2000年6月

◆MILKWOOD NIGHT VOL.3



2000年5月

◆WONDERGIRL PRESENTS
「WONDER GARDEN ACT 4」



2000年4月

◆MILKWOOD NIGHT VOL.2

◆MILKWOOD PRESENTS THE IMMEDIATE NIGHT
(A TRIBUTE TO STEVE MARRIOTT)
スティーヴ・マリオット(スモール・フェイセス、ハンブル・パイ)の10回目の命日にあたる4月20日、東京は吉祥寺ON AIR PLANET Kにて、彼を偲ぶトリビュート・イベント(DJ、トーク&ライヴ)が300人近いファンを集めて敢行されました。昨年も同様に「STEVE MARRIOTT TRIBUTE NIGHT」とタイトルされてこのトリビュート・イベントは行われましたが、今回は木曜日とのことで、遠方の皆さんの中には、見たくても来れなかった方が大勢いらしたか、と思います。というわけで、今回、同イベントの模様をここに再現させていただきます。

<リハーサル風景>
16:00頃から順次、出演者およびスタッフの到着です。当日はあいにくと小雨模様でしたが、前売りすべてソールドアウト、しかも結構早い時間から入り口前に並んでくだっさてたお客さんも多数いて一同一安心。その後、小松崎さん、蟹沢くん、ボク、そしてオンエアの方とで、軽くPAやら当日の進行についての簡単な打ち合せ。相変わらず小松崎さんって行き当たりバッタリな人なんだなということが、ここでも判明しましたが(笑)、見事な柔軟性(?)で仕切ってました。

その後はバンド・リハ。リハーサルとあって和気あいあい。さて、ザ・シャムロックとしては3回ほどリハをやってるとのことですが、ゲストとの絡み、および最後のイミディエイト・ナイト・オールスターズによる大合唱のパートは今回が初めて、ぶつけ本番だそうです。第1部のトークの部に登場くださる音楽評論家の大鷹俊一さんがステージ後方で微笑ましげにジっと見つめてたも印象的。

18:00の開場から19:00の開演までは、賑やかしということもあって、スティーヴ・マリオット関連のレコードを小松崎さんがDJプレイ。スモール・フェイセスからハンブル・パイ、フェイセス、ロッド・スチュアート、ロニー・レインといったあたりを大音量で流してくれました。

<第1部:トーク(大鷹俊一VS小松崎健郎WITH加藤ひさし)>

第1部のトークは19:00きっかりにスタート。小松崎さんの呼び込みにて大鷹俊一さんが登場。対談のテーマは「スモール・フェイセスとイミディエイト・レコード」。スティーヴ・マリオットが67年から70年にかけて所属したアンドリュー・オールダムのレーベル、イミディエイトを中心に「この時期のマリオットの音楽性」および「マリオットと関係の深いイミディエイトのアーティスト」について、レコードをかけながら、お二人の対談形式にて非常にわかりやすく説明していただきました。大鷹さんはマリオットに関しては60年代からのリアルタイム世代、小松崎さんはパンク・ニューウェーヴ以降に目覚めて溯っていった後追い世代ということで、そのへんも興味深い対談でした。
トーク・コーナーの終盤では今日のカヴァーライヴのコーナーの出演者代表ということでザ・コレクターズの加藤ひさしさんも加わって3人で、マリオットの声の凄さについて語っていただきました。加藤さん「しげる松崎とは違った熱さがいいんだよなぁ」「ロッド・スチュアートは豹柄のスパッツみたいな衣装が当時は駄目でしたねぇ〜」の発言には場内大爆笑。レコードを回してくれたWAVEの蟹沢文仁くんもお疲れ様。

(トーク時にかけた曲)

 1.スモール・フェイセス「ヒア・カム・ザ・ナイス」
 2.スモール・フェイセス「涙の少年兵(ティン・ソルジャー)」
 3.ロニー・レイン「ザ・ポーチャー」
 4.クリス・ファーロウ「マイ・ウェイ・オブ・ギビング」
 5.トワイス・アズ・マッチ「グリーン・サークルズ」
 6.P.P.アーノルド「グルーヴィン」
 7.ビリー・ニコルズ「ウッド・ユー・ビリーヴ」
 8.ハンブル・パイ「バター・ミルク・ボーイ」
 9.ハンブル・パイ「テイク・ミー・バック」
 10.ハンブル・パイ「ドント・ニード・ノー・ドクター」

以上

<第2部:カヴァー・ライヴ(ザ・シャムロック WITH フレンズ>

インターバルにトワイス・アズ・マッチのソフト・ロックが流れた後、小松崎さんの「僕が今まで見た中で最高にスモール・フェイセスに近いバンド、ザ・シャムロックです!」のMCに乗って、ザ・シャムロックがステージに登場。メンバーは高橋一路さん(ヴォーカル&ギター:現シークレット・クルーズ)山森正之さん(ヴォーカル&ベース:現オレンジズ)日比野信午さん(オルガン&バック・ヴォーカル:現ベイカリー)PEEさん(ドラムス:現オレンジズ)の4人。
いきなりの1曲目は、ザ・シャムロック時代のナンバー「Hello Hi How Are You」(サード・アルバム『Hello Hi How Are You』収録)。これにはお客さんもみんなびっくり。とはいえ1分程度の短いナンバーなので、お客さんの驚きが歓声に変る頃には、息を付く間もなくスモール・フェイセスのインスト・ナンバー「オウン・アップ・タイム」に移っているという。ここらあたり本当に心憎い演出ですね。高橋さんがステージにあがるのは実に一年ぶり(前回のトリビュート・ナイト以来だそう)とのことでしたが、なんのその鼻血寸前(山森さんの証言)でパワフルなヴォーカルを聞かせてくれました。それにもまして、やはりザ・シャムロック。息の合った演奏にお客さんは大喜びでした。
とりあえず各曲ごとのリード・ヴォーカルを下に記しておきます
(このうち1はザ・シャムロックの、9と10はP.P.アーノルドのナンバーで、それ以外はすべてスモール・フェイセスのレパートリーです)。

(セット・リスト)

 1.Hello Hi How Are You(高&山)
 2.オウン・アップ・タイム(インスト)
 3.ホワッチャ・ゴンア・ドゥ・アバウト・イット(高)
 4.ユー・ベター・ビリーヴ・イット(山)
 5.ソーリー・シーズ・マイン(高)
 6.レイジー・サンデイ(山)
 7.オータム・ストーン(高)
 8.イチクー・パーク(山&高)
 9.グルーヴィン(FEAT.真城めぐみ)
 10.ファースト・カット・イズ・ディーペスト(FEAT.真城めぐみ)
 11.涙の少年兵(ティン・ソルジャー)(高)(With 真城めぐみ)
 12.ゲット・ユアセルフ・トゥゲザー(FEAT.古市コータロー)
 13.心の瞳(マイ・マインズ・アイ)(FEAT.加藤ひさし&古市コータロー)
 14.シャ・ラ・ラ・ラ・リー(FEAT.加藤ひさし&古市コータロー)
 15.ヘイ・ガール(高)
 16.ローリン・オーヴァー(高&山)
 17.アフターグロウ・オブ・ユア・ラヴ(高)
 (ENC)オール・オア・ナッシング(ALL STARS)

ザ・シャムロックの息の合った演奏も勿論でしたが、ゲスト3人のパワフルな歌いっぷりもこの日の一方のハイライトでした。マリオットとは関係の深い女性シンガー、P.P.アーノルドの見事なカヴァーを披露してくださった、ヒックスヴィルの真城めぐみさん。ザ・ジャム・ヴァージョンでコンパクトなビート・チューンに仕上げた古市コータローさん。「ナマステ」と言ってステージに現れるや、パーティー・ヴァージョンの「シャ・ラ・ラ・ラ・リー」を聞かせてくれた加藤ひさしさん。
アンコールは、全員ステージにあがっての感動的な、あの名曲の大合唱。これだけカヴァーでも盛り上がれるんだったら、ホンモノのスモール・フェイセスはどうだったのでしょうか?命日の今日は、家に帰ったらスティーヴ・マリオットを聞きまくって彼の偉大な功績を偲んでみよう。そんな気にさせられた今日のイベントでした。出演者、スタッフ、そして御来場いただいた皆さん、お疲れ様でした。

なお、このイミディエイト・ナイト、定期的にシリーズ化させていくかもしれないとのこと。JVC(ビクター)がイミディエイト・レーベルの音源を獲得、今年の8、9月以降に順次リイシューしていくらしいので“タイミングがあえば早い時期に「Vol.2」もやって、イミディエイトを盛り上げていきたいね”と小松崎さんもおっしゃってましたので、その時には、今回参加できなかったみなさんも是非いらしてください。
(以上:吉田猛)
★当日のイベントの模様は、この吉田さんのレポート以外にも、高橋一路さんのシークレット・クルーズのホームページでも紹介されています。皆さん、是非ご覧ください。(三井)

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/7085/sc/live/lr20000420.html

取材&文:吉田猛(TOWER RECORDS)


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