4つのタイヤに傘をさしたような車、、2CVの開発コンセプトです
しかし、この車は上からは雨漏りで床下から水がわいてくるという事で入庫しました
海岸地方の潮風は2CVにとって深刻な状態になっていました。


バンパー 腐食 左フェンダーの変形でバンパーとの隙間が
わずかになっている
リヤーフェンダーに御挨拶の痕跡
リフレッシュメニューでの作業
ディスクの摩耗 クラッチも交換時期 ミッションマウントの亀裂
シリンダーヘッド 右
バルブの摩耗が激しい
シリンダーヘッド 左
ヘッド側とクランクケース側 両方から
オイルのにじみが有る


ヘッドとバルブは修正、ピストンリング交換

洗浄してワイヤーブラシで表面の汚れを
取る、オイルクーラーは外れなかった、固着
してパイプが一緒にネジレてしまい断念



ミッション内部はヘドロの様にノロが付着して
いた
フレームを塗装後にミッションを載せた
アンダーカバーは錆が進んでいた、海沿いの
ため潮風の影響か??


アクシデント 発生です この車はブレーキ配管が新しいものに交換されていましたが、分解の際に外れませんでした
ま、交換したばかりで安心、、と思っていましたがピストンが固着して動きません、いろいろと試
みましたがピストンが動かないので、何とかして配管を外せないかと試行錯誤のなか、パイプ
シールが使っていない事を発見、配管はキャリパーに強烈に食い込んでいました。
キャリパーの配管が抜けません、そしてピスト
ンは固着して動かず、ディスクパットが入りま
せん
一度組んでピストンを動かそうと試したら広げ
用に使った古いパットが曲がってしまいました
パットは別の車のものです
左右のパット1枚づつです、下のパットは残量が
少ないのはキャリパー固着のため引きずっていた
のかと思います
ピストンを外したらシールがすっかり潰れ硬化
していた
固着のため配管が有っては外れそうにない
3か所の配管のうち1本が外れる、ここでパイプ
シールが無かった事に気が付く
配管にはこの様なパイプシールがかぶさり、しめ込
んでいくとゴムが潰れて広がりLHMの漏れ止めを
する、この車にはこのゴムが無かった
パイプシールが無い分、奥までしめ込んでい
く事になるが、配管の先4ミリほどがキャリパー
のオイル経路にしっかりと差し込まれ外れなくな
っていた、あまりにもきついためオイルが漏れな
かったのでしょうが外れたのはこの1本fだけ、、
途方にくれる、、
いくらこじっても、回しても、引っ張っても、トー
チで温めても外れない
本来はこの隙間にゴムのシールが入っている
のでスポッと抜けることが多い
こちらも同様、、
しかたなく切った、ぐるぐる回してねじり切った
配管が新しいのでねじっていると熱をもち熱く
なる純正の物よりしっかりしている
中に見えるのは残った配管の残骸



加工屋にて、内径に合ったネジを製作して引き
抜いてもらいました
メデタシ
燃料タンク奥の三つ又 新旧のパイプシールです リヤーはブレーキオイルの漏れのため
ホイールの裏までLHMで汚れていた
10か所の接続を点検してすべてのパイプシールを交換しました、
シールが無かった所は左右のフロントブレーキキャリパーとリヤーブレーキシリンダーです
以下、リフレッシュメニューの続行
キャリパーOH,ローター、配管交換 123イグニション 取り付け ライトバーは錆がひどく指でここまで簡単に?れた

キングピン、グリス切れでした、9月にはグリス
切れで摩耗しこの六角が破断した人がいました
ステアリングレバーのボールジョイントを分解
グリスアップ、ほとんど摩耗が有りません
良好!
ハンドルを回すとタイヤが動く、の部分です
新旧 クラッチ板 新しいクラッチに交換 エンジンが載りました
ボディー修理
左右ともAピラー溶接部に亀裂
ピラーはパイプではなく(つ)の字形状の薄板
下にはジャッキポイントがある、、、。
板を叩いて作る、板は別の2CVのフレームから
頂いたもの、言わば純正鋼板です
木ハンマーで約1日、数千回叩いて整形する
熟練工ならきっと簡単な事だろうが、、、
ボディーが薄く錆びているため溶接に苦戦
しながら何とか形になりそう
表が終われば内側です、右が終われば左が
待っています、ハンマーばかりで筋肉痛
表はこのように巻きついていますのでもう1枚
内側用を作って補修する
床の腐食、インシュレーションマットを剥がした トゥーボードを半分切り取った右の床板 フレームから陥没している
左の床板 陥没しながら穴が開いていました 床下からの写真。赤い線が本来の位置
10ミリほどボディーが陥没していた
サンダー、ドリル、ハサミ、溶接機、木ハンマー
カッター、タガネなど道具のフリマ状態
ピラーが補修できたのでボディーを持ち上げて
床の交換です、
もしパンクなどでジャッキを使っていたらボディー
パネルとサイドシルがAピラーにめり込んだかも
知れません、
左右のフロアー
右のサイドシル内壁欠損 左はサイドシルのジャッキポイント前底板が欠損
同形状の板を作り溶接
外から見るとこの部分です、何事もない様ですが
内部は腐食で無くなっていました
材料は腐食に強い鉄板です
古い切れ端が庭で2年以上雨ざらしになっていま
すが錆びません
鉄板の到着を3週間ほど待つ、、
「モシモシ 鉄板 来た?」
「あ!ゴメン忘れてた〜」 でした。

切り取った床 左 切り取った床 右
床下に新しい鋼板を貼った、車体接着剤と溶
接を併用、余った車体接着剤は翌日には固ま
り使えないので一気に作業を進めた
室内、サイドシルの腐食がひどく立ち上がりを
作った、光っているのは完成後塗装のため水で
床面を洗ったところです
塗装は全面にさび止めブラック、新しい鋼板には
アンダーコートを上塗りした
斜めの部分は中空
になってボディーの強度を保つ重要な構造材です
塗装後はメインフレームやエンジン部のフレーム
にさび止めを注入、いつまでも固まらないさび止め
で60cmほどのロングノズルで奥まで充填します
2CVのフレームには沢山の小穴があり、各部から
充填する
ボンネットヒンジの腐食、ブクブクと塗装を押し
上げている
切り取った際のボディ側の腐食状態 内部もサビ取りで小皿に一杯くらいの錆びた
カスが出てきました
材料はボンネットヒンジBIGを使用
ただしそのまま使うのではなく車体の損傷に
合わせて調整と切断、しなりやひずみもあります
ので調整して使います、
この後室内から穴をあけて内部にさび止めを注入
ここはチューブ状の構造材で重要な部分です
腐食が激しく溶接は難しい、車体接着剤で下半
分を接着し上は溶接した
車体接着剤を2日ほど乾燥させ溶接をした
溶接部は塗装を剥がしたため隙間に錆び転化材
をしみこませた
サイドシルに防錆在注入 センターピラーに穴をあけて注入 フロントピラー
室内側 ガラス下からボンネットヒンジ裏の中空
部分に噴射
外から見るとココです。
10月10日に車検を取りました、エンジンは慣らしですが良好で静かでしっかりしたパワーで走ります、1速で少しミッションノイズが大きい感じもし
ますが心配なレベルではありません、エンジンが静かになったため余計に感じる部分かも知れません。ひょっとすると私にしか感じないレベルか
も知れません。 現在はボンネットヒンジ部とフロントバンパーの塗装のため塗装工場に入庫中です。

80mad