2CV60周年の今年、フランスへ2CVを輸出という事になるとは思いませんでした

一連の作業報告をします。

試走中の近所にて 船積みまでに5Lのガソリンを入れておきます
エンジンを降ろした前側です
各部パッキン類交換しました。
後ろ、フライホイールを外した姿です
ここにオイルポンプがありシール交換しました
ミッションマウントは亀裂があり分離する手前でした 外したヘッドとピストンの頭です
バルブは左右とも摩耗が激しく面が光っています、排気側はススが積り始めています
フェンダーを支えるゴムを4個交換しました マフラーは排気漏れもなく再利用
ショックを純正相当品と交換、100キロほど走り良好です
停止時やコーナーでのムダな揺れがなくなり、しっかり
した本来の安定性がLIPの良さでしょうか、
被膜がたるんでクラッチを踏んだ際のグニャっとした感じ
は右の状態です、他にいくつかの損傷有り、交換後は
とてもスムーズなフィーリングです。
ステアリングレバー=ハンドルを切った際にタイヤの方
向を変える重要な接点です、数年分解した様子がなく、
グリスがひからびていました。
ナイフエッジ=スプリングと足周りの接点です
グリス封入が必須ですが全く油分が無く、側面はこすれ
て光っていました。
オーバーホール後のエンジン/ミッション
ボンネットヒンジの錆 ボンネットが外れずにヒンジ上部を切り取りました
ヒンジを外したボディーの腐食状況 新しいヒンジを取り付けました
伝説のシート ハウンドシザーです、デビュー時のワン
ロットのチャールストンに付いていたらしいです、手前は
私の試乗用シートです、輸出時に交換します。
後席です、リヤーの窓下トレイ?は旧品を使いました
良いシート生地で気に入っています。

ダクトを交換しました 片側はゴムが有りませんので代用品で対処します
ナンバーステーを外すにはドリルでリベットを抜きます、フランスで登録について日本サイズのステーが役にたつか
御検討ください。 多くの2CVはグリル下に直接付けているかと思います。
ワイパーが気になりますが、今のところしっかりかきます 日本には無いタイプの珍しい蓋です、振動で緩むので
シートを交換した際のゴムで引っぱってあります
右側から暖房漏れがします、切り替えの調整をしました
がフラップが変形しているためか完璧に止まりません、
冬になる前に足もとのスポンジを外してください。
試運転の際の日光にて、
整備のまとめ

2CVは独特のメカニズムを持っている車です、幾つかの疑問点が有りましたが気が付いた点は全て解消して
います、ナイフエッジは油分が無く一部がえぐれていました、各部を見て2CVにとって専門店での点検整備は
必要な事と改めて思いました。
エンジンのかかり、ブレーキのフィーリングやクラッチの遊びなども本来の状態となりました。
エンジンのパワーは良好ですがミッションの1、2速のうなりと3足に入れた時のかじりはそのままです
内部を洗浄したため少し大きくなったような気もしますが200キロほど走行して初期より静かになりました。
ご紹介したフランスのガレージに御相談下さい、彼らなら沢山の事例を経験していますので適切な修理をして
くれるでしょう、お住まいの近くに気軽に頼める整備工場が有ると良いですね、日常の点検なども安心です。

船済みが決まりましたらまたご案内します。