アフリカ体験(エチオピア編2) - 2
-- 青年海外協力隊 --
現地訓練の前に、私が勤める国家対外委員会にはJICAの所長とともに挨拶に行っていたものの、一人で行く初出勤は緊張した。新しい職場というのは緊張するものだが、加えて協力隊員は派遣先によってはただの労働者と見られたり、いきなり「何を持ってきたか」と責められたりする場合もあるというとだ。ましてここはなんでもありのエチオピア、何が起こっても不思議はない。私は初代隊員ということで、事前には職場の様子がほとんどわからなかったのである。
国家対外経済委員会は、アビヨット(革命広場)から空港へ行く途中の7階建ての比較的新しいビルにある。私はまず上司の所へと挨拶に行き、自分の仕事の内容などを聞いた。しかし正直なとこ、その話はエチオピアなまりであることと私の英語が貧弱なことで、1/3程しか理解きなくて少々焦ってしまった。それでも最初が肝心と思い、相づちだけはしっかりしていた。 (私の場合、職場では主に英語を使ってい た)
私が所属する所はデータ・プロッセシング部と言って8人からなる。私はカウンターパートと一緒の部屋を与えられた。(ちなみに私の隣の部屋は、大臣の部屋であった)カウンターパートはアスマラ大学の経済学部を出たティラフン、彼の英語は早口で独特発音なので、これまた最初はほとんど聞き取れなかった。けれども彼は、初対面から私エチオピア人に持っていた内気というイメージを変えるくらい陽気でおどけた奴である。他の同僚達も私が想像する以上に善い人達で、私の不安は徐々に消えていった。
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