銅鐸「祖霊祭器説」を考える

井上香都羅氏の同本を読んで、幾つかを記憶しておきたくてここに。

井上氏の神山信仰から考える銅鐸および古代信仰はかなり共鳴しました。
なんと言っても、「加茂族の出雲系族が銅鐸と深く関わっている」という考えは
何も言うことがありません。
卑彌呼は鴨族の分家ではないかという考え方もうなづけます。
大場氏と井上氏の考えをミックスした所に現在の自分があります。

井上氏の神山信仰への始まりは浦和市の三室だそうです。
現在は三室山は存在しませんが、江戸期の書物には残っているそうで、
そこから、三室地名関連で三輪山、葛城山と進んでいかれたそうです。

「室津」播磨国風土記では「風を防ぐのに室のようで室津と名がつく」とありますが、
井上氏は「室山のある津(湊)」と解釈され、これもまたうなづいてしまいました。

銅鐸に関しては、神山の正面(綺麗に三角錐に見える)が出土地で、祭祀場であろう。
というお考えのようです。
また、銅鐸の2ヶ出土が30ヶ所ほどありますが、
それは夫婦神と関係するのではと推測されてます。
その夫婦神の始まり、イザナギ・イザナミをイ(敬称)+サナギ(男神)・サナミ(女神)であり
サナギは銅鐸のことであるとも推測しておられます。

そして両足義足の井上氏の250近くの銅鐸出土地廻りには頭の下がる思いです。

井上氏のお考えから幾つかリストを作成しました。

神山リスト 大岩より出土リスト 倭人伝国比定地リスト