DAIHATSU CHallenge Cup

2001年北海道第2戦
(オートスポーツランドスナガワ)

2001年7月22日 晴れ
参加人数:49台


 前回に引き続き、ダイハツチャレンジカップ(ダイチャレ)に参加しました。前回の反省を踏まえ、今回は確信犯的イロモノ狙いで参加しました。ミラでの参加がほとんどである北海道地区では、ムーヴでの参加というだけでかなりイロモノなのですが、車自体に大掛かりな細工を施し、会場の注目を浴びるという作戦にでました。で、今回のコンセプトはズバリ、“ムーヴは物が積める!!”で、リヤシートを倒し、荷室にキノコ(ブナシメジ。あぁ、仕事バラしちゃった・・・)のダンボール(もちろん空き箱)を搭載、ついでに服装もスーツ姿という、完全営業スタイルで走らせることにしたのです。どうせやるならここまで徹底させないと面白味がないな、と思ったわけです。実は、これをやろうと思ったのは第1戦を終了したその日で、それから事あるごとに「次回の大会ではスーツで参加します」という書き込みを関係者の掲示板にしてきました。

 応募用紙は前回参加したとき、書類やゼッケンの入っていた封筒の中に添付されていたので、これをコピーして使用。7月13日にDRSに発送したのですが、参加できるかどうかぎりぎりでした。7月18日に参加受理書が届いたので、どうやら間に合ったようです。同封のアンケート用紙には「帰りに市場へ配達に行ってきます。定位置のビリを狙います」という、かなりふざけた内容にしてみました。これも前回大まじめに書いた反動です。

 EXPRESS-Kの掲示板では7:30過ぎに現地入りすると書き込みしたにもかかわらず、大会当日は前回同様AM6:00に自宅出発。6:30に会社にまず到着し、たたまさった状態のダンボール箱を20枚失敬し(笑)、車に積み込みます。会社を出たのが6:50分過ぎで、それからすぐに高速道路で砂川へ向かいました。途中、けっこうハイペースなトラックに遭遇したので、札幌ジャンクションまでスリップストリームで走行し、燃費を稼ぎました。岩見沢SAでは休憩ついでにダンボール箱を組み立て、ムーヴに積載。この状態で会場に入り、参加者たちをビックリさせる作戦に出ました。現地で組み立てていたら面白味がありませんからね。ついでにスペアタイヤを降ろすなどの軽量化も実施。ウケ狙いとはいえ、タイムアップの施策も忘れません。ちなみに、ブナシメジの箱は18箱積載することができました。箱の文字が見えるように積んだとはいえ、物が積めそうで積めないのがムーヴの意外な弱点かもしれません。特に4WDの場合はフロアに段差ができるため、余計にそう思います。それにしても、SAでスーツ姿の男が黙々とダンボール箱を組み立てている光景は、はっきり言って無気味に思ったことでしょう。到着直前にコンビニでお茶を2本購入して現地入りしました。

 会場に着いたのは8:20分ごろ。所属する軽自動車クラブ“EXPRESS-K”のびぃわいさんが出迎えてくれました。びぃわいさんとは初対面なのですが、僕のムーヴがマイナーすぎて逆に目立つロイヤルブルーのため、すぐにわかったそうです。びぃわいさんは1万円で購入したL200ミラで参加していたのですが、その横に車を停めました。停めたときにびぃわいさんの表情が一瞬驚き、次に大笑い。どうやら、僕の策略に見事にハマったようです。挨拶もそこそこに、「なんなんですか、これ!?」という質問。事情を説明すると納得してくれましたが、「スーツで参加するとは聞いていたが、まさかここまでするとは思ってもいなかった」とのことでした。僕の車の近くにいた参加者の方々からも、「これ積んで走るの!?」とか「中身は入ってるの?」とか、質問攻めにあってしまいました。まさに狙いどおりの展開に、思わずにんまりしてしまう僕なのでした。僕のムーヴに刺激されてか、びぃわいさんはボンネットにビニールテープで「1万円」と書く始末。2人してウケ狙いに走ったのでした。それにしても、当たり前ですがスーツで参加したのは僕だけで、会場ではかなり異彩を放っていたというか、場違いな人間だったと思います。スーツというだけでも変なのに、後ろにはブナシメジの箱満載ですから、これで人目を惹かないわけはありません。

 会場ではレンタカーのタウンエースノアでコースの試走が行われていましたが、あの手のミニバンでジムカーナをしている光景には絶句してしまいました。受付を済ませ、封筒の中に入っていたコース図(右図参照)を見ると、前回とまったく同じ物でした。しかも、ご丁寧にルートまで記入されています。たぶん次回も同じでしょう。前回は4WDで走ったので、今回も4WDを使い、パイロンスラロームの直前にFFに戻すという作戦で行くことにしました。高速コーナーでタイムを稼ぐというやり方は前回同様で、コースを走っている分だけライン取りはやりやすいと思いました。びぃわいさんは初参加だったので、2人でコースを歩きましたが、スーツ(さすがにジャケットは脱いだ)姿だけに周りからは白い目で見られたのはいうまでもありません。下見を終えてからスペアタイヤや車内の小物類もすべて降ろし、軽量化を施します。K-CARスペシャルに掲載されたとき、「キャリアは降ろしたほうが」というコメントを書かれたので、キャリアは降ろしました。当初はキャリアにも段ボールを積む予定だったのですが、落下したときに失格を取られるのではないか、という心配があったのと、キャリアネットをなくしてしまったため、断念しました。リザルトは今回もムーヴは僕だけで、やはりミラの大会、というイメージが強いです。K-CARスペシャルで掲載された効果は思いのほか少なかったようです。また、今回はレディースクラス・L2・L2Tの参加者が増えた分、L4/L4Tの参加台数が半減し、ほとんどがターボ付という状態になってしまいました。まぁ、もともと勝ち目はないですし、ウケ狙いでやってきたので関係はないんですが、寂しい気もしました。

 9:30より開会式。大会委員長やダイハツのモータースポーツ部門の方、“K-CARスペシャル”編集長、司会進行役のアナウンサーなどの挨拶がありました。その後、競技委員長から概要説明。前回では転倒車両があったので、今回は転倒しないように、という注意がありました。あと、フラッグの意味などの説明もありました。なお、記念品としてもらえるK-CARスペシャル特製のイボ付軍手はレーシンググローブとして認められているそうです。

 出走の順番はL2→L2T→L4/L4T→GA→L。今回は走行の順番をいじってきたみたいですが、まったくそんなのは関係ありません。最初はNA・2WDですが、180°コーナーで3輪走行が続出し、かなり果敢に攻めているようでした。そんな中、びぃわいさんは初参加の緊張からかミスコースしかかり、挙句の果てにはドライブシャフトがカリカリ言う始末。びぃわいさんの話だと、ドライブシャフトのブーツが両方破けていて、グリスが切れているとのこと。また、タイヤもグリップがなく、かなりシビアな運転を強いられたとのことでした。

 僕の番になり、とりあえず準備。長袖の服装は必須なので、当然スーツを羽織ります。写真を見ていただいてもわかるように、スーツにフルフェイスのヘルメット、そしてレーシンググローブといういでたちはかなり変です(爆)。オフィシャルの注目度も抜群で、やたら写真を撮られまくってました。MCのアナウンサーにはスターティンググリッドに着いた時点で「アッ、ブナシメジの箱が積んであります、いったい何考えてんでしょう!!」というアナウンスを言われ、まさに目的を果たしたのでした。こんな具合でしたから、こちらも緊張感はまったくありませんでした。走り自体は発進時から4WDに入れておき、シグナルが変わると同時に4WD特有の後ろから押される発進を開始。カートコースはクリッピングポイントをぎりぎり攻めるスタイルで走行しましたが、ブレーキング時にはABSが作動し、ブレーキがガリガリ言ってました。当然コーナーを抜けるときにはパワードリフト気味で、かなりおもしろい走りができたと思っています。ただ、残念なことにカートコースにはギャラリーがまったくおらず、ムーヴの果敢な走りを見せることができませんでした。180°コーナーでは外側からアプローチし、ぎりぎりインを付くというスタイルで走行。正直な話、フェンスに車があたるのではないかとひやひやしてしまいました。第1ヒートはすべて4WDで通したので、パイロンスラロームでタイトコーナーブレーキが発生し、タイムを落としてしまいました。タイムは1'27''11で、L4のNAではまあまあのタイム。以前よりは格段に進歩しているようです。

 競技が終わるとエアコンOFF・スーツ着用のせいか、とても汗だくになってしまいました。長袖必須は致し方ないものの、スーツでジムカーナをやるものではありません。喫煙者の僕は、競技が終わるたびにタバコを吸うのですが、あまりの暑さにとても不味く感じてしまいました。それほど当日は暑かったです。ただ、走り慣れたせいか、第1戦のように足がガクガクするということはなかったです。勝負を捨てて走らせると、気分も楽でいいですね。

 第2ヒートではスタート地点にたった時に「やって参りましたブナシメジ!!」というアナウンスがかかり、思わず苦笑してしまいました。できる限りアクセルを踏んでやり、タイムを縮めることに専念しました。特にスタート直後は7,500rpmまでぶん回しました。また、パイロンスラロームの直前で4WDを解除してタイトコーナーブレーキを回避する試みも行いました。その甲斐あって、タイムは1'25'23を記録しました。これは、第1戦での第4ヒートにマークしたタイム(1'25''53)を超えており、FF走行でのタイム短縮が効果を表したようでした。それにしても、状況に応じてFFと4WDを使い分けた参加者は僕だけなのでしょうか。とても気になるところです。

 第2ヒート終了直後にEXPRESS-Kのしょうてんさん、miuchanさん、そしがやだいぞうさん、miykiさんが応援に駆けつけてくださいました。ちょうど僕がコース上にいるときに到着したらしく、会場の入り口で「アッ、青い表MOVEさんが走ってる〜」としょうてんさんは思ったそうです。しかし、ただ走っているならまだしも、何せキノコフル積載(もちろん大嘘)ですから、駐車場に戻ったときには「ア〜ッ、荷台に何か積んでる・・・、しかもなぜキノコ!?」という表情(笑)。そりゃそうでしょう、今まで荷室にモノをフル積載して走った人はいないのですから、苦労して箱をつくった甲斐がありました(爆)。さりげなく名刺を配るとそこには“きのこ販売課”の文字が。「しがないキノコ屋です」と話すとさらに爆笑の渦が起きました。このときもクラブの皆さんから質問攻めに遭いました。第3ヒートからは皆さんから「お仕事」といわれるまでになってしまいました。

 第3ヒートでは第2ヒートそのままの走りを行いました。パイロンスラロームだけ大回りしないようにスピードを落し気味にして走行。その結果、1'23''87を記録しました。これが今回のベストラップでした。それにしても、デジカメの写真を見て思ったのですが、ムーヴという車は重心が高いだけにロールがかなりすごいです。フロントタイヤのサイドウォールもきれいに摺り減っていて、タイヤの過大な変形具合が想像できます。やはり、ムーヴはこの手の走りにはまったく向いていないのがわかります。

 第3ヒート終了してお昼に。お昼ご飯は例の幕の内弁当(ロケ弁ともいう)とお茶が支給されました。冷え冷えのお茶がとてもありがたかったです。応援の皆さんが買出しに出かけてしまったので、びぃわいさんと一緒にご飯を食べたんですが、ノンパワーステアリングのために手首が痛いということと、タイヤのグリップがなくてシビアな運転特性だったということを話してくれました。

 今回の大会ではさすがに転倒車はいなかったものの、パイロンタッチが非常に多く、参加者はかなり攻め込んでいるようでした。L2では白のL700ミラバンが参加していましたが、どう見ても銀行の外回り営業車風で、あれにスーツを着て乗ったらおもしろいだろうなぁ、と思ってしまいました。L2Tは全車ミラでしたが、みんなマフラーと足回りを交換していて、いかにも速そうでした。中には車検を通せるのか不明なほどけたたましい音のミラもいました。GAクラスではYRVターボを持ち込んだ方がいましたが、ステアシフトを使っていたのかどうか、非常に気になります。ジムカーナの場合だと、意外と使いづらいのではないかと思うんですが・・・。

 前回同様、12:00よりオーラスの第4ヒート。パイロンスラローム直前にFFに戻した上で、シャレでサイドターンに挑戦してみました。しかし、サイドを引くとまったくリヤタイヤがロックしてくれません。ABS装着のわなに見事にはまったわけで、思わずクラッチを踏んだ状態で空ぶかしまでしてしまい、思いっきりタイムロス。結果、1'25''12で終わってしまいました。まぁ、倒れなかっただけマシなのですが、うまくできたらかなりおもしろかったでしょうねぇ。ヒューズを抜いておけばよかったです。そんな中、びぃわいさんは着実にタイムを稼ぎ、1万円で買ってきたうえに故障個所のあるミラながら上位と遜色ないタイムを出していました。最初のタイムロスさえなければ、確実に入賞を伺えるところまで行っていたはずです。

 すべての競技が終わり、表彰式とくじ引きがありましたが、今回も景品はあたりませんでした。これだけ注目度を集めたのに、景品があたらない僕っていったい・・・。まぁ、自分のくじ運を責めても仕方がないのですが。今回の特賞はイクリプスの1DINオーディオでした。前回よりもしょぼくなってる・・・

 最後に4ヒートの総合タイムを書いた紙をもらいましたが、クラス8台参加したうちの8位。つまり、予定通りのビリだったわけです。景品があたらないことを除けばまさに予定通りの展開。帰り際はEXPRESS-Kのみんなでダンボール箱を懸命にたたんでくれました。まったくもって迷惑かけっ放しで申し訳なかったです。こうなると、次回はどのような状態で参加するべきか、大いに悩みます。またキノコの箱を積むべきか、あるいはスノーボードを屋根に載せるか、はたまた4人乗車で走らせるか(それ以前にできるのだろうか・・・)、いろいろ考えてますが、まだ日数的にも余裕があります。何かいい案があったら教えてください(笑)。


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