佐賀県からの入庫です、福岡からフェリーで運ばれてきたもよう、
綺麗な2CVですが乗ってみたところあまりのパワーダウンに驚きました、さらにブレーキも引きずっているようで
シフトチェンジの際にスピードが落ちる違和感があります、ハンドブレーキレバーも壊れています。


福岡からフェリーで来たらしい フレーム後方 エンジン下、フレームは良好
なかなか小粋な2CVです グリスが多すぎるとブーツからはみ出します ディスクローターの摩耗状況
エンジン右 左には触媒が有った
触媒の重さからか溶接部からの排気漏れ
が有ります
メインマフラーも角度調整のため加工して
有ります
今回の排気漏れはこの裏に穴が開いている
ためでした、触媒はとても重たいですから
弱いところに重量がかかるのと思います
アクセルワイヤーは補修してありました フェンダーを外した所にも腐食が見られます ミッションオイルの滲み
エンジン オイルの滲みは少ない 右側も同様でした フロントは激しく汚れていた
フロントブレーキが引きずっています パイプバンパーの弱点、雨が直接フレームに
入ります、対策を何か考えます
バンパーにL材を挟み込んで蓋にしました
左のピストン 若干オイルが滲んでいます バルブの当たり面 更新後
右のピストン 当たり面は左右とも進んでいるが10万キロ
ですから良い方と思います
更新後
ブレーキキャリパーのピストンが固着してなか
なか外れない、キズかと思いましたが硬くなっ
たゴムのカスでした・・・ヨカッタ。
シールのゴム部品です、硬化してスルメの
様になっています
、洗浄液に漬け込んで一晩
寝かせます
ミッションを磨いて後ろを開けました、オイル
の滲み防止にシールをして塞ぎます
エンジン下のアンダーカバーです、オイル
の汚れでドロドロしていました
洗浄後はグレーが出て来ました、どう言う
わけか2CVのフレームはいろいろな色が
塗って有ります
左右ともヘッドの下あたりのフレームサイド
に軽いサビがあります
クラッチワイヤーは御老体と言った状態です ステアリングレバーのボールピンが摩耗して
います、新車の頃は赤線のような真円でした
ハンドルを回した時のロッドの動きをタイヤ
を左右に動かすための働きをしています
車検ごとに分解を推奨する部分です
クラッチ板の状態です 新旧のステアリングレバー、車検ごとに分解給脂していれば10万キロ以上保てる部分です
交換後はハンドルの切れがクイックになりました、勿論遊びは有りますが、切れ初めがカツンと反応します
ブレーキディスクを交換しました ポイント/点火時期/バルブクリアランスなど
調整後エンジン始動
ガソリンホースの熱対策をされたいましたので
さらに引っ張って逃がしました
ナイフエッジに油分が有りません、車検毎に
分解給脂したい所です、グリスが切れると
突然破断します。
給脂により2CVの乗り心地を快適にします
グリスはたっぷりと封入します、水に強い
シャーシグリスです
1か所だけゴムブッシュがはいっていました
ナイフエッジはクサビ形ですので効果はあり
ません、クサビの先端に応力がかかります
ナンバーステーを溶接で付けました
駐車場入口で干渉しない高さです
近くの山まで試運転の際の1枚 リヤーシート
助手席のシートレールが曲がっています リヤーのシートフレームの曲がりです フロントシート
先端のキャップが片方無くてどうしようかと
思い色々な物をあてて見ましたが、、、
バンパーの先端にビニールテープを巻いて
ドリンクのキャップがぴったりです、これなら
いつでも交換が可能で安心かと思います
先端にステッカーを張る事もアリです
手でたたいたらキャップがへこんでしまい
スプレーの蓋を当てて叩きました、
明日また1本飲みます。
試運転で遠征しました、各部の音や足周り
など一つ一つ確認しながらの走行です
アップダウンの有る峠道ですが3速のまま
走り抜けました、トルク、パワーとも良好です
高速で、、、下り坂だったでしょうか・・?
ブレーキの片効き、ハンドルのブレは有りません

「ずいぶん古い車だねぇ〜」と驚かれました、車体の色とグリルとバンパーの3拍子でそう思えるのでしょうか? 魅力的な車です。
さくらんぼの旗と写真を撮っている私を九州男児と思ったのでしょうか、ナンバーを見て再度驚かれました。
右のドライブシャフトブーツからのグリス漏れ
が有りました、一般道では無かったのですが
高速での激しい回転のためかと思います
ブーツには亀裂が見つかりませんが凸凹面
の各部に深くシワの様な亀裂予備軍があり
滲みでたものかと思います
ゴム質が柔らかくなりクタクタです
長い間お疲れ様でした、各部点検をしました
が他に異常はみられません、ライトswの動き
が渋いですので診ておきます
試運転用のシートから新しいシートに交換
陸送ドライバーも乗りますのでビニールを
被せました
7月9日 鹿児島から2CVが届きました そして佐賀へ旅立つ2CVを積んでいきます
ゼロは車体の牽引フックを使わずにタイヤで
固定しますので2CVには安心です
佐賀行きを見送る鹿児島2CV、九州どうしで
会話が有ったのでしょうか・・・
フランス語? 九州弁?


昨日の夕方到着し軽く走行して、今日はエンジン回りを洗浄後にエンジンを降ろし、ヘッドを分解しました。
ヘッドカバーを外したところ中は綺麗でした、オイルか添加材で染まっているエンジンもあるのですがこのエンジンは
アルミの地金が綺麗な肌です、10万キロでパワーも落ちていますがバルブの摩耗はそれほどでも有りません、
4万から6万キロでももっと摩耗している事もあります、良いオイルを使い続けているのでしょうか・・
クラッチ板は良好です、乗り方にもよりますが3万キロ以上は大丈夫と感じます。写真を掲載しました

メールをありがとう御座います、マフラーについては治るか検討してみます、錆びて薄くなったパイプに重たい触媒が付いて
いますので補修の繰り返しだったのでしょうか、延命処置を検討しますが恒久対策は出来ません。
ブレーキキャリパーは一度も分解してなかったのかも知れません、固着していて8キロのエアー圧では外れませんでした
ピストンに傷が?、、と思いましたが硬化したシールのカスでした、2CVのピストンはマグネシウムですから扱いは慎重です
最近車検を取ったようですが、リヤーブレーキが僅かにキーコキーコ言ってます。
↑リヤーブレーキは遊びが多く、調整したところ解消

ここまでの問題点
ブレーキローターの摩耗 →交換
排気漏れ=触媒の重みに耐えかねて何度も溶接を重ねているようです  →マフラーパテなどで処理しました
サイドブレーキレバーの故障 →特に問題は有りません、遊びが多かったようですので調整は鬼のようにやりました、3ノッチほどで
しっかり効いています
フロントのナンバーブラケット 外れ →補修、ステーを溶接してナンバーの台と共に固定して有ります
バンパーエンドが気になりますが面白い事を発見しました、オタノシミにしてください 
→ ドリンクのアルミキャップで対応 
ステアリングレバーが入荷して早速交換、写真で違いをご覧ください。 交換後はカツンと気持ち良く反応します、勿論遊びはありますが
コーナーでの反応は格段の違いです、山へ走りに行きましたがコーナーでのハンドリングがとても良くなりました、シャープに曲がります。
イグニションコイル 30分程走って止めると再始動が悪い、コイルの劣化症状と思います 
交換依頼を頂きました。
→ 交換後はエンジンの吹きあがりも良くなりました、高速を降りて20分ほど止めて(充分コイルに熱が籠ったころ)エンジンをかけましたが
1発始動でした。


7月3日
山岳走行と高速走行を終えて全て異常は感じられません、明日はフェンダーを外してオイルの滲みやボルトの締め付けなど再確認して
完成となります。足もとのペダル類の前に触媒が有るせいか足もとに熱気が感じられます、ハッチバックの車に有りがちなゴトゴト音が時々
しますがまぁ仕方ありません。
高速では100キロでも110でも加速します、峠道では3速のまま走り抜けてもパワー不足は有りません、ハンドリングが向上しましたので
まるでチョロQの様な楽しい走りです、私は九州の方はあまりわかりませんが阿蘇山でも登ってみたい感じです。
整備をしていていつも思うのは自走して納車したいという思いです、前回の青森の2CVでもそう思いましたが、雪!手をかけた2CVが仕上がって
いくのは至福の喜びです。


7月9日
陸送にて発送、佐賀の御自宅着は16日の予定です。



完了