原初の混沌の大洋「ヌウン」から陸地が浮かび上がった。
陸地の頂きに「アトゥム(朝の太陽)」が乗っていた。アトゥムには父母がなく、自らの力で生まれた。
アトゥムは大気の神「シュウ」と湿気の女神「テヌフト」を創った。シュウとテヌフトは夫婦となって
大地の神「ゲブ」と天空の神「ヌゥト」を生んだ。シュウは他ってゲブとヌゥトを引き離したが、ゲブと
ヌゥトは結婚し、神「オシリス」と女神「イシス(妹)」を、又神「セト」と女神「ネフティス(妹」を
生んだ。
オシリスは名君となって国を統治したが、セトはそれを嫉み、王位簒奪のため、オシリスを箱に閉じこめ
ナイル川に投げ込んだ。オシリスの遺体はビブロスに流れ着き、イチジクの木に包まれビブロスの王の
宮殿の柱となっていた。イシストネフェティスはそれを見つけだし、天空にオシリスの復活を祈った。
オシリスの母であるヌゥト女神は遺体を復活させイシスはホルスを有無。オシリスの復活を知ったセトは
オシリスはバラバラにされ、ナイルに蒔かれたが、イシスがそれらを集め「アヌビス」の力を
借り、オシリスを復活させ、神々はオシリスが二度と死ぬことの無いように冥界の王とした。
やがてホルスは成長してセトと何度も戦う、ある戦いでホルスは片目を失う(月)。
ゲブ神が主催するヘリオポリスで地上の王位をホルストセトのどちらかに与える会議が行われた。
ホルスの正統性で24年間裁判はもめ、ネイト女神に判断を仰ぎ、ネイト女神がホルスがオシリスである事を
認め、神々はホルスを地上の王として認めた。
それにも関わらずラー神は年長者であるセトを王位につかせようとした。神々はラーの態度に腹を立て、
「あなたの神殿に誰も来なくなるように」と叫んだ。これを聞いたラーは自分の神殿に引きこもってしまった。
やがて、ハトホル女神がラーの神殿を訪れ、ラーの機嫌を直し協議が続行される事になった。
セトとイシスが同席で協議ができないと考えたラーは神々と裁判を行うべく島へ渡った。
イシスは老婆に変身し、渡し守を金の指輪で買収して島に渡った。美しい女に化けセトの前に現れた
イシスはセトとホルスの争いを家畜の奪い合いになぞらえセトに判断をあおいだ。セトは女がイシスと知らず、
家畜を息子に譲るべきだと言ったお頃イシスは鳥に変身し木の上からセトに向かい「自分で自分を裁いた」
事を告げた。
神々はこれで王位はホルスのものと宣言したが、セトは認めず、白冠を湖に沈め、「3ヶ月間水中に留まって
いられないものは王冠を被る資格がない」とホルス水にもぐった。イシスはセトがホルスを殺そうとしている
のに気づいて銛を投げ込んだが、それはホルスに当たってしまった。呪文を唱えホルスから銛を離すと、セトに
銛をなげ命中して動けなくなったセトは命乞いをしたので、イシスはセトを助けた。
セトを助けた事に激怒したホルスは、イシスの首を切り落とした。セトはラーにホルスがイシスにした行為を
話し、ラーはホルスを罰するように神々に命じた。
セトは昼寝をしていたホルスの両眼をくりぬき、埋めてしまった。これに気づいたハトホル女神は眼を掘り出し
ホルスに戻した。
ホルスの眼が治った所でラーはセトとホルスに仲直りを命じた。セトは仲直りのふりをして自宅に招き陥れ
ようとしたが、ホルスの叫び声を聞いたイシスがセトの両腕を切り落とし水に投げ捨て、ホルスの窮地を救った。
セトは石の船を造って決着を申し出る。ホルスは木で船を造りモルタルを塗って石の様にし、勝負に勝った。
ホルスとセトとの間にけりを付けるため、トト神の冥界のオシリス神に聞いてみるという案に従いオシリス神に
訪ねた所、ホルスの正統性を主張した為、神々はホルスを王とし、セトもそれに反対しなかった。
ホルスの正統性について揉めるのが、イシスが死んだオシリスの子を産んだこと。
ホルスを生むのが、先の箱流しでなく、バラバラにされた時だったりする。
バラバラ事件の時は、オシリスの性器だけが魚に食われて出て来なかったので、子供が出来る筈がないと
セトと揉めたそうな・・・(*^o^*) それにしても首を切られたイシスは何ともなかったのでしょうか?
又、なんか最後かちかち山状態なんですが…
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