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KANNATHIRAE THONDRINAAL

( she appeared before my eyes )

kannathirae

Director Ravi Chandran
Staring Prashanth, Simran, Karan, Srividya, Chinni Jayanth, Vivek, Vaiyapuri
Music Deva
Cinematography Thangar Bacchaan
Lyrics Viramuthu, Ponniyin Selvan, Deva
Dance Choreography Raju Sundaram
Dialogues Sujatha
Released 1999

STORY

愛と友情の板ばさみ...どうするプラしゃん!

ヴァサント(プラシャント)はCoimbatore出身の裕福な家の息子で、エンジニアになるためにチェンナイにある大学へと旅立とうとしていた。その時、Coimbatoreの駅で美しい女性(シムラン)を見かけ胸をときめかせる。
チェンナイの大学に入り学生生活を送り始めたヴァサントは、上級生のシャンカル(Karan)やその悪友たちに目をつけられ嫌われる。シャンカルは大学のボスだった。乱暴者のシャンカルも実は誠実な青年で、街で借金取りの暴力にあっている貧しい隣人を助ける。しかし、後日シャンカルは借金取りのヤクザたちにからまれ、危機一髪の状況になるが、その時彼を助けたのがヴァサントだった。その一件がきっかけで二人の大の親友となり、一緒に楽しく学生生活を送る。

ヴァサントは、かつでCoimbatoreの駅で見掛けた女性に再びチェンナイで出会い、何度が偶然に彼女と遭遇する。なんとか彼女に話し掛けようとするが、その女性は彼のことを全く無視していた。ヴァサントは親友のシャンカルに自分の愛する人を見てもらおうと、その女性のことを教えようとした矢先、驚いたことに、自分の意中の人はなんとシャンカルの妹のプリヤ(シムラン)だったことが明らかになる。戸惑うヴァサントだったが、プリヤへの愛はつのる一方で彼女にアプローチを続け、またプリヤの方も次第にヴァサントへの愛が芽生えて行く。

父親を早くに亡くし一家の大黒柱でもあるシャンカルには、悲しい過去があった。かつての彼の親友が結婚直前のシャンカルの妹と駆け落ちするという、一家にとっては不名誉な事件があったのだった。シャンカルもその母親も、駆け落ちした娘を決して許さず家から勘当してしまう。その事を知ったヴァサントは、自分が彼のもう一人の妹プリヤを愛することは、彼の信頼に対する裏切りであると感じ、自らのプリヤに対する愛を断念する決意をする。

そんな事情を知らないプリヤはヴァサントに愛を打ち明けるのだが、ヴァサントは急に彼女に対して冷たい態度をとるようになる。ヴァサントの態度の急変にプリヤは悩む。その時、プリヤに対して縁談が持ち上がり、プリヤの気持ちをよそに、どんどん話が進んで行く。思い余ってヴァサントに相談するが、ヴァサントはプリヤに対する愛情よりも、シャンカルへの友情、その家族を守ることの方が大切だと、彼女に言い聞かせる。
絶望するプリヤ。愛するヴァサントとは結ばれないのか。その時プリヤは・・

MUSIC

Chinna Chinna Kiliye - Hariharan, Anuradha Sriram & Ponniyen Selvan
旋律の美しさとロケーションの妙で、実に感動的な一曲。素晴らしいです。

Eswara Eswara - Udit Narayanan

Kanave Kalaiyathe - Unnikrishnan & Chitra
幻想的で美しい曲。滝の風景も音楽に非常によく合っている。

Chanda O Chanda - Harini
シムランの踊りが華麗。音楽も個性的で忘れがたい。

Kothal Chavadi - Sabesh & Chorus

Salomiya - Deva

Chinna Chinna Kiliye - Krishnaraj, Anuradha Sriram & Mahanathi Shobana

MY COMMENT

kannethirey愛か友情か、のかなり紋切り型なストーリー。娘の結婚は本人の意思ではなく、親や男兄弟が決めるといったインドの結婚事情を知らないと、なぜこの映画で二人の男女の間に悲劇が起こるのかわからないかもしれない。
プラシャントは、自分の愛した女性が偶然にも親友の妹であったことを知り驚く。確かに、親友の妹への愛というのは心理的に微妙なものがあるはずで、プラシャントは友達にそれを切り出すタイミングを逸してしまう。別の友人の、「お前の愛した相手が親友の妻だったらそれは罪だけど、妹を愛する事の一体どこが悪いんだ!」という励ましに促されて、いったんは彼女への愛をつのらせてゆくのだが、親友は、かつてもう一人の妹が彼の友達と駆け落ちした、という心の傷を持っていた。そうなると、シムランへの愛は親友やその家族の平安を再び乱すことになるはずで、プラシャントは友情を壊すよりもシムランへの愛をきっぱりと断念する。親が決めた結婚以前に誰かを自分の意志で愛することは御法度なのである。しかし、すでにプラシャントを愛し始めていたシムランの方は、その愛を諦めることができず、最後の手段に出る。

愛する人がいながら親が決めた相手と無理矢理結婚させられそうになり、ヒロインが自殺を図る...というのはタミル映画お決まりのパターン。だが、悲劇が起こるということ自体、親たちが自由恋愛を認めないことへの抗議のような気もするが、大抵の映画はお茶を濁したような結末で終わる。古い価値観と新しい価値観がアンビバレントに混在している状況を反映しているのかもしれない。

プラシャント:眼鏡演技に注目。すべての感情を眼鏡だけで表現する。彼の家の中ではなぜか屋内でも風が吹いてるんだなー。髪型をセットしすぎ。もっとナチュラルにね。
シムラン:輝いている。とりわけミュージカルシーンが華麗。勝ち気な役が似合う女優。
ストーリーは平均的だが、DEVAの音楽によるミュージカル・シーンが非常に美しい。どの曲も印象的で雰囲気があり、またロケーションも豪華。音楽シーンの印象だけでこの映画の価値が倍増している。とりわけ Chinna Chinna Kiliye/Kanave Kalaiyathe/Chanda O Chandaは忘れがたい歌シーンとして心に残る。

評価:★★★

<DVD> KANNETHIREY THONDRINAL (PYRAMID PDVD 1042) 英語字幕付
DVD
<VCD> Kannathirae Thondrinaal (Video Communication Pte Ltd) UVC-19
kannathirae