| PAARTHEN RASITHEN
( I saw, I admired ) |
| Director | Saran |
| Staring | Prashanth, Simran, Laila, Raghuvaran, Dhamu, Vaiyapuri, Charlie |
| Music | Bharadhwaj |
| Lyrics | Vairamuthu |
| Released | Aug 11,2000 |
| STORY |
| 〜恋するハモニカ男 - 物語の舞台は市営バス〜
シャンカル(プラシャント)は医学生バヌ(シムラン)の家の屋根裏に間借りしていた。彼は大学を卒業したものの未だ就職がきまらず、造船所でのエンジニアになるチャンスを待っていた。医学校へ通うバヌは、腹違いの兄(ラグヴァラン)と二人暮らし。バヌは母親の違うこの兄を嫌っており、いつも彼を疎んじる一方、下宿人のシャンカルとは大の仲良しで、いつも喧嘩したりふざけあったりして仲良く毎日を送っていた。 |
| MUSIC |
| 〜picturizationは平凡だけど音楽自体は良し〜
Vaa Endrathu Ulagam - Prashanth
Paarthen Rasithen - Yugendran, Reshmi
Poove Punnagai Kaattu - Sonu Nigam, Vasundra Dass
Thinnadey Ennai Thinadey - Shankar Mahadevan, Anuradaha Sriram
Enakkena Yerkenavy - Unikrishnan, Harini Kedaikely Kedaikely - Srinivas |
| MY COMMENT |
| Saran監督の、「Kaadhal Mannan」と「Amarkkalam」に続く3作目。 しばらくヒット作から遠ざかっていたプラシャントにとっては嬉しい、ナンバーワンを飾った映画。ヒロインはプラシャントと3度目の共演となるシムラン。タミル映画トップ女優の彼女が、ここではnegativeな役を演じる。もともと活発な役が多いが、悪女役も無理なくこなして高い演技力をみせている。プラシャントは二人の女性の間に挟まれる役柄を好演。冒頭のミュージカルシーンでは自らが歌った一曲。 この映画の主人公は本来はバヌである。彼女のシャンカルに対する愛は、どこか子供っぽく一人よがりであるが、その歪んだ愛にもっと焦点をあてれば、さらに面白い筋立てになったと思われるが、監督はヒロインに完全な主役をもってくることに躊躇したようで、そのあたりが物語をやや中途半端な印象にしている。バヌ、シャンカルともにあまり幸福ではない家族関係が背後にある。バヌの母親は、長いこと子供ができず、妾腹の子であるラグヴァランが産まれたときに、ようやく身ごもりそこで産まれたのがバヌであるという複雑な関係があり、母親は長く子供が生まれなかったことで精神的に追いつめられ病で亡くなってしまった。父親が同じであるとは言え、義理の兄であるラグヴァランを憎んでいるが、両親が死んでしまった今、兄に養ってもらっている。 シャンカルも、専制君主で妻に対しては思いやりのかけらも持っていない父親を激しく憎んでおり、心臓をわずらった母親をつねに気遣っている。この父親の妻に対する態度は冷酷無比で、非常に否定的に描かれている。 この映画の主題ではないが、ここでもまたお決まりのように、両親が決めた結婚に対する自由な恋愛という対立が出てくる。親の意思だけで子供の結婚が決められるのはいかにも前時代的に感じられるが、そこにはカーストというインド的な背景があるからだと思われる。同じカーストの者同士の結婚が奨励され、またさらにお見合いの際にはホロスコープも重視される。現代においてもこのような文化的慣習がまだ強く生きているという事自体が興味深い。自由な恋愛結婚を望む若い世代が、次の親の世代になった時は、事情はどのように変るのであろう。彼らもまた、家やカーストを重視する親と同じ考え方を踏襲するのであろうか。親がお見合い話をもってきた時にシャンカルはバヌに言う、「親はカーストのことばかり考えてるけど、そんなのは関係ないよ。現に君と僕はカーストが違うけど、こうやって友達になったじゃないか」 タミル映画全般に言えることだが、ぞんざいなラストの描写がもったいない。映画の印象はラストで決まることが多いのに。タミル映画の観客自体がせっかちで、映画をちゃんと最後まで見ないことにも関係があるのだろうか。プラシャントは自然な演技でシムランを引き立てている。バスを舞台にしたライラとの出会いのシーンは、ハーモニカを小道具にして恋する青年役が可愛い。それにしても、腰蓑といい、サロペット姿といい、またしても音楽シーンで変な格好ばかりさせられてるのが気の毒 ... 評価 : ★★★☆
<VCD> 「PAARTHEN RASITHEN」 (PVCD 1374/Pyramid) |