もともとは東京大学・坂村 健博士によって提唱された電脳強化環境(Computer Augmented Environment)のためのコンピュータアーキテクチャで、その提案に賛同した民間企業によって新しい概念にもとづくコンピュータ体系を構築するために産学共同でトロンプロジェクトが発足。
中村正三郎氏の言葉で云うと
TRONって何かというと、誰にとっても(子供、高齢者、障碍者も含む)、いまより使いやすいコンピュータを作るのを目標にしているプロジェクト。プロジェクトで作ったり決めたりするのは、CPUからOS、さらにはヒューマンインターフェース(人とコンピュータとの関わり方の作法)やら、必要なものは全部。決まった仕様はオープンにして、誰が作ってもいいと。ライセンス料は要らないから、勝手に商品化してもよし、フリーソフトで配るもよし。反省すべき過去は反省し、明るい未来を信じてがんばろうという、いまどき珍しい理想主義を掲げてやっているプロジェクトである。それだけに反発があったり、「TRONなんてもう終わってる」といわれたり、坂村健にカリスマがあるせいで、「宗教がかっている」「コンピュータ界のドンキホーテ」などともいわれる。
と言うものだ。 そのトロンプロジェクトを推進するための中核機関として、社団法人トロン協会が設立され現在以下の種類が有る。
トロンプロジェクトの長期的な目標は「どこでもコンピュータ」環境を実現するということだが、その「どこでもコンピュータ」環境とは、人間の身の回りのすべての道具、家具、設備などにコンピュータが入り、それらが互いネットワーク接続され、協調して最適な生活環境を演出するというコンセプトで、トロンが世界に先駆けて提唱したものだそうだ。
このコンセプトは今ではUbiquitus Computing、Computer Augmented Environment、Intelligent Environment等の名前で、コンピュータ研究の最先端分野として、世界中で研究されているという。
