量子力学が存在するまで
この世の絶対性というものが信じられていました。
さて、絶対性とは何でしょう?
例えば、ここにサイコロがあるとします。
そのサイコロを転がしてみて「三」の目が出たとします。
この時、「三」の目が出る確率は何分の一ですか?
そう、六分の一ですね。
…しかし、本当にそうでしょうか?
サイコロを握る角度、振る力の大きさ、その他の初期条件を全く同じにして サイコロを転がしてみるとやっぱり「三」が出ます。
プロの麻雀士は自由にサイコロの目が操れると言われています。
ルーレットのディーラーもそうですね。
つまり初期条件が同じであれば、そこに確率は存在せず、出てくる解は絶対なのです。

さて、話は飛躍して宇宙の誕生、ビッグバンについて考えてみます。
さきほどの考えを推し進めれば、ビッグバンの初期条件をすべて求めことができたならば、宇宙の未来の形も自動的に求める事ができると いうわけです。
これは考えてみれば非常に怖い事で、我々人間が「意思」を持って行動しているつもりでも、
分子間では「ある決められた未来に沿って運動をしているだけ」ということになります。
つまり「未来」は絶対であり、宇宙が創造された時にすでにすべてが決定されていると考えられていました。

だが、果たして本当にそうでしょうか?
という疑問を投げかけたのが、量子力学であり「シュレディンガー方程式」というわけです。
この「シュレディンガー方程式」を簡単に説明すると、粒子の動きは絶対ではなく確率的な波動関数でしか表現できないということです。
ぶっちゃけた話、観測するまで粒子は「どこに存在するのかわからない」ということです。
これはつまり、絶対性の否定。
絶対性の否定は「神」様の否定でもあるので宗教家からは嫌われています。

例えば、あなたが学校や会社に出かけたとき、あなたの部屋はちゃんとそこに存在しているのでしょうか?
あなたの見えている範囲、知覚している範囲があなたの世界のすべてであり、実はフっとあなたの見えない場所では世界そのものが消え去っているのかもしれません。
この話を聞いたとき、僕はインターネットの世界に似ているなと何となく思いました。
昨日まで、確かにそこに存在していたはずのホームページが、翌日行くと「NOT FOUND」だったってのはよくある話です。


--シュレディンガーの子猫--

シュレディンガー方程式によれば粒子の状態をニュートン物理学のように絶対的に予測することは 不可能。確率的な波動関数としか表現できない。

*もし、原子核の確率的な崩壊によってスイッチが入る毒ガス装置を用意して、それをと一緒に外からは見えない箱の中に 入れたら「猫はいつ死んだといえるのか」という非常に重要な物理問題が、いまだに未解決で残されている。

要するに自分の見ていない場所は、「どうなっているのかわからない」らしいです。
観測することによって初めて解がわかるというわけです。

このページの解は、あなたご自身の目で確かめてください(^^