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野宿その1

常々形から入る俺は、とりあえず野宿グッズから揃えなければならなかった。

本当は形より実行なのは百も承知なのだが、それが俺なのだ。

まずは、「ソロ用のストーブはコールマンではいけない」と思い、オプティマ

ス8Rとマナスル121を購入。

ナイフ、シェラフ、ライターなども、持っているのに新たに買い足し、装備は

完璧に近いものになった。

野宿を実行したのは、4月12日。

その日は朝から雨で、夕方にようやくあがった。

雫石町内の某公園に7時30分現地到着。

外灯の明かりがビンビンで面を食らった。

とりあえず、東屋に荷物を運び夕食の準備。

メニューはニジマスご飯と豚のジンジャーエール煮、つまみにイカとカマンベ

ールチーズだ。

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マナスル121は灯油を使用するストウヴなのだが、ちょっとした風

にも消えてしまい、ほとんど8Rだけで調理するはめに・・・

9時過ぎに晩飯を食べ終わり、風が吹いてきたので後片付けを始め、最後にナ

イフの汚れを拭いていると手を滑らし右手人差し指と中指を激しく切ってしま

った。

俺の人生の中で、これまで経験をしたことがない流血を拝んだ。

しかも、カット絆も持っていない。

トイレットペーパーで傷口を押さえても、ドバドバと溢れてくる血。

仕方なくモカママに電話をして、カット絆を持ってきてもらったが、野宿に反

対のモカママはプンプンだった。

実は、野宿に携帯電話は反則、と最初持って行かないつもりだったのだがモカ

ママに無理矢理持たされたのだった。

この指の怪我のおかげで、テントで酒を飲みながら読書しようと思って3冊も

図書館から借りてきたのに無駄になった。

右手が使えないので眠るしかないのだが、キャンプ場でない屋外でたったひと

りで眠るのは初体験だ。

ちょっとした風に揺れる木の音に驚いたり、指の痛みが気になりなかな寝付け

なかった。

せっかく眠ったかと思うと、近くの国道を走るバカなヤツらの爆音が何時間も

つづくし、マイナス7度までOKというモンベルのシェラフとインナーシーツ

を使用しても寒くて3時間くらいしか眠れなかった。

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ゴアテックス製のこのICIテントを7年くらい使用している。

ひとりでも3分くらいで設営できるのでソロには最高。

今回ソロをするにあたり防犯上、前室を確保するためフライを購入。

やはり、グッズを外に出したまま寝るのは不安だもんね。

フライシートもゴアテックスなので1万2千円もしたよ・・・

翌朝、全身にかゆみを覚え目が覚めるとなんと体中ににじんましんがはしって

いた・・・トホホだよ。

なんかボロボロの状態でなんとか撤収して帰ってきた第1回野宿だったのだ。

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