1階の床根太が作られています。
そういえば、木工事を始める前に、藤河大工さんと打ち合わせした時、藤河さんから
「スタッドが足りない」と言う衝撃の発言がありました。
(今から追加輸入なんてできないよ〜)

話を聞いてみると、
2x4工法では外壁の「コーナー部分」と「内壁と交差する部分」では、スタッドを束にして
軸組の柱状のものを構成します。
この部分、Kさんの図面では上から見るとスタッドを「コの字型」に構成してます。
R2000住宅など北の地域の高断熱高気密住宅ではこの仕様だそうです。
スタッドを厚く束にすると熱橋(ヒートブリッジ)になるという理由です。
ところが、藤河さんが仕事をしていたL.A.ではコーナー部分のスタッドは重ねて束にしないと、
検査に合格しないそうです。構造的にはこちらの方が強いのは確かです。
ロス周辺は地震が多く、また暖かい地域なので強度重視のルールがあるのかもしれません。

ここ横浜は厳寒の地ではありませんから、スタッドのヒートブリッジは問題になりません。
今はやりの「外断熱万歳系」の本では、内断熱の柱やスタッドが熱橋(ヒートブリッジ)になって
断熱欠損が起きる、なんて書いてますが、木造住宅ではそういう問題は起きません。
何故なら木は、コンクリートや鉄とは違い、熱伝導率で見ても断熱材に近い素材だからです。
外断熱がメリットを発揮するのはRC(鉄筋コンクリート)や鉄骨の住宅の場合でしょう。

話がそれましたが、「コーナー部分ではスタッドを重ねて束にする」というのは、大工さんの
主張でもあるし、強度的にも強くなるのですから、この方向で進める事になりました。
しかし、そうなるとスタッドが足りないのです。
SPFのスタッドなら国内で充分流通しているのですが、ダグラスファーの流通量は非常に
少ないのです。米国内では普通の材料なんですけどねぇ。
そこで、不足分のダグラスファーのスタッドを探し始めまして、なんとか購入先を見つけました。
(一安心)

根太を組む段階でも、「側根太は3枚合わせにしないと強くないよ。上に2x6のスタッドが
載るんだから」など、アドバイスがありました。
Kさんの図面でも、根太はダグラスファーの2x10でピッチは406mmです。
さらにスパンが3mを越える部分は2x10の2枚合わせですから、金融公庫仕様の2x4と比較
してもはるかに強固なのですが、L.A.の住宅って丈夫に作られているんですねぇ。
向こう(米国)では2x4工法の木造5階建て、6階建ての建物が建てられるそうですから、
当然かもしれません。
というわけで2x10材も足りなくなりそうです。

不足分のスタッドは購入のメドも立ったので、「おもいきり丈夫にして下さい」という事になりました。

雨が続いているので、基礎はまたプール状態になりました。大工さんは長靴はいて仕事してます。
今更基礎に穴を開けたくないので、小型のポンプを購入しました。効果のほどはまだわかりません。


この部分、根太は2x10の2枚合わせです。



側根太(根太の外周部)、上に2x6スタッドの外壁が載る部分は3枚合わせになりました。


根太が1段低くなっているのは畳を敷くためです。




間仕切り壁が載るので、大引きを置きたいと言っていたところには、代わりに根太の4枚合わせを置いてくれました。
2x10を4枚合わせると、さすがに上で飛び跳ねてもビクともしません。
2枚合わせとは全く強度が違います。
写真奥の1枚根太の部分に乗ると頼りなく感じるくらいです。


転び止めも2枚合わせになっています。



釘の間隔と本数は基本的なチェック項目です。



長い弾倉のマシンガン、ではありません。釘打機。



このように束ねられた釘が、セットされます。


この後の天気予報を見てみると、1日おきに雨だそうです。
早くすっきりした天気になってほしいものです。



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