写真で見るライカの歴史。


Leica Model A anastigmat (1925)

最初の量産タイプ・モデル。距離計は搭載されていないが、このAタイプに代表されるファインダーだけのモデルがベーッシック・モデルと言われている。1925年にLeipzig見本市に出品・発売されたのがf:50mm×3.5 Anastigmat付きであった。200台くらい製造されたはず。

Leica DII Chrome (1933)

完成されたライカを彷彿とさせるモデルである。これまではカメラと言う物は光学機器の常識である黒色の外観を持つものとされていたが、DIIから上質のクローム仕上げが採用され、ファンを驚かせると同時に、そんなピカピカするのはライカでは無いと言う批判も出たとか。

Leica IIIb (1938)

誕生から止まる事無く進化し続けて来たライカの最終モデルとも言える型式である。即ち次モデルのIIICからはボディーがやや大きくなり、材質も板金からダイキャストになるからである。IIIbの特徴はファインダーとアイピースが従来のモデルは3cmほど離れていたので距離を合せてから、離れたファインダーに目を移さねばならなかったが、このモデルから一体化させた事であろう。外観的にも全く最新モデルと変わらない。

Leica IIIC (1940)

このモデルから新世代に変身した。ボディーが3mm大きくなり、材質もダイキャストが採用された。改造モデルは別として、セルフタイマーが搭載されていない標準モデルはバランス、グリップ感も最高である(私見)。
Leica IIIf (1954)

最初にセルフタイマーが標準装備され、フラッシュとストロボの両方に対応すべくシャッター・リングの外周にアジャスト・リングが装備された。最も人気の有るモデルの一つである。
Leica IIIg (1957)

Leica M3の衝撃的な発表の後に公表されたバルナック・ライカに世間のファンは興奮を隠せなかった。確かにMライカはバルナックに取って代るコンセプトである事は衆目の一致する所で有ったが、大きすぎるボディーへの批判も轟々たるものであった。Vgは最後のScrew mount機として、Mタイプの機能を全て備えた名機と言えるかもしれない。特徴は今までのライカに無かった大きなファインダー窓とその隣のブライトフレーム採光用の小窓を合せた四ツ目であろう。お父さんは高さが数ミリ高くなった事を、バランス上多少嫌っているようです。
 (本音は、すでに強力なIIIfウィルスに感染中のためと思われますが、IIIgの魅力もわかっている様です)。

Leica M3 over #1,000,000 chrome (1958)

製造台数が多い事もあって、長い期間に多くの機構的改良がなされている。一般的には、#1,000,000以降が「後期型」と呼ばれている。バルナック・タイプに比べて外観的・機能的に全く新しくなった。等倍近いファインダーの採用で、90mm・135mmレンズを使う時の像の見え方、ピントの合わせやすさなどは、ファインダー倍率の低いM型ライカの追従を許さない。

Leica MP (1956)

1955年に当時のライフ誌の著名な写真家、Alfred Eisenstadt とDavid Dankanによってコンセプトを植付けられた(強制的に作らされたとも言える?)特殊タイプのLeica M3がLeica MPのルーツである。M3にライカビットを取り付けたモデルと考えればよい。

Leica M5  (1971)

このモデルはMタイプ愛好家の中で評判が高い。理由の一つにM5がWetzlar最後の感触を残したライカであると言う事にある。即ちMタイプのスムースさを残しているのはM5までと言うのが大方のファンの意見である。しかし、このタイプはこれまでのMタイプと全く違うボディー・スタイル(従来のMタイプより両肩が張っている)を持っており、この点が従来のMタイプに慣れ親しんだ一部のファンから、発売当初不評を買ったことも事実である。

Leica M6 (1984)

1984年に発売されてから、すでに15年になるが、健闘中の現行機。その年のPhoto Kinaでは画期的なMタイプが発表されるのではないかと言う噂と期待が膨らんだが、結果的にはMPに内蔵メーターを組みこんだM6が発表された。M6のライカ・ファンに対する誕生の意義は、それまで超高級カメラであったMライカを、それでも高価でありながら、世の中に普及させた事であろう。偏屈なライカ・ファンはライカが普及する事を善しとしないかもしれないが・・・?問題は今も売れ続けてているM6が果して21世紀の王者たりうるか?と言う事であろう。お父さんも欲しがっているようだ。

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