登場人物紹介
相沢祐一
水瀬家に居候している少年。
幾多の苦難の末、名雪と恋人関係になるも最近、ちょっと不満気味。
水瀬名雪
祐一のいとこの女の子。
祐一の同居人兼クラスメート。朝が異常に弱い。
七年越しの想いを成就させ祐一の恋人になった。
現在、幸せ一杯。でも相変わらずお寝坊さん。
水瀬秋子
名雪の母親で、祐一の母の妹にあたる人。
完全無欠な女傑?で了承の達人。
残念ながら、名前のみの登場である。
北川潤
祐一のクラスメートで仲の良い悪友。
彼も今回は名前だけ。無情〜
プロローグ
「・・・そろそろか」
祐一は一人心地でそう呟いた。
その呟きには、諦めに似た焦燥感と疲れが含まれているようであった。
幾度となく訪れる、この瞬間。
毎日、といった方が正確だろうか?
まさに同じ事の繰り返し。
永遠に続いていく時間の流れに迷い込んだようだ。
それは無限に続くメビウスの輪にも似ている。
祐一は覚悟を決めて立ち上がると、その部屋を出て目的の場所へと向かった。
目的地へと続く廊下は、まるで死刑囚が刑執行の直前に歩むというグリーンマイルのようでもあった。
ピタ
祐一はその扉の前で止まると、恐る恐る中の様子を伺う。
しーん
静まり返っているが、油断はできない。
それはまさに嵐の前の静けさに他ならないのだということを、祐一は経験から知っていた。
(・・・くるっ!)
そう思った瞬間、扉の向こうから凄まじいまでの音が、一斉に鳴り始めた。
戦場。
そう、激しいまでの音が鳴り響くそこは、まさに戦場だ。
(・・・おれは勝てるのか? 勝つ事ができるのか? ・・・ぐあっ・・・時間も無い・・・やっぱ行くしかないか・・・!)
目をかっと見開き、祐一は意を決して扉を開けて死地へと足を踏み入れた。
その扉にかかったプレートにはこう書かれていた。
『名雪の部屋』
眠り姫に乾杯っ!
だんっ!
扉を開けて部屋に入った祐一の目に飛び込んできたのは、いつも通り地鳴りのような音を発てて鳴り響く山のような数の目覚し時計と、これまた山のような数のぬいぐるみに囲まれて眠る女の子だった。
艶やかに光る長い綺麗な髪に、珠のような白い肌。
寝顔にはあどけなさこそ残るものの、母親である秋子さんの面影があるその容貌は、日に日に女としての美しさを増していくようだ。
水瀬名雪。
祐一のいとこであり、一番大切な少女。
確かに名雪は可愛い。
眠るその姿は、まさに童話に出てくるお姫様もかくやというほどのものだと、祐一は思う。
しかし。
(・・・どうにか起きられないのか、こいつは?)
彼女の特性たる恐ろしいまでの低血圧は、付き合い始めてからも一向に改善されることはなかった。
祐一よりも名雪が早く起きたことは、過去に二度だけ。
初めて肌を重ねあった翌日の朝と、秘密兵器を使用した日の朝だ。
両方とも、もちろん寝坊改善の参考にはならない。
秘密兵器(あの目覚まし)を使えば一発だろうが、それは祐一のプライドが許さなかった。
あれを封印する代わりにと、名雪に目覚まし時計を幾つかプレゼントしたが、二十八個の目覚ましが何個か増えたところで、結局は何も変わらないままだったりする。
「・・・・・・・・名雪、起きてるか?・・・やっぱ寝てるか・・・」
「すー・・・すー」
すーっ
「こらぁぁぁっ!!!! 起きろおっ! 名雪ぃっ!!」
枕元に立って大声で呼んでみるも、激しく鳴り響く目覚し時計の音に、祐一の声は虚しく掻き消された。
「くっ・・・! 五月蝿いぞっ!」
目覚ましとして機能しない近所迷惑な時計の群を、片っ端から止めていく。
しーん
「すーっ・・・うにゅ・・・」
さっきまでの轟音が嘘のように、部屋の中は静まり返った。
聞こえるのは、名雪の寝息と祐一自身の荒い息のみである。
「はーっ・・・はーっ・・・ったく、勘弁してくれよな・・・毎朝だぞ・・・?」
とりあえず一息つく祐一。
(朝から疲れる・・・まったく)
幸せそうに眠る名雪。
その寝顔をジックリと眺めてみる。
「しかし・・・こいつはやっぱ・・・」
可愛い。
やばいくらいに可愛い。
惚れた弱みというわけではないが、改めてみると名雪は恐ろしいまでに可愛かった。
「・・・・・・・・・・・・・・・はっ!? いかん、いかんっ! 何を考えてるんだ、おれはっ!?」
朝から妙な気分になってしまいそうだ。
昨夜も激しくいたしたばかりだというのに、そんな気分になる自分に対してちょっと自己嫌悪になる祐一。
「とっ・・・とりあえず・・・起こすか・・・」
気持ちを落ち着けて、掛け布団を引き剥がす。
だが、その行為が裏目に出るなど、祐一は夢にも思わなかった。
「にゅ〜・・・」
ぱっ!
「おおおっ!?」
掛け布団を引き剥がした反動で、うずくまるように横になって寝ていた名雪の体勢が大きく崩れ、正面で組んでいた腕が開かれる結果となる。
祐一の眼前には、ちょっとだけはだけた名雪の胸元が、いきなり突き出された。
「くぉぉぉぉっ!! いきなりサービス満点だぞ、名雪っ!」
パジャマの第三ボタンが外れかかっている。
胸の谷間はバッチリ拝めるものの、双丘の上にある肝心なものが見えないという、その危うさがたまらない。
その何ともいえない色香に、祐一の下半身に異様な高まりが走った。
(やっ・・・やばっ! こんなことしてる暇はないぞっ! ・・・名雪を起こさないと)
前かがみになりながらも、なんとか名雪を起こす方法を模索する祐一。
そんな彼に、深層心理内で心の悪の部分が語りかけてきた。
心の内で葛藤が始まる。
葛藤開始
悪魔「名雪を起こす方法なら良いやり方があるぜ?」
祐一「・・・良いやり方?」
悪魔「ああ・・・! ちょっと耳を貸せよ・・・(ごにょごにょ)」
祐一「なっ!? そんな馬鹿なこと、できるわけないだろっ!」
悪魔「何言ってんだ? 名雪を早く起こさないといけないんだろ?」
祐一「けど、それじゃっ・・・!」
悪魔「おまえも楽しめるし、名雪も起きる・・・一石二鳥じゃないか?」
祐一「ま、まあ確かにそうかもしれないが・・・」
悪魔「名雪も怒りゃしないって! ヘタすりゃ、終わっても起きないかもな?」
祐一「・・・じゃあちょっとだけ試してみるか?」
悪魔「そーしろ、そーしろっ! 役得って、な」
祐一「・・・ごくっ」
葛藤終了
葛藤にすらなってないような気がしたが、祐一の中にはすでに迷いは消えていた。
「名雪・・・これはおまえを起こすためにやるんだ。そこんとこよろしくな」
「・・・くー」
沈黙を肯定と受け取り、祐一はさっそく行動を開始した。(最低)
「いくぞっ!」
フニッ
おもむろにパジャマの上から、二つのふくらみに手を当てる。
(やっ・・・柔らかいっ! 最高っ!)
しかもかなり気持ちよい感じだ。
「すや・・・すや・・・」
予想通り、ちょっと触ったぐらいでは名雪は目を覚まさないようだった。
「ならば・・・これはどうだっ!?」
今度は開いたパジャマの胸元から手を入れて直接、乳房に触れる。
もちろん、名雪は寝るときにブラジャーを着けないので、そのしっとりとした肌触りと弾力の合わさったウハウハな感触が、祐一の手に伝わってきた。
モミモミ
祐一の手の中で、名雪の形の良い乳房が思うがままに形を変えた。
「・・・ちょっとパジャマが邪魔だな。ボタン外すぐらいならいいか・・・?」
第三ボタンといわず、全てのボタンを外していく。
パジャマの前が全開になり、二つの丘が祐一の目の前にその無防備な姿を曝した。
その時。
「ぁ・・・あふ・・・ぁ・・・祐一の・・・エッチ・・・」
「ビクッ!?」
「ぅにゅ・・・くー」
「・・・・・・・・・・・・・・・・なんだ、寝言か。・・・どんな夢を見てんだ?」
一瞬、名雪が起きたかと思ったが、ただの寝言だったようだ。
それとも、寝ている間でも感じているのだろうか。
「・・・まさかな」
一度考え出すと、やはり確かめずにはいられない。
祐一は名雪のパジャマズボンに手をかけると、それをゆっくりと下に降ろしていった。
ズボンを慣れた手つきでスルリと抜き取り、その視線を目の前に現れた純白のショーツに向ける。
「・・・おいおい」
隙間から手を入れてみると、差し込んだ指先にしっとりと湿った感触が返ってきた。
「胸だけで感じるようになったか。エッチなやつだな」
「すぅ・・・すぅ」
普段、面と向かって言えないようなことを言ってみる。
もちろん、名雪が返してくるのは寝言だけだ。
「・・・なかなか起きないな。・・・よし、もっと思い切ったことをしてみるか」
今度は下着姿の名雪の下半身を重点的に責めることにした。
再びショーツの隙間から名雪の大事な場所に、指を走らせる。
チュクッ
秘肉のとろけるような柔らかさと熱さをじかに感じた。
秘所の周りをゆっくりと丁寧にさすると、花弁の奥から蜜が少しずつ溢れ出てきた。
次第に潤っていく花に満足せず、その蜜を掻き出すように、花弁の間に指を差し入れていく。
「・・・ふぁっ・・あぁっ」
名雪の口から悩ましげな声が漏れた。
(こいつ、ほんとに寝てるのか?)
そう疑いたくなるほど、名雪は祐一の指の動きに過敏に反応した。
「ま、どっちでもいいけどな」
そんなわけないのだが、今の祐一には名雪が起きていようといまいと、同じことだった。
祐一は気分が昂揚し、名雪は身体が火照っている。
指を動かして割れ目を擦るたびに、クチュクチュというイヤらしい水音が漏れた。
空いた手で、形の良い豊かなバストを存分に撫で回す。
何度肌を重ねても、名雪に対しての想いが色あせることはなく、むしろ深みを増していくようだ。
普段の名雪と、行為をしている時の名雪が違った面を持つように、その行為一つをとっても、彼女の違う側面を毎回のように垣間見ることができ、祐一を飽きさせない。
名雪は祐一にとって、一種の麻薬のようなものだと例えることができるだろう。
「おまえは犯罪級だな・・・名雪っ!」
北川がこのセリフを聞いたらこう言うに違いない。
『・・・相沢。犯罪なのはおまえの方だろ』
と。
「うぁっ・・・!?」
花弁の上に現れた小さなイチゴを軽く摘んだ時、名雪の背中が弓なりにのけぞった。
どうやら絶頂を迎えたらしい。
「・・・勢いでここまでしちまったが、さすがにこれ以上はやばいか?」
荒い息をしながらも未だに眠り続ける名雪を前に、祐一はこれ以上の行為を躊躇った。
だが。
「ふぅ・・・ふぅ・・・ゆういち・・・好き・・・」
プチッ
幸か不幸か。
名雪が見ている夢がどんなものなのか、それは祐一が知るべくもなかったが、名雪のその寝言は祐一の最後の理性を取り払うのに十分なものだった。
「ここまでやって起きないとなると、もうこいつをぶち込むしかないな・・・!(キラーン)」
「うにゅ・・・」
名雪の太腿を掴んで開くと、祐一は猛り狂った自分のモノを取り出した。
そしてショーツを横にずらすと、それを名雪の花弁へと押し当てる。
ズブズブ
「んぁっ・・・!?」
「・・・入ったぞ」
秘肉の中に息子を完全に埋没させ、祐一は一息ついた。
驚いたことに、身体の中に異物を挿入されているにもかかわらず、名雪は目覚めなかった。
祐一と何度も身体を交わらせたことで、行為に対しての抵抗力がついていたせいだろうか。
初めての時だったとしたら、痛みで目も覚めただろうが、どうやら快感で目を覚ますには、まだ刺激が足りないらしい。
「くっ・・・」
絡み付いてくる名雪の柔肉は最高だった。
その内は驚くほど熱く、ムニュムニュと蠕動しており、その感触からくる熱と快感とで、動かなくてもそのうちいってしまいそうだ。
「眠り姫もここまでくると天才的だな。・・・こうなったら、是が非でも起こしてやるぞ!」
祐一は意を決して、両手で名雪の太腿を抱え込むと、激しくピストン運動を開始した。
「はっ! ぁぁっ! ふぅんっ・・・!」
名雪は小刻みに動く祐一の動きに合わせて、喘ぎ声を上げる。
表情はいつもの行為中のそれと変わらないが、目は瞑ったままだ。
名雪はまだ起きない。
(やばいっ! 名雪が起きる前に、こっちが先に終わっちまうぞ!)
完全に無意識の中で時折、膣内を恐ろしく締め付けてくる。
そのたびに、祐一はこみ上げてくる射精感を耐えなければならなかった。
「一気に決めるっ!」
ズッ! ズッ!
「あっ! あっ! くふぅっ!」
ストロークを大きくしつつも、その激しさと腰のスピードを高めることで、名雪を起こす寸法である。
だが、これは攻撃力こそ高いが、持久力に疑問が残るため、短期決戦となる諸刃の剣だ。
覚悟を決めた祐一は、名雪の悦の入った顔を見下ろし、激しく腰を突き動かしながら片手で股間の突起を愛撫した。
「いっ! ふぁぁぁぁっ!!」
(だっ・・・駄目だ・・・っ!)
祐一の背筋を快感の奔流が突き抜ける。
もう数秒で爆発するだろう。
今回の勝負?は祐一の敗北だった。
(・・・どうする? 外に出すか・・・それとも膣に出すか・・・)
最近、名雪が中に出されるのを嫌がるので、しばらく中出ししていないことに祐一は不満を持っていた。
その結果、0.5秒で結論を出す。
「いくぞ、名雪っ!」
ズンッ!
強めに乳房を揉みしだきながら、子宮の入口にモノの先端が当たるぐらい思い切り付き込む。
その瞬間、祐一の分身が膨れ上がり、その想いの証が放たれた。
「ああっ! ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっーーーーーーんっっ・・・!!
どくっ どくっ
全てを名雪の中に残らず出し切るため、放出中も最奥に向かってモノを擦り付ける。
相当なエクスタシーを感じている名雪は、精液が身体の奥を打つ度にその美しい肢体を震わせた。
「あっ・・・あっ・・・あぁ・・・」
すぐに大量の精が名雪の中を埋め尽くし、結合部分からも溢れてきた。
「ふぅっ・・・」
こぽっ
祐一は一物を引き抜くと、栓を外されたために花弁から湧き出てきた自分の放ったものを、素早くティッシュで拭き取る。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっちまった」
恐る恐る名雪を見る祐一。
「ふぅ・・・ふぅ・・・・・うにゅ・・・ゆういち・・・」
凄まじく幸せそうな名雪の寝顔に、祐一はちょっとした自己嫌悪に陥るのだった・・・。
エピローグ
「遅いぞ、名雪っ! 早くしないと遅刻するだろ!」
「まっ・・・まってよ〜・・・祐一・・・」
慌しく家を出て、学校へと走る二人。
いつもの朝の風景。
そう、傍から見ればそれはいつもの風景だった。
だが当人達の状況は、いつもとは幾分、異なっているようだ。
「はぁ・・・はぁっ・・・まっ・・・まって・・・」
「名雪・・・ま、ここまで来ればもう大丈夫だろ」
息が荒く、本当に辛そうな名雪に、祐一は走るのをやめる。
「ありがと・・・なんだか身体が凄くだるいよ・・・」
「そっ・・・そうか」
夜、朝と続けて行為をしたのだ。
疲れていて当然だろう。
あれから祐一は行為の後始末を完璧に終えて、秋子さんの朝食を先に食べた。(名雪を起こすのは断念)
その後、すぐに起きてきた名雪に、暴挙がバレないか冷や冷やしたが、どうにか平気だったようだ。
疲労気味の名雪とは対照的に、祐一は朝から一発やっているので気分は爽快、元気一杯である。
「あんまり無理するな。・・・辛かったら遠慮なく言えよ」
「祐一・・・いつもより優しいね」
名雪にすまないと思いながら気遣う祐一に、単純に感激した名雪が腕を絡めてきた。
朝からアツアツな二人はまさに理想の恋人同士に見えるらしく、周りを行く生徒達が微笑ましい目を向けてくる。
すでに慣れているので、見られても別にどうということはなかったが、やっぱり少し照れくさかった。
(・・・帰りにイチゴサンデーでも奢ってやるか)
自分だけの眠り姫。
誰にも渡したくない大事な存在。
祐一は、キスされても起きそうにない眠り姫とのこんな関係が、いつまでも続いてほしいと強く思っていた・・・。
FIN
あとがき(中)
初めての方、はじめまして。いつもの方は毎度どうもありがとうございます。
自称SS書きの三剣です。
名雪を題材にしたSS『眠り姫に乾杯っ!』いかがでしたか?
・・・自分で言うのもなんですが、相変わらずしょうもない内容ですね(汗)
名雪嬢のSSは今回で三回目になりますが、いや〜輪をかけてヤバ気です(爆)
しかもこれが誕生日記念(12月17日現在ではまだですが)SSだというから・・・(大爆)
とりあえず、読んでくれてありがとうございました。
感想などありましたら、遠慮なくお願いします(といっても18禁じゃあ・・・)
今回終わりましたが、実はかなりの確率で続くかも・・・。
もしも続きを見かけることがあったら、どうぞ読んでください。
では、他のSSもどうぞよろしくお願いします
って、なんかまだ下にありますね(爆)
続きどうぞっ!
「あれ・・・?」
一時間目の休み時間。
洋式のトイレに腰掛けた名雪は、下半身に違和感じたため、恐る恐るその部分に触れた。
信じられないことに、その場所はじっとりと濡れていて、花弁から溢れ出た液がわずかながらも大腿部を伝っていたのである。
「なに・・・これ・・・?」
それは朝、祐一がタップリと注ぎ込んだものが時間を置いて流れ出てきたものだった。
溢れたものは、その場で祐一が拭き取ったのだが、最奥にたまっていたものまでは、処置できないので、これはしかたのないことだ。
だが、名雪には自分が寝ている時にされていたことなど記憶に無いので、ここで大きな勘違いをしてしまった。
「やだっ・・・わたし・・・変態さんになっちゃったのかな?」
そう。
祐一の精液を、自分の身体から出る分泌物と取り違えてしまったのだ。
(昨日の夜もしちゃったし・・・ここのところ毎晩だったから・・・)
名雪の想像はどんどん膨らんでいく。
(Hしても、もう痛くないし・・・それどころかどんどん気持ちよく感じるようになってる。でも、学校で濡れちゃうなんて・・・)
名雪の頭の中ではあること無いことが次々と浮かんでは消えた。
結局行き着いたのは・・・。
「これじゃあ、祐一に嫌われちゃう・・・そんなのやだよっ!」
名雪はとても一途な女の子だった。
解決策をすぐに模索したが、良いものはみつからない。
ならば、と名雪は思った。
(祐一が求めてきたらしょうがないけど、しばらくはなるべくHしないようにしようかな・・・)
彼女なりの一大決心だった。
今の名雪は祐一との行為自体に抵抗はまったくない。
それどころか、大好きな祐一と肌を重ねるのは、至福のひとときなのだ。
その大切な時間をしばらく封印する。
それは名雪の覚悟が半端じゃないことを意味していた。
だが、名雪は知らない。
この名雪の決意が、祐一に今朝のような行為を続けさせてしまう結果に繋がることを・・・。
To be continued…?