アフリカ体験(ケニア編1) - 2

          -- 青年海外協力隊 --


■ キリマンジャロの雄姿

 3月30日、JICAにしたら破格のもてなしでアンボセリナショナルパークとい うキリマンジャロで有名な国立公園へ行ける事になった。避難中という事でちょっと後ろめたい気もしたが、 せっかくのもてなしなので断る訳にもいかない。

 実際には 「せっかくケニアにいるのだから地方へも行きたい」という私たちの希望がかなえら れたという訳である

 ナイロビから車で30分も走ると驚いたことに国立公園でもないのにキリンが悠々 と歩いているのが見え、私たちは大騒ぎである。それを見た途端、ここはやはりヨー ロッパではなく野生の王国ケニアなのだと妙に納得してしまった。

 国立公園に入るまで見えた動物は、キリンのほかシマ馬・ダチョウ・ヌウなどさまざまで、それだけでも野生動物を見るのが始めての私などは十分楽しめた。アンボセリナショナルパークのサファリでは、それらに加え象・バッファロー・ハイエナ・い ろいろな鳥などを見る事ができた。

 ここにはたった1泊の滞在だったが、朝には雪をかぶったアフリカ最高峰キリマン ジャロも姿を見せた。キリマンジャロは富士山を横に平たくした形で、たった10分ほど姿を現しただけであったが、大草原とアカシアの林の中からの巨大な姿には圧倒せられるものがあった。

 アフリカに来たからにはなにがなんでも絶対登りたいと思っていたキリマンジャロであるが、もしかしたらこのまま帰国して登れないかもしれないと思うとなんとも寂しいものがあった。

 キリマンジャロ登るためアジスでもあの寒い中、汚いプールで必死に泳ぎ、山にも登って準備していたのだ。あの雄大なキリマンジャロの姿は、ますます私に登りたい欲求をかきたてるばかりであった。


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