群読を楽しもう 1 〜「かっぱ」谷川俊太郎〜
                           森竹 高裕




リズムよく工夫しながら読む群読の授業をおこなった。最初に取り上げたの
は、谷川俊太郎「かっぱ」である。

「かっぱ」谷川俊太郎

かっぱかっぱらった
かっぱらっぱかっぱらった
とってちってた

かっぱなっぱかった
かっぱなっぱいっぱかった
かってきってくった

とっても愉快な詩に、子どもたちはどこで区切っていいのかわからず舌をかみそうになっていた。


発問1
この詩はどうやって読むのでしょう?区切るところに/の印をつけよう
 

正しい読み方は

かっぱ/かっぱらった/かっぱ/らっぱ/かっぱらった/とって/ちってた
かっぱ/なっぱかった/かっぱ/なっぱ/いっぱかった/かって/きってくった


指示1
この「かっぱ」の詩を読むときのリズムは、どうやったらいいでしょうか?手拍子をしながら読んでリズムを見つけよう
 

このリズムは4拍子なのだろうか?パチパチと調子のいい手拍子があちこち
から聞こえてきた。手拍子をしながら読むというのは難しいらしく、つっか
える子が続出した。さて次は


指示2 さあ、今度は拍手のスピードをあげるよ
 

「えー!」という悲鳴が聞こえてきた。でもその声はなんだか嬉しそう。班
ごと拍手をするところを詩を読むところの役割分担を決めた。だんだんテン
ポが速くなっていった。何回かやったところで、またバリエーションを変え
る。子どもはこのように変化のある繰り返しを喜ぶ。


指示3
今度は詩を読む人と、BGMのように後ろで「かっぱ・かっぱ・かっぱ・・・・」とかっぱのリズムを言う人にわかれます。自分たちの声が、相手の声に消されないようにやってみよう。
 

手拍子の代わりに「かっぱ・かっぱ・かっぱ・・・」というリズムが入って
きた。ちょっとうっかりしているといつの間にか全員が「かっぱ・かっぱ・
かっぱ・・・」と連呼している。

第二連は、「かっぱ」の代わりに「なっぱ」のBGMでおこなった。


指示4
最後に全員で読んでみよう。班ごと役割を決めます。詩を読むのが3つの班、かっぱのBGM、なっぱのBGM、手拍子の班がそれぞれ1班ずつです。それでは、いっせいのーで!
 

かっぱの詩を全員が役割分担を決めて読んだ。みんな自分の担当のところを
一生懸命読み、大きな声が教室中に広がった。

群読もくじへ