県民の森定例自然観察会
日 時 平成19年8月5日(日)10時〜正午
場 所 大分市野津原 「おおいた自然観察の森」


カブトムシ、いるかな〜ぁ
セミを捉えたカマキリ
台風一過、暑い夏が戻ってきました。おまけに、きょうは大分市の一斉美化デー。朝から市内
全域でごみ拾いや公園・道路の草むしりなどが行われ、たくさんの人が参加したようです。
そのせいか、こちらの観察会は少数精鋭。初めて参加してくれた小学校1年生の丸山佳晋(けい
しん)くんとご両親、そして池田さんと渡辺の、みんなで5人でした。
オオイタサンショウウオの池の近くのガラメ(エビズル)は、今年も元気にツルをのばし、い
まはちょうどツボミの時期でした。去年食べそこなった野生のブドウの味を、今度の秋にはぜひ
とも味わってみたいものです。楽しみですね。
池は、台風の雨のせいか、すこし濁っていて、「これでは、サンショウウオの子どもたちは見
つからないかな」とやや心配しましたが、大丈夫でした。先月と同じように、ときどきプカーン
プカーンと水面に浮かびあがり、一息吸ってはまた底の方へもぐっていました。そのうちの1匹
を佳晋くんのおとうさんが、虫網でみごとにすくい取りました。5pくらいに育った体を網の中
でクネクネと動かしていましたが、とにかくオレンジ色の鰓(えら)がお似合いのとてもかわい
いやつです。
佳晋くんは興味深げにじっくりと観察していました。そして、よく観たあとは池に戻してあげ
ました。(佳晋くんは、オオイタサンショウウオだけでなくトンボやチョウ、セミなども捕まえ
ていましたが、しばらくあそんだあとでみんな逃がしてあげました。それを見ていて、なんだか
とてもしあわせな気持ちになりました。)
池にはオオイタサンショウウオだけでなく、アカハラ(イモリ)もマツモムシもアメンボウ
(とても大きなひとで、長い脚をひろげていました)もくらしています。それから、トンボのヤ
ゴの抜け殻もみつかりましたので、彼らがくらしているのも間違いありません。きっと、池の中
ではいろんな生きものたちが仲よくしたり、ときにはけんかをしたりしながら、それぞれのつな
がりを大切にして上手にくらしているのだと思います。
池の横に年を経てだめになったシイタケのホダ木を積み重ねた場所があります。それらはボロ
ボロになり、一部は土に還ろうとしています。そんな所がカブトムシなどの虫たちのすみかにな
っていることは、みなさんご存知のとおりです。
さっそくみんなで、形が残っているホダ木をひっくり返したり、土のようになったところを掘
ったりしてみました。
みんなの期待は裏切られることなく、たくさんの生きものが見つかりました。
コクワガタ(メス)、カブトムシ(メス)、小さなムカデ、カタツムリ、キセルガイ、茶色と
白のアリの卵、なにか甲虫の幼虫、ミミズ…
「ホダ木が土に還るのをこんなひとたちが手助けしているんだ」と納得しながら、手がよごれ
るのも忘れてたのしませてもらいました。
森では、ニイニイゼミとミンミンゼミが元気な声でないていました。草地にはミヤマアカネや
ショウリョウバッタ。
夏の日の一日、佳晋くんの絵日記にはどんなことが書かれるのでしょうか。