ダイハツ用語集 N〜Z

このコーナーでは、ダイハツ車に関する用語の解説をしています。

N O P Q R S T U V W X Y Z

ダイハツ用語集A〜M

DAIHATSU Cornerへ戻る


N

Naked(ネイキッド)

 英語で「裸」の意味である。1999年にミラをベースに登場した。フィアットパンダにインスパイアされ、今時珍しい鉄板剥き出しのインテリア、ユーザーが簡単に内外装にモディファイをくわえることができるなど、車本来の素材感を強調した設計になっている。クラス初の脱着式リヤシートを採用したため、分解せずに自転車が積載できるといったユーティリティの高さも見せつける。FFと4WDにそれぞれNAとターボを用意するが、FF車は不正地走行を考慮して最低地上高が180mmに設定されている。


ネイキッドターボGパッケージ(1999)

戻る

Newline(ニューライン)

 1963年にハイゼットトラックをベースに登場した500kg積トラック。コンパーノ用の800ccエンジンは、まずこの車に搭載された。ハイラインのLineに「新しい」を意味するNewを頭につけ、「新ジャンルのトラック」であることを意味した。1966年にはハイゼットキャブに800ccエンジンを搭載したニューラインキャブを発売、ホンダT500やトヨタミニエース、マツダボンゴをライバルとした。ダイハツがトヨタと提携したのに伴い、1968年にハイゼットのモデルチェンジに合わせて生産中止。1971年に後継機種のデルタ750が発売された。
ニューラインキャブ高床三方開き(1967)

戻る

O

Opti(オプティ)

 1992年にミラをベースに登場した、リーザの後継車。軽自動車では珍しい4速AT車を用意していた。当初は3ドアのみだったが、すぐにファミリー向けの5ドアが追加されている。1996年に登場したクラシックシリーズはオプティの中心グレードとなり、末期モデルでは実に8割がクラシックで占めたといわれる。
 1998年に2代目に移行、軽自動車初の4ドアハードトップを採用し、バリエーションも標準車とスポーティーなビークスシリーズの2本立てになった。2000年には初代で好評だったクラシックが復活し、標準車は生産中止となってしまった。2001年のマイナーチェンジでDOHCノンターボ・FF車は超-低排出ガス適合車に認定されている。しかし、ハイトワゴン全盛の時代にあって4ドアハードトップという時代遅れのパッケージングを採用した2代目オプティは発売当初から販売台数が上向かず、2002年に生産中止となった。
 車名は英語Optimum「最適な」とOptimistic「明るく前向きな」を組み合わせた「明るく前向きで時代に最適なクルマ」という意味の造語である。


オプティAx(1995)


オプティクラシック(2000)

戻る

P

Porter(ポーター)

 べスパスクーターで有名なイタリアのピアジオ社がライセンス生産しているハイゼット。海外モデルらしく、2人乗りトラック、4人乗りバンのほかに3列シート・6人乗りワゴンもラインナップされる。なお、6人乗りワゴンのサードシートは1BOX車にしては珍しく、キャプテンシートとなっている。エンジンはダイハツ設計の1300ccとピアジオ独自設計の1400ccディーゼルの2種を搭載。
 車名は英語の「運搬人」から採っている。

ポーターワゴン(199X)
画像提供:りあっちさん

戻る

Pyzar(パイザー)

 車名は、モンゴル大帝国時代のシルクロードの通行許可証"牌子(PAIZAH)"からとった造語。1996年にシャレードベースで登場した。同時期にマツダからデミオが、トヨタからラウムが前後して発売されたが、これらの影に隠れてしまっている。ただ、そのユーティリティの高さは高評価を得ており、ヨーロッパではグランムーヴの名で人気車となる。当初は1500ccのみだったが、1997年にムーヴで好評のカスタムグレードをパイザーにも展開、アプローズ用1600ccエンジンを搭載してエアロカスタムの名で売った。同時に4WDは1600ccに換装される。YRVの登場を受けて2001年に生産中止された。


パイザーCLリミテッド(1998)

戻る

Q

R

Rocky(ロッキー)

 1990年に発売され、ロッキー山脈からアメリカの西海岸をイメージしたネーミングの通り、ダイハツがミゼットMP以来実に30年ぶりに挑戦した対米輸出戦略車。ヨーロッパではフェローザの名で販売された。しかし、ヨーロッパではコンパクトな本格的クロカンとして好評だったものの、ダイハツのアメリカ進出は失敗に終わり、すぐに撤退を余儀なくされてしまった。当初はフルタイム4WDとパートタイム4WDの2本立てで、脱着可能なレジントップを持つ3ドアのみの展開だった。フルタイム4WDがすぐにカタログから落とされた他は、主だった変更はないまま、1997年まで販売された。


ロッキーフルタイム4WD SX(1990)

戻る

Rugger(ラガー)

 1984年に発売された、ダイハツのクロカンモデル。タフトの後継者として登場し、姉妹車であるトヨタのブリザードも同時にモデルチェンジを受けた。エンジンはタフト同様で、同一シェルのボディにそれぞれの自社エンジンを搭載していた。ボディはショートボディの幌付きとハードドップの他に、ロングボディのレジントップが加わり、3ボディになった。
 1990年にブリザードがカタログから落とされてからもラガーは独自の進化を続け、1997年に国内の販売を中止した。日本での人気は盛り上がらなかったが、ヨーロッパではワイルドキャット/ロッキーの名前で販売され、ベルトーネがラガーベースのモディファイモデルをフリークライマーとして発売するなど、ヨーロッパでの人気は高かった。2002年に輸出向けの生産が終了しているが、インドネシアでは今なお現地生産され、トラックや4ドアなどの変わり型を用意している。
 車名は、ラグビー選手の力強く、俊敏でしなやかな走りをイメージした英語。


ラガーレジントップバンEX(1984)

戻る

S

Sirion(シリオン)

 ストーリアの輸出仕様車名。1998より主にヨーロッパ向けに輸出している。X4は投入されなかったものの、FFと4WDを用意し、幅広いニーズに応えている。1999年のフランクフルトモーターショーでは2サイクル1000ccディーゼル搭載のシリオン2CDを、また、2000年のジュネーブショーでは4気筒1300ccエンジン、ステアマチック付き4速AT搭載のシリオン1.3を、日本に先駆けて発表している。ドイツの消費者団体が「環境にやさしい小型車ランキング」でシリオンを2位に推薦した。


シリオン(1998)

戻る

SOFI(ソフィ)

 Safty-Oriented Friendly Interior(乗員にやさしく、より安全なインテリア、の意)の略で、ダイハツの衝突安全インテリアをさす。2000年にマイナーチェンジされたムーヴ・テリオスキッド・ミラジーノから採用された。乗員と客室の2次の衝突ダメージを最小限に抑えることを目的としている。内容は、従来からのデュアルエアバッグシステム、プリテンショナー&フォースリミッター付フロントシートベルトを中心に、車種・グレードに応じてヘッドインパクトプロテクションやダイナミックサポートヘッドレスト、SRSカーテンシールドエアバッグ&SRSサイドエアバッグを用いている。  

戻る

Storia(ストーリア)

 車名は、イタリア語で「物語」の意味。このクルマからスモールカーの新しい物語が始まる、という期待を込めたネームである。1998年にシャレードの実質的な後継車として発売された。エンジンも3代目シャレード以来久々の3気筒1000ccを搭載している。 年末に登場した新規格軽自動車と多く部品を共用し、ダイハツの安全ボディ「TAF」を初採用した。同年にトヨタへデュエットの名前でOEM供給されたが、エンジンも含めたダイハツ主導の完全なOEM供給はこの車が初めてであった。
 ストーリア専用グレードとしては、本革シートと木目調インテリア、ユーロサスを採用したCXリミテッド、ラリー参戦を目的とし、ミラの4気筒ターボエンジンを700ccにして搭載した受注生産車X4を用意した。
 1999年の東京モーターショーでは、先にフランクフルトモーターショーでシリオン2CDとして参考出品された1000ccディーゼルエンジン搭載車がストーリア2CDとして出品され、ヨーロッパ向けに投入が検討されている。
 2000年には1300ccエンジン搭載車とステアシフト付4速ATが追加設定、2001年にはフロントとリヤをトヨタ風に変更するビッグマイナーチェンジを敢行した。


ストーリアCX(1998)


ストーリアX4(1998)

戻る

T

TAF(タフ)

 Total Advanced Function body(「総合的に衝突安全機能の進化したボディ」という意味の造語)の略。1998年のストーリアから採用された。新国内安全基準と新欧州衝突安全基準を余裕でクリアする性能を有する。具体的には、衝撃吸収パッド、フロントサブフレームの採用、ボディ剛性の強化などからなる。また、国内初となる衝撃感知安全システム(ドアロック解除、ハザードランプ点滅、ルームランプ点灯機能)が同時に採用された。


TAFボディ(写真はミラ)

戻る

Taft(タフト)

 1974年にデビューした、ダイハツ初のクロスカントリー車。デビュー当初はコンソルテ用1000ccエンジン搭載車のみだったが、トヨタ製1600ccエンジンを搭載したタフトグラン、2500ccディーゼルエンジン搭載のタフトディーゼルも追加された。1980年には同一ボディにトヨタ製2200ccディーゼルエンジンを搭載した姉妹車ブリザードがトヨタから発売された。ジムニーより大きく、ジープよりも小さいというボディは、現在の軽自動車とあまり変わらぬサイズだったが、その軽量ボディにハイパワーエンジンを搭載したため、特にオフロードでの走破性は優れたものがあった。車名は「Tough & Almighty Four-wheel Touring vehicle」をつないだものである。1984には後継機種のラガーにそのあとを譲った。


タフトディーゼル(1980)

戻る

Tanto(タント)

 2003年にムーヴをベースにデビューした軽ミニバン。クラス最長のホイールベースと広いグラスエリアを特徴とする。室内もクラス最大級で、室内高はクラストップの1,300mm。L900系ムーヴ以来の左右独立スライド&リクライニングを採用した。内装色を明るいベージュとしたことで、数値以上にルーミィな雰囲気に仕上げている。インパネにセンターメーターを採用したことも特徴。駆動方式はFFと4WDの2種、エンジンもEF-VEとEF-DETの2種がある。トランスミッションはATのみだが、EF-VEの4WDは3ATで、ほかは4AT。車名はイタリア語で「とても広い、たくさんの」だが、噂では大阪弁の同義という説がある。


タントL(2003)

戻る

Taruna(タルーナ)

 1999年よりダイハツとの合弁企業、アストラ・ダイハツ・モーター社の手によってインドネシアで生産を開始したSUV。ベースはテリオス。車名は インドネシア語で「若者」「士官候補生」を意味し、「タルーナ」の持つ若々しさ、力強さ、大きな可能性を表現している。 エンジンはテリオスに設定のないアプローズ用1600ccを搭載し、定員はサードシートを持つ7人乗りである。このため、テリオスよりもリヤオーバーハングが延長されている。


タルーナ(1999)

戻る

Terios(テリオス)

 古代ギリシャ語で「願いを叶える」という意味からの造語。1997年にシャレード用1300ccエンジンを搭載したテリオスがまず発売、1年半後に軽自動車規格にボディを改めたテリオスキッドが追加された。また、1999年にはトヨタから1300cc版がキャミとして発売された。いわゆるライトクロカンのカテゴリーに入るが、フルタイム4WDはセンターデフロック付きで機械式LSDがオプション設定されるなど、本格的な内容を持つ。2000年にはキッドおよび1300にFR車が、1300のエンジン換装とターボ車が追加された。


左:テリオスキッドCX(1998)
右:テリオスキッドエアロダウン(1998)

戻る

TJ6330シリーズ

 中国の天津汽車がライセンス生産しているハイゼットである。ベースモデルは5代目ハイゼットで、ライトバンのほかにワゴン、トラックがラインナップされる。ワゴンはTJ6330Gと呼ばれ、専用のフロントマスクが装着されている。エンジンは850ccを搭載。地方都市などではタクシーとしても使われている。また、トラックにはダブルキャブも用意されているが、日本のダブルキャブ仕様であるデッキバンがその名のとおりバンベースであるのに対し、中国仕様はトラックベースで、しかも高床3方開となっているのが特徴。


TJ6320(1999)

戻る

TJ7100シリーズ

 

 中国の天津汽車がライセンス生産している3代目シャレードで、5ドアハッチバックと4ドアセダンが用意されている。4ドアセダンにはさらに1000と1300がラインナップされるが、1000はダイハツ設計のCB型直列3気筒を、1300はトヨタ設計の8A-FE型直列4気筒となる。特に1300は中国車では珍しくDOHC16バルブ・EFIを採用しているのが特徴だ。この車も地方都市などでタクシーとして使用されている。また、このクラスの車にしては珍しく、最終型アプローズに似た独立グリルを採用して高級感を持たせているのも面白い。現在はプラッツベースのものにモデルチェンジされているが、コストパフォーマンスの高さから併売されている。
TJ7101U(1999)


TJ7100A(1999)

戻る

TOPAZ(トパーズ)

 TOP from A to Z(パワー、エコロジー、信頼性など、AからZまで、すべての面でトップレベルを目指したパワーユニット)の略称。1998年の新規格軽自動車の搭載エンジンより付けられた。内容は、全車にEFI(電子制御燃料噴射装置)、KCS(ノックコントロールシステム)、DLI(ディストリビューターレス・イグニッション)、ダイレクト駆動バルブを採用している、というものである。また、グレードに応じて、DVVTやデュアルフローターボ、2-O2センサーなどを採用した。  

戻る

Towner(タウナー)

 1990年から韓国の起亜自動車で生産されている小型1BOX車。写真でおわかりの通り、7代目ハイゼット/アトレーをベースにしたライセンス生産車である。元々は起亜系の亜細亜自動車の手によって生産されていたが、亜細亜自動車が起亜自動車に吸収・清算されたため、現在では起亜ブランドを名乗っている。
 ラインナップは7人乗りと5人乗りのコーチ、5人乗りバン、トラックのロング/ショートがある。エンジンはダイハツ設計の輸出用800ccエンジンを韓国国内で生産したものを搭載している。また、日本とは違ってLPG仕様をメインにライン生産されているのも特徴である。


タウナーコーチ(1999)

戻る

U

V

Vesta・V-Series(ベスタ・Vシリーズ)

 Vシリーズとは、デルタが登場する前のダイハツの小型キャブオーバー4輪トラックの呼称で、1958年に登場したベスタがその始祖である。ベスタはダイハツ初の4輪車で、デビュー当時はオート3輪用の水冷V型2気筒1500ccエンジンを搭載、クラス初のダブルタイヤを採用した2tトラックだった。1960年にベスタはV200に車名変更し、同時にマイクロバスも登場させた。この時点でエンジンも4輪トラックらしい水冷4気筒1500ccエンジンに換装された。1962年には排気量が1900ccにアップ、そして1963年にフルモデルチェンジを受けた。1964年には1500cc、1.25t積のV100が、翌1965年には2400cc、3t積のV300が登場。V100〜V300はキャビンが共通で、フロントグリルとヘッドライトで差別化されていた。1968年に4灯式ヘッドライトにマイナーチェンジされ、V100は積載量を1.5tに増やしてV150に呼称変更した。。2代目のV200とV300にはディーゼルエンジンを搭載したモデルも用意されており、こちらはそれぞれD200、D300と呼ばれた。ハイラインと共にダイハツ商用車の一翼を担ったが、1970年のデルタシリーズ発売に伴い、生産が終了した。なお、V300とV100をベースにしたライトバス・マイクロバスが少数生産されている。
ベスタ(1958)


V100低床一方開(1964)

戻る

W

X

Y

YRV

 車名は"Youthful, Robust, Vivid "の略で、若々しいスタイリング、たくましいボディ、ヴィヴィッドな運動性能の総称である。1999年の東京モーターショーで参考出品され、2000年に発売した、ダブルウェッジスタイルを特徴とする新ジャンルのコンパクトミニバン。タワーパーキングに入場できなかったムーヴやパイザーの反省を踏まえ、車高を1,535mm(リヤルーフアンテナ装着車は1,565mm)に抑えた。ベースはストーリア。1300が中心だが、廉価版には1000も設定する。クラス唯一のターボエンジン搭載車を用意し、さらにステアシフト付4ATを採用して走りを意識しているのが特徴である。1300全車に「パノラマガラスルーフ」と呼ばれるサンルーフ(但し、開閉不可)を標準または注文装備として、ヤングユーザーを意識している。


YRVターボ"パノラマパック"(2000)

戻る

Z