STORY
少女の名前はアムダ。小学校の5年生である。父親(マダヴァン)は著名な詩人で作家、とても気性が激しく怒りっぽい。そんな父親を怖がらないただ一人の人が母親(シムラン)。彼女はテレビのニュースキャスター。アムダには二人の弟がいて、やんちゃな兄弟とはいつも喧嘩ばかり。そしてアムダが一番恐いのは、学校のタミル語の先生。
そんな少女が9歳の誕生日を迎えた時、自分が実は養子であったことを知る。それまでの幸せで平穏な生活が一変した。アムダは自分の本当の親を知りたいと家を飛び出し、彼女が養子にもらわれた海岸の村へと向かう。アムダの母親はスリランカから来た女性だったがそれ以上のことはわからない。困惑して自暴自棄になるアムダをみて、両親は名前と出身の村だけをたよりに、少女の実の母親を探しにスリランカのコロンボへ向かう。現地ではシンハラ人の医師(プラカシュラジ)が手助けしてくれたが、そこはテロリズムがうずまく危険な地であった。詩人である父親が公演を行っている間に公園で遊ぶアムダは、車椅子にのった一人の男(チャクラボルティ)と出会う。言葉を交わして別れたのちに少女が目撃したのは、その男が走ってきた車にジャンプして自爆テロを行った生々しいシーンであった。少女は知る良しもなかったが、この男は実はアムダの実の父親だった。
母親の出身地らしい村を訪れると、そこは軍隊の爆撃の中、避難する人々が渦巻いていた。マダヴァンとプラカシュラジはタミル軍に拉致され暴行を受けそうになるが、この地にやってきた理由を述べると、その探している女性がキャンプの中にいることが解った。彼らの協力で、実の母親である女性に会えることになった。待ち合わせ場所で長いこと待ち続けるが、女性はやって来ない。その時、軍による攻撃が近くで勃発して、シムランは流れ弾に当り負傷する。これ以上母親探しを続けることは危険だった。しかし帰国する間際まで、シムランは母親探しをあきらめなかった。そして最後の最後に、実の母親である女性(ナンディタ・ダス)と奇跡的に会うことができた。ほんとうの母親を見つめるアムダ。
しかし、ナンディタは、自分たちの闘争の目的を達成するまでは娘を受け入れることはできないと涙ながらに話して去って行く。
自分に本当の愛をそそいでくれる育ての親のこと、森での危険な戦いのこと−この旅は少女に多くのことをもたらしたのだった。
MUSIC
音楽シーンは、ほとんど申し訳程度に3曲挿入されているのみ。これまでマニラトナム映画を支配していたラフマーンの音楽は、今回はあくまでもバックミュージックにとどまっている。
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