「女子大生2人とワンボックスカー」

 「ねー、どうするの?」

 彩がワンボックスカーを運転している達也にきいた。

 「くそー、ぜったい、こっちなんだけどなあ」

 夜の11時を過ぎている。月明かりも出ていないため、山道は危険きわまりない。不幸中の幸いにも、車がほとんど通らないので、交通事故はさほど心配する必要はないが、車が通らないという事は、ここが田舎だという事をしめしている。

 彩、達也、利行、麻衣子、市村の5人は、大学生。夏休みを利用して、達也のワンボックスカーで、湘南に遊びに来ていた。彩と達也、利行と麻衣子は、それぞれ恋人同士。彩と達也はつき合って、2週間でセックスはまだだが、利行と麻衣子は3ヶ月で、セックスとっくに済ませている。

 彩はゆたかな胸、くびれた腰、突き出たヒップが魅力的な20歳。長い髪をしており、海にきてからすでに14人にナンパされている。水着から出ている部分は日に焼けているが、ときどきワンピースタイプの水着がずれて出てくる部分から、色白であることがわかっていた。

 一方、麻衣子は茶色に染めた髪と、日に焼けた全身が魅力的なボーイッシュな20歳の子だ。胸やお尻はこぶりだが、笑顔がなかなかかわいく、クラスの子にはわりと人気があった。

 彼ら5人は、夜は砂浜で花火を派手にうちあげて、そのあとはワンボックスカーで雑魚寝することになっていた。

 ところが夕方になると、地元の住民が浜辺でビラを配っていた。

 「おいおい、強化週間なんて書いてあるぜ」

 ビラによると、うちあげ花火をしていると、地元の住民が注意しに来るというのだ。

 「川でやればいいじゃん」

 達也がいった。

 「このあたりに川なんてあるの?」

 彩が聞く。

 「あるだろ、どっかにはさ」

 「地図は?」

 「おい、誰か持ってる?」

 「心霊地図なら、もってきたよ」

 麻衣子が、心霊の本を出した。

 「おいおい、これじゃ地図になんないだろ」

 「そうでもないよ。ちゃんと、行き先とか、場所とか書いてあるしさ」

 地図は確かに詳しかったが、行き先までの地図しかないため、花火ができるほどの河原がある川は見つからない。

 「じゃあ、中止?」

 彩が、すねた口調で言った。

 「そうだなぁ。そうだ」

 達也が良い考えを思いついた。

 「この心霊スポットってやつにいってみようぜ」

 「いこう、いこう!」

 麻衣子が賛成した。もちろん麻衣子の恋人の利行も賛成した。

 「えー、なんかこわーい」

 と言いながらも、彩も嬉しそうだ。唯一こわがったのが、市村だ。

 「なんかこわいくない?」

 すると達也に笑われた。

 「そんなんだから、まだ童貞なんだって」

 

 達也は、ちょっとイライラしていた。

 夜の9時には元ホテルという心霊スポットにつくはずだった。ホテルを一周すると、40分かかる。そこを適当に歩いて、それからその場で花火しても良かったし、ホテルの一室で彩とセックスするのもスリルがありそうだ。汚れているので、立ちながらか、あるいはトイレの中とかになるかもしれないが、いつも以上に興奮するだろう。

 それが深夜の11時30分になっても到着しない。車も、30分くらい前は、10分に一台は通っていたが、ここ30分は一台もみかけていない。

 「ねぇ、どんどん狭くなってるよ」

 彩は達也に甘えたように言った。

 「そういう道なんだろ」

 「普通、広くなんない?」

 「そういう道もあるんだろ。このあたり、田舎だからよぉ」

 「さっきより田舎に来ちゃったの?」

 「一時的に田舎に入ってるだけだろ」

 「達也の言う通りなんだけどなぁ」

 地図をみていた市村が言う。

 「地図が古いとか?」

 麻衣子が懐中電灯をつけて、本で調べると、今年の日付になっている。

 「これ、今年のだし、平気」

 「ナビゲーションの問題かー?」

 「えー、わたしー?」

 彩がすっとんきょうな声をあげた。

 「しょうがない。どこか車をとめられるところで、車とめて、今日はもう寝ようぜ」

 達也は、ちらりと彩のミニスカートをみながら言った。彩も賛成した。二人とも心霊スポットより、セックスなのだ。

 

 運転席は、達也と彩、その後ろには、利行と麻衣子。一人仲間はずれの市村だけが、一番後ろで眠りだした。

 彩と達也はビールを飲みながら、小声で話した。すぐ無口になりはじめ、お互いに体をつっついたりしてしはじめた。

 後ろの方で、麻衣子が、一瞬、甘い声をあげた。

 それを聞くと、彩の口にも唾液がたまっていく。達也が体をゆっくりと彩の座席に移動すると、二人ですわった。彩は、無言で達也の腕をつっついた。

 達也は彩の片手では抱えきれないほど大きな胸をもみはじめた。彩の力が抜け、達也にしなだれかかる。

 達也が、彩の唇にすいついた。彩の唇は、まるで形がないんではないかと錯覚しそうなほど柔らかだった。後ろからは、麻衣子の押し殺した甘い声が連続して聞こえてくる。

 達也は我慢できなくなり、彩の上着をめくりブラジャーをとると、むしゃぶりついていく。

 はりのある乳房の上に、ぽつんと堅い乳首がのっかっていた。彩が動くと、胸と乳首はぷるぷると揺れた。達也がもむと、指がどんどんと乳房にめりこんでいった。やらわらかさと、はりの良さが同居した素晴らしい胸だった。

 指を伸ばし、ミニスカートの中に手を入れると、下着はすでに熱く濡れていた。下着のわきから中に入れると、彩が敏感に反応した。

 後ろで、急に麻衣子が

 「あー」

 という声をあげた。

 耳をすますと、熱い呼吸の音だけが聞こえてくる。しばらく、そうして呼吸の音しかしなかったが、やがて、ぬちゅぬちゅというゆっくりとした連続した音が聞こえはじめた。

 ワンボックスカーが、二人の違った女の匂いで充満していた。

 (もう我慢できないぜ)

 達也は、ズボンを半おろしにすると、彩の中に入れた。

 「うぉ」

 うめいたのは、達也だった。

 (し、しまる・・・)

 彩の膣が、ゆっくりとうごめきながら、達也のものをしごいてきた。

 (だ、だめだ)

 このままじっとしていたら、放出しそうだった。達也は、ゆっくりと動き出した。彩も、それにあわせて腰をゆっくりと動かす。

 「あーっ、あっ」

 彩は我慢できず、声をだしはじめた。

 麻衣子も負けずに、声をあげる。

 「あん、あぁ、はあ」

 それに触発され、達也が先に放出した。

 その30秒後、利行も放出する。

 「交換ってやつやらない?」

 達也はくやしかった。後から始めたのに、先に放出したのは自分なのだ。女なら利行に負けないという意地がある。負けたのは、彩が吸い付くような膣をもっていたからだ。ボーイッシュな麻衣子なら、そう簡単には放出しない。

 「よし、やろう」

 利行は、彩に憧れていた。麻衣子も良いが、彩はその何倍も魅力的だった。一瞬にして人をひきつける魅力をもっている。

 彩は、なんの抵抗もしなかった。彩はものたりなかった。

 「やだぁ」

 麻衣子が抵抗する。

 「ちっ」

 達也が舌打ちをする。おしいが、しょうがない。

 (彩のやつ、あんなに激しくキスしやがって)

 彩と利行のキスは、達也のとき以上だった。見せびらかすためか、わざと少し見えるようにキスしている。彩も腕を利行の首にからませ、ときどき唇をはなし、舌だけを絡ませている。

 「あん、利行」

 セックスのあとのけだるい雰囲気の中で、麻衣子が嫉妬している。

 麻衣子は、裸のため、腰の部分にはタオルケットをかぶっている。上半身は、丸見えだが、気にしていないようだ。

 達也は麻衣子の様子をみて、そろそろと、彼女の太股をさわった。焼けた肌の熱さが手に気持ちよかった。麻衣子をみたが、利行が彩の胸を激しく吸っているのを見ているだけだ。

 達也も真似して、麻衣子の乳首に顔を近づけ吸ってみた。

 「あーん」

 麻衣子が声をあげる。

 先にまじわったのは、今度は達也だった。彼女を四つん這いにして、しばらく性器をいじると、一気に挿入した。

 「あーっ、としゆきぃ」

 その瞬間、麻衣子が恋人の名前をさけんだ。

 達也は、浅く、深く、彼女をせめたてた。麻衣子は、まったくの遠慮なく、大きな声をあげている。

 「あっ、すごい、すごいの。あん、達也君、もっと」

 正常位になると、足をからませ、そんな事までいった。

 それをみると、利行が嫉妬し、しかいしとばかり、彩の中に入れた。

 「うぅ」

 達也とまったく同じ反応だった。すごい膣だった。麻衣子のあっさりとしたのとは、大違いだった。

 動けなかった。動けば、すぐ出してしまいそうだった。すると、彩がじれったくなり、自分から腰をうごめかしてきた。

 「だ、だめだよ」

 情けない声を利行はあげた。

 「あっ、あっ」

 彩の腰はとまらない。

 「だめだー」

 彩が20回ほど腰を動かしたとき、利行は放出していた。

 「おい、我慢できないなら、いいぜ」

 達也が市村に言った。

 「いいのか?」

 「あぁ」

 彩はまだいっていない。市村が来たら、すぐ受け入れた。

 「はじめてなんでしょ。がんばって」

 「う、うん」

 初体験なので、少しでもベッドに近い形のが良いという事で、後ろの座席でおこなった。

 前の座席では、麻衣子が達也と利行の二人を同時に相手していた。

 前戯はなく、彩がリードして、騎乗位で結ばれた。市村のものは、吸い込まれるように彩の中に入っていった。

 彩の腰使いがはじまった。腰が、上下に運動をくりかえす。市村はそのややおおきめのお尻の中に、自分のものが吸い込まれるのが不思議でならなかった。

 彩は腹筋、背筋をつかい、彼のものを締め上げながら、上下運動を繰り返した。

 「あっ、あっ、あー」

 彩は、リードすることを忘れていた。セックスに夢中になり、自分の欲望をむさぼった。

 「いっ、あー、あん」

 相手が誰かも忘れていた。あるのは、ただ自分の欲望を満足させてくれる日に焼けた肉体のみである。

 「あっ、あっ、はあぁっ、あっ」

 彼の顔が急に放心した。まるで漏れるように射精した。出たものは膣に吸われ、彼女の中へと消えていった。

 (女子大生2人とワンボックスカー  おしまい)