アフリカ体験(ケニア編1) - 4

          -- 青年海外協力隊 --



■ ああ、無念の帰国  

 エチオピアの情勢がはっきりしないと言うので、一週間の予定の滞在期間はどんどん延びていった。

 そのようなわけでJICAのはからいで私たちは4月2日から語学学校に通うことになった。クラスは三つで英語クラス、アムハリッククラス、英語と アムハリックのクラスにと分かれた。授業は8時から5時まででしんどいものだった。私たちの頭からはエチオピアのことが離れず、語学に集中することは難しいものがあった。

 エチオピアでは全くと言ってよいほど内戦の情報は入ってこないのだが、ここナイ ロビではいろいろな情報が入ってきた。反政府ゲリラによりアジスアベバの西約200キロの州都を取られ、またアッサブの北80キロに迫るという情報が入る。情勢は悪くなる一方のようである。

 運命の4月23日、日本への帰国が正式に決定してしまった。今後のことを考えると頭が痛かった。エチオピアのみならず協力隊での活動自体も終わりかも知れないし、特に私などは休職参加なので任期を延長できる可能性はないのでさらに心配であった。


 4月29日、ついにナイロビを出て帰国することになった。「エチオピアに戻ることがあるのだろうか‥」「アフリカにこの先来ることがあるだろうか‥」「こんなはずではなかった‥」などと、頭の中は今後のことで一杯で、お先真っ暗状態であった。


戻る アイコン
戻る