楽には、フリをつけたいということで。

コンサートの1週間くらい前から、Logoの自作プログラムに、音符をデータとして打ち込んだもので音を出しながら、英語、ハミングの多い映画音楽の暗譜で苦労していました。のどがおかしくなりそうなくらい、連日の長時間練習でがんばりましたが、付け刃はやはりだめ。やみくもに歌うだけでも、単に歌詞を書き写すだけでもだめなので、頭も使って、一工夫いりそうだと認識。頭を使うのは、しかし、エネルギーが必要です。結局使いませんでした。

ハミングと暗譜

この映画音楽は、練習していても、面白くなくて、全然歌う気にならず、かなり練習をさぼりました。それがこたえまて、結局、長くハミングが続くところは、ほとんど歌えず、私には心残りの結果になりました。自分の怠惰を人のせいにするだけのことかもしれませんが、ちょっと一言ね。メロディパートはともかく、バスなんて、ハミングにしておけばよいとばかり、ハミングだらけにしてくれた慕情以外の曲の編曲者も、それを選曲し、なおかつ、暗譜を求めた指揮者も問題?

舞台は、上手なピアノやクラリネットだけの有名な映画音楽が動きの間合いをとり、それが雰囲気を盛り上げていたように思います。合唱は?ですが。

前回のオペラ合唱の1シーン

「トライ・トウ・リメンバー」や「スカボロフェア」は、全く曲も映画も知らなかったのですが、後者は、知っている人が多かったようですね。私も知っている慕情やシェルプールは、本来、テナーソロのパートをバスも含めて、全員でやったりしました。そういうところはいいのですが、シェルプールにいたっては、ハミングが数ページも続き、かんべんしてよと言いたくなります。第九やオペラ合唱曲、宗教音楽には、ハミングなどほとんどありませんよね。日本の作曲者や編曲者はなぜか、ハミングがお好きなようですが、ものには程度というものがある、ほどほどにお願いしたいですね。

戦後、焼け跡の街に「花の街」

日本の歌は、合唱練習中に、かなり自然に暗譜できるのが多く、そんなに苦痛ではなかったですが、女性団員がかなり減ってしまって、バランス的には苦しかったのではないかと思ったのですが、ビデオで見ると、意外に健闘、むしろ、我々がくわれていました。ソプラノの高い音はよくとおるものではありますが。日本の歌はいい曲が多いし、なんといっても日本語ですから、その暗譜は、まぁ、合唱団での練習中に、かなり自然にできました。

前回のコンサート出番前、右端がワイフ

ゴンドラは、松井須磨子でしたか、伝説の女優の演じた劇の中の歌なのでしょう。歌いやすいいい曲、そして、昔の口説きは、ロマンティックです。当時としては、実に大胆な歌詞でしょう。

打ち上げの席で、ある団員から、「かごめかごめ」は、かわいいわらべ唄と思われているが、背後には輪廻思想があるとの解説がありました。「表の正面」とか「夜明けの晩に」とか、反語を使い、「かごの中の鳥」は死者を意味しているのだそうです。「鶴と亀がすべった」、すべるのは犬でも猫でもいいのに、おめでたいとされる鶴亀をわざわざもってきて、それががすべるというのは異様、少なくとも、おめでたいことではないですね。事前にこれを聞いていたら、歌い方が違ったかもしれませんが、そういわれれば、あまり、気持ちのいい歌ではないですね。

「中国地方の子守歌」、私の父は福山の出身だから、小さいときにも聞いているかもしれません。89になるお袋に、それをやるからと聴きに来てもらいました。

「花の街」の作曲者の團伊玖麿さんが出演されたNHKの番組を見たことがあります。戦後のすぐ、NHKの作曲コンクールで、團さんの第1交響曲と芥川也寸志さんの曲が、どちらも第1位にリストアップされ、当時のお金で、家が建つくらいの賞金がかけられていたそうです。NHKは、どちらを第1位にして欲しいと、審査委員長に強く求めたそうですが、結局、2人とも1位にされたそうです。2人とも大成されたのですから、すごい審査委員長ですね。残念ながら、そのお名前は聞きそびれました。NHKも2軒分の賞金は十分報われて、よかったのでは?

昭和22年、NHKの委嘱作「花の街」がラジオから流れたとき、クレームが多々あったそうです。戦後の大混乱期、食うや食わずや、必死に生きているときに、なんとも明るすぎる歌、どこに「あふれていた花の街」などあるのか、NHKは一体、何を考えているのだと。私も食べるものがなく栄養失調になった、そんな時代でした。花のあふれる今、逆にあたりまえすぎで、ものたらないくらいですが、メロディはいいですね。

2001.6.9 追記  團伊玖麿さんが蘇州で突然、お亡くなりになったのは、5月でしたか? ニュースの中では「花の街」が流れ、追悼番組のひとつとして、土曜深夜のBS放送で「夕鶴」が再放送されました。その中で「かごめかごめ」がずいぶん使われているのに気づいたのですが、輪廻思想との関連とか、深い意味があるのかもと思いました。(追記は以上)

最初、このコンサートは秋にやる予定で、「小さな秋見つけた」も、入っていたのですが、1年前の予約で、会場のあきる野キララホールがとれず、コンサートが早春になってしまい、「小さな秋」はぼつ。 この時期にぴったりの「早春賦」をやりたかったですね。

この間、私が行ったわさび田などでも有名な安曇野の穂高が、「早春賦」のふるさとだそうです。穂高観光協会のパンフにいわく。

   大正初年の早春、吉丸一昌は、この安曇野の水郷を訪れたといわれる。
    木の間ごしに見える北アルプスの峰々は、残雪に輝き、吹く風は冷たく、
     安曇野の春はおそい。
    冬から春へと移り変わろうとしている季節の胎動を感じとりながら、春待
     つ人々の心情を思いやり、鶯にことよせて、作詩されたものと云われている。

そして、現地の別のガイドブックには、4月29日、緑の日に、「早春賦」祭があり、その石碑の前で、この曲の合唱もやるそうです。その頃、行ってみたくなりました。安曇野の春はほんとうに遅いのですね。最後も大脱線、失礼しました。

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