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| カランコロン!(今時こんな喫茶店はナイ) |
| マスター
| 「いらっしゃい。久しぶりだねショウちゃん」 |
| 正助
| 「マスター、ホットコーヒー頂戴!」 |
| マスター
| 「はい、ホットね、どうしたの?神妙な顔して。ははん、また彼女に振られたね!」 |
| 正助
| 「違いますよ!人の顔みりゃ振られた振られたって。」
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| マスター
| 「ゴメンゴメン。でもどうしたの?」 |
| 正助
| 「いや、今日お客さんに建築家の知り合いはいないか?て聞かれたんですよ。」 |
| マスター
| 「ほう、それで・・・」 |
| 正助
| 「マスターのことを思い出したんですよ。マスターはこの店は自分で設計して建てたんですよね。」 |
| マスター
| 「そうだね。もう随分前になるけど、この店と住宅を自分で設計したよ。」 |
| 正助
| 「じゃ、マスターは建築家なの?」 |
| マスター
| 「さあ、どうなんだろ。建築家と言えるほどじゃないと思うけど。」 |
| 正助
| 「でもマスターは家の設計したり図面が描けるんでしょ。」 |
| マスター
| 「そりゃ今は喫茶店のマスターだけど、これでも建築士の資格は持ってるからね。」 |
| 正助
| 「え、建築士!マスターは建築家じゃなくて建築士なの?」 |
| マスター
| 「建築士っていうのは資格としての名前はなんだよ。」 |
| 正助
| 「へえ、正式な名前は建築士なの。」 |
| マスター
| 「正確に言うと建築士にも『1級建築士』『「2級建築士』『木造建築士』とあるんだよ。」 |
| 正助
| 「え!3種類もあるの?何が違うんですか。」 |
| マスター
| 「設計できる建物の種類と規模の違いで、大抵の住宅ならどの資格でも設計できるよ。」 |
| 正助
| 「じゃあ建築家っていうのはどんな人なんですか?」 |
| マスター
| 「建築家の基準は難しいけど、強いて言えば建築設計と監理を専業としている人かな。」 |
| 正助
| 「専業?そうか!マスターは喫茶店のマスターが本職だから建築家じゃないんだ。」 |
| マスター
| 「いや、そういう意味じゃ・・・」 |
| 正助
| 「・・・!?」 |
| マスター
| 「建築物も芸術の一つという意味で、画家や陶芸家のように建築家と呼ぶんじゃないかな。」 |
| 正助
| 「なるほど、じゃ設計士って何?図面を描く人のことなの?」 |
| マスター
| 「建築の中では設計士という職業は無いんだ、設計は何も建築だけじゃあ無いからね。」 |
| 正助
| 「そういえば、機械設計とか保険の設計なんていうのもあるよね。」 |
| マスター
| 「そう、一般的に設計士と呼ぶだけで仕事の中身は変わらないと思うよ。」 |
| 正助
| 「そうか、家の設計は建築士なんだ、でもマスターはなんで建築士なのにマスターやってるの?」 |
| マスター
| 「・・・・!?」 |