二兎社「僕の東京日記」
@森下・ベニサンピット(1996/12/5-21 17ステージ)全指定 前売当日4000
作・演出:永井愛
出演:山本尚明、田岡美也子、橘雪子、山本龍二、文月 遊 他 全17名
1996/12/7(土)晴れ 2:00-4:40PM(休憩10) 前方下手から
客席ほぼ満員(160名)
客層:老若男女。壮年や、昭和30代の歌に懐かしいと言える世代、多め。
客入れ:誘導丁寧。通路の段が中途半端、こける人数人あり。望む改善。
舞台。下宿屋の食堂。古びたというか、質素。昭和30〜40年代の懐かしい感触。
斜となった両壁。中央、階段と上方に二階の窓。隣に夜には明かりが入る家並み。
奥は玄関への廊下。下手からだと見にくいのが残念(当日券販売時に了解願いあ
り)。客入音楽は、往時のフォーク、アニメ、CF、ニュースソースやら。
お話。1971。まかない付き下宿屋。自活を志す裕福な家の青年。おでん屋で活動
資金を稼ぐ活動家カップル。男女同居生活してるヒッピーなど。やがて起きる、
猫好きと猫嫌いの人の対立が、周囲を巻き込み、思わぬ時代を映していく。
新奇さないけど、芝居造り巧いなあ。さすが永井愛。いくつかのドラマが平行し
て走り、呼応する展開。しだいに高まるそれらにどきどきねこ。特に後半。野良
猫の攻防が異常さを帯びてきて、学生運動などに重なってくる様は見事。筋運び
、ホント◎。適材適所な役者の演技も、水準高くグー。
なにより、人のドラマであることが魅力。楽しめて味わいあり。時代を描きなが
ら、すっと共感できるの、これ故。青年らの何者にもなれなかった空しさは、芝
居の通過した人だけじゃなく、今にも通じてるんじゃないかしら。
役者。安心。主人公の青年(山本)は現役大学生。初舞台とは思えないさりげさ。
まんま大学生って感じ○。ガジラの文月遊。初の外部出演。さえない女性と思い
きや、一番危ないやつな役。得体しれ無さが○。
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