Open your eyes

                内田上爾



57


「美しい彼女」

新聞散らばった部屋で
ああどこまでも爽やかに話せばいいさ
お前が爽やかな程俺は・・・

 愛を感じ合おう
 しなれ しなれ

俺の名前言う声
さっきとは違うぜ
それでいいんだ 俺だけは知ってる

どこまでも行く時に
ずっと見つめてくれる瞳
ああ俺は狂いそうだぜ
もうすぐ行くから・・・

 吸いついてくるのさ
 しなれ しなれ

爽やかな君が美しい獣に変わった
その小さな口に その小さな口に
全部 全部・・・



「踊り続ける日々」

踊り続ける日々だった
あの夏俺は
忙しい中にも快適だった
あああの女と見た星は綺麗だったな

きみは知ってるかい
俺は何も怖いものなかった
すべてが上手くいってたんだ
俺こそあの星だったんじゃないか
それが何てことだ

踊り続ける日々だった
俺はひとり思い出してる
今はみすぼらしい心

あの夏すべてが上手くいってた
世界は俺のために
あああの女と見た星は綺麗だったな



「行かないで」

行かないで
行かないで
俺は泣いてるんだ
こんな俺でも

突き刺さる悲しみ
ああ 愛してるのに

 俺の心は枯れた花
 想えば想うほど

行かないで
行かないで
毎日苦しいんだ
たすけてほしい

のしかかる悲しみ
ああ 愛してたのに



「水が無い」

ドアを閉じて
夜の家
暗く独り
潰れて
 水が無い

ゆっくり時が流れればいいのに
真実は
すぐそこに仕事がある
 水が無い

 水が無い
 水が無い
 俺には水が無い



「歌声」

日射しを浴びて
あの子は歌っていた
きっと海を見ても
山にいても
いつだって歌っているさ

夕陽の中
あの子は歌っていた
きっと雨に濡れても
夜が来ても
いつだって歌っているさ

  月の光
  ドアにも響く
  俺を思い
  友達を思い
  あの子は歌う

日々わからない現状に
ああ ラララ wooとか
あの子の歌声響くだけ
それはとても気持ちいい



「本当のうた」

きみのために 笑い
きみのために 書く

 僕たちは寂しいんだ
 日々そのまま出掛け

きみのために 想い
きみのために 幸せに

 僕たちは寂しいんだ
 真実を見せとくれ
 本当のうたきかせてくれ



「合鍵」

鍵を友達に渡した
長い間僕は寂しかったから
友達はいつでも僕の家入ってきた

 みんなはこんなに愛に飢えてる?

ああ僕の家はもう友達の家
いっつも悪さして
夜も 昼も 日曜も 無いよ

僕がうたえば笑う友達よ
長い間僕は寂しかったよ
友達は女と愛し合う
僕の家で

 みんなはこんなにも愛に飢えてる?

鍵を友達に渡した
友達は自由に僕の家を使った
僕は今でも寂しいな
きみも来ないか 友達よ
僕の家はきみの家



「slowly」

川のほとり
揺れる木々
咲き乱れる花
きみはどんな宝石よりも

 人々は橋を渡り
 僕たちはただそれを見ていた

青い空
降りた駅
写真撮り続けたきみ
何を撮っても自分になった

ゆっくり行って
きみどりな自然に
目を閉じれば
胸に銃が当たる



「全ては良い方向に」

全ては良い方向に
 きみの冷たい靴
 周っている学校

全ては良い方向に
 きみの落ちた部屋も
 完全なる自分も

 そう変わることが出来る

全ては良い方向に
 夜の愛
 悲しいこの時を

全ては良い方向に
   良い方向に



「あの子ん家」

雨の中寒いよ
ドアを開けて
おじいちゃん あの子に逢わせて
あの子を閉じ込めないで

顔の長いおじいちゃん
僕はずっと立ち尽くしてる
冷たいドアの外


  あの子に逢えない僕は
  またさみしい気持ちで
  行かなきゃ・・・・


冷えた身体はいいんだ
逢わせてくれれば
おじいちゃん ドアを開けて
あの子を自由にさせて

心配症おじいちゃん
僕はずっと酷い悲しみ
やけにカラフルなドアの外



「ハンカチ」

朝か
新聞の音で目が覚めた
このハンカチは 彼女が昨日泣いた・・・・

彼女はもう二度と来ないだろう
彼女は僕のすべてだった

心の夫も一生続かなかった
ずっと自分自身の戦いだった
僕は今後彼女の追憶に苦しむだろう
彼女は僕の生活のすべてだった
バイバイ・・・・

涙のハンカチは返せないな
彼女は僕を愛してくれた
だからいっぱい泣いてくれたけど
それは終わりの涙

彼女と僕は何で別れたの?
ずっとずっと愛し合ってきたのに
バイバイ・・・・

涙は 僕の涙に移り変わるだろう
僕は彼女を忘れない
死ぬまで追憶に泣き暮れるだろう

 辛くて 辛くて 辛くて
 彼女を思えば辛くて
 彼女を愛してるから辛くて

彼女は僕の人生すべての筈だった
寝ても覚めても彼女を想っていた
バイバイ・・・・

 彼女は今何してるかな
 バイバイ・・・・

 彼女も僕を思い出すかな
 もう逢えないのかな・・・・バイバイ・・・・



「S」

月曜には、
頬を叩きました

火曜には、
太ももを叩きました

水曜には、
火を顔に近付けました

  女の身体は痣ばかり
  女の身体は痣ばかり

木曜には、
尻を叩きました

金曜には、
背中を切りました

  誰にも気付かれない
  誰にも気付かれない

土曜には、
首を絞めました

日曜日、
血でこの詩を書きました



「会話」

人と話して
あまりにも合わなくて
でも合わせるしかなくて
全く噛み合ってないのに
相手は自由にものを言い
なんとなく共感出来て安心した風


友達じゃないとか
僕はいつも頭でっかち
きみの考えてる事と同じさ
孤独に酔ってるわけじゃないけど
やっぱり「ひとり」なんだと思ってる


人と話して
あまりに根本が違ってて
でも同じにしなきゃならなくて
全く性格違うのに
相手は快活にものを言い
なんとなく仲間がいて嬉しい風



「永久愛」

ずっとバレンタインのような
愛を貰ってばかり
あの子は優しい 彼女は優しい

 二年半愛を育んできて
 二人は結婚を考えてる
 将来の妻よ きみのこと愛してる

ずっと日曜日のような
甘い生活
あの子は優しい 彼女は優しい

 二年半愛に燃えてきて
 二人は子供のこと考えてる
 永遠の妻よ きみのこと愛してる



「愛のこと」

愛のこと考えてる
夢の中でも
バイクにガソリン入れてる時も

愛のこと考えてる
独りで夜菓子パン食べる時も
母と話してる時にも

  愛のこと
  愛のこと
  きみとの愛のこと
  愛のこと考えてる
  ああ僕は愛のこと考えてる

どんな本読んでる時も
自分の道に苦しんでる時にも

  愛のこと考えてる
  愛のこと考えてる
  きみのこと考えてる



「good morning」

何も無い朝
何も無い朝の光
何も無い冷蔵庫
おはよういい天気いい朝だね

何も無い生活
何も無い町
何も無いアタッシュケース
おはよういい天気いい朝だね

何も無いスマイル
何も無い投げキッス
俺は何も無くても大丈夫さ
おはよういい天気いい朝だね

  みんなあくび日々はあくびみんなあくびしちゃってさ



「少年の死」

何を思った? 少年の死で
酷く悲しかったかい?
自分と照らし合わしたかい?
人々は冷たいのかな 世界は冷たいのかな
きみの夜の涙は・・・・

腐った水 当然さ
花は枯れてしまった

少年はイジメで死んでしまった
散々苦しい思いして
酷く悲しんだかい?
この悼みに泣くかい?
最期に何を思ったかな あの世を信じたかな

頭は重いよ 胸は重いよ
夢とか無いよ ああ
花は枯れてしまった

灰色は悲しいね 自分の胸は悲しいね
日々の暮らしは悲しいね
少年の死は悲しいね
何も無い朝は悲しいね ああ夜が明けていく

何を思った? 少年の死で
人々は泣いたかな 世界は泣いたかな
ああきみの欲しいものは・・・・



「無題」

母は言う
昨日も眠れなかった
薬呑みたい 毎日辛い

精神安定剤呑ませるの嫌だな
心療内科行かせるの嫌だな

難しい問題だ
父が死んでから母は眠れない
薬呑み始めたら鬱進まないか
通院したらいよいよ苦しいか

毎日泣いて 写真眺めて
薬求めて
父が死んで三ヶ月 辛いのは当たり前だが



「13歳」

可愛い少女
浅い会話 硬いショートカット
女王の道はまだ遠い
俺の猫だぜ
この狭い世界で今生きりゃいい

バカな少女
何にもわからない SEXも知らない
汚い道にはまだ遠い
ぬるま湯処女だぜ
この狭い世界を今見てりゃいい



「永遠に愛する」

また逢おうね
また瞳見せてね
何が出来るだろう
メッセージが来るたびに
愛を思う

 優しい子 可愛い子
 夜眠れるかな

また逢おうね
またほっぺ触るね
この駅のひとときが
きみもさみしいと思うかな
永遠の約束



「メール」

誰だろうこの女
覚えのない名前
いやなメールだ
俺のどこまで知ってる

 すぐ月日が経ち 変わってしまう
 俺はお前を覚えてない

意味ありげな少女
はっきりとは言わない
暇なメールだぜ
俺の何を知っている

 忘れてたことなのに 思い出した
 愛なんてまるでないから
 処女の血も 悩める声も
 名前も何も 忘れてた

変わっていくこの世界に
お前は随分偉い奴だぜ
俺のことなんて消せよ



「ダメだクズの集まり」

ダメだクズの集まり
みんな学校行けないくせに
楽しくしてる ぬるま湯で

ダメだクズの集まり
坊主は車乗り回してる
人生相談 高い金

ダメだクズの集まり
身籠っても誰の子だ
所詮男の 肉便器

ダメだクズの集まり
そこでしか生きられない
醜い奴らの 吹きだまり



「帰りたい」

早く帰りたい
こんな世界まっぴら
帰るぞ俺は 彼女の眠る家に

帰りたい 俺は家が好きだから
それしかない

俺の少女は寝てるだろう 裸で
早く何とかしたい
帰りたい

彼女が好きなんだ
俺の女 かけがえのない
ああ気持ち良くなりたいぜ
彼女と

たまらなく気持ちいいあいつ
帰ったら 帰ったら すぐに抱きつくだろう
甘えんぼでよ 朝でも夜でも
俺がいなきゃダメなんだ
長い間独りなら死ぬね

家に 家に 早く
可愛い少女に
いつでも逢いたい
朝でも昼でも真夜中でも気持ち良く
早くさわりたい

ああねっとり歌でもうたいたい
女と 話して
早く 早く 早く
彼女に逢いたい
帰りたい

可愛い顔に逢いたい 俺を気持ち良く
優しい少女 見つめて
いっときも離れたくないぜ
俺ん家に帰りたい
それしかない

毎日逢ってないとダメなんだ
あの子に俺は飢えている
早く帰りたい 頼むよ
家に 家に 家に 早く
今すぐ帰りたい

俺ん家は最高さ 彼女が眠ってる
とても愛しい少女が
今すぐ燃えたい
燃えたい 熱く
二人溶けて

お前しかいないんだ
最高に気持ち良くしてくれ
俺の胸に 俺の胸に
乗っかって 囁いて 鳴いて

たっぷりとやろう 長く 長く
もっと気持ちいいとこへ
可愛い少女 いつでもイカせてやる

今は夢でも見てやがる
ああ帰ったらすぐ
可愛い顔見せて
俺のこと愛して

早く 早く 早く
お前に逢いたい 帰りたい
俺の愛受け流したい
何度も 何度も
綺麗な顔見せて

ここには何にもないよ
退屈と疲れのみ
帰りたい 俺の家に
それしかない

早く彼女の顔見たい
帰りたい 帰りたい ああ
口と口 全て繋がって
何もかも一つになりたい

可愛い女 俺の少女
早く逢いたい 我慢出来ない
もうイキり立ってるよ お前が凄いから
全くいいカラダで

お前の為に 早く帰りたいぜ
SEXしたい
朝でも 朝でも 夜でもいつでも
長く 長く

気持ちいいとこ入れさせて 可愛い少女
お前の熱いドロドロの中
触れたい いじりたい 核心も
締めて 締めて
若いからよく締まる

早く 早く 早く
彼女 ああ早く 帰りたい
白い顔に逢いたいぜ
中に 中に 中に
優しい少女の中に



「5年間」

俺は幸せだったな
まるで空を飛んでるようだった
あっという間の5年間

毎日ケーキを食べてるような
二人でいつまでも話し
ベッドでぶどう酒飲んで甘かった
人生の中の5年間

感性合い笑ったな
二人で秘密作ったな
一生を信じた5年間

聞いてくれ
今は独りで飲んでる
荒くれた俺は思い出してる
あの輝ける5年間を

今は独りで飲んでる
5年間か辛いな



「クスリ」

朝もクスリ
歩いてクスリ
クスリ呑んで行こう

悲しい時もクスリ
いつでもクスリ
金はクスリのために

落ちても上がってもクスリだけ
あの子にもクスリ呑ませよう

朝にもクスリ
苦しい時もクスリ
クスリ呑んで行こう
クスリと共に

クスリ呑んで歩こう
クスリ呑んで行こう
ああ俺はクスリだけ

彼女とクスリ
独りもクスリ
水よりクスリ 放浪よりクスリ

そう朝もクスリ
いつでもクスリ
俺にはクスリだけ
俺にはクスリだけ



「過ぎ去ってしまった」

どこに行ったの?
今何してる
戻ってはこないのかい?

ああ過ぎ去ってしまった
過ぎ去ってしまった
きみとの愛の日々

時は帰らない
輝く日々を
眩しいきみを

ああ過ぎ去ってしまった
過ぎ去ってしまった
愛し合った日々

どこに行ったの?
今誰かといるの?
戻ってくること思ってる

ああ過ぎ去ってしまった
過ぎ去ってしまった
尊い恋愛の日々



「あくびの詩」

簡単なこと
あくびしながら
そうあくびしながら詩を書いている

簡単なこと
電話出た
可愛い彼女 愛の囁き

簡単なこと
少女が上に乗っかって
揺れてるだけで情念関係

簡単なこと
そうこの世界 簡単
あくびしながら詩を書いた

あくびの詩よ
あくびの詩よ
僕の血よ



「待っている」

俺は待っている
ただ戻ってくるのを待っている

きみの話途切れた

ゆっくり速く ゆっくり速く

俺は待っている
きみが戻ってくるのを

いいんだ いつでも戻ってきて
俺はあたたかく迎える

俺は待っている
いつかひょっこりときみが

時は随分経った
でも俺のところにまた現れろよ

俺は待っている



「わるくないってさ」

時 欲しい
わるい時 夜
友達も言ってたよ
俺の人生わるくないって

二度目の 微笑み
夜 冷たさ
たったこれだけの
友達も言ってたよ
俺の人生わるくないって

欲しい 太陽
その通りの 爽快
行ってしまったきみ
友達も言ってたよ
俺の人生わるくないって

 わるくないってさ
 わるくないってさ
 わるくないってさ



「think」

いつも 死のベッド
思う 思う 思うよ
ひとつの少女 わるい日々

僕の 簡単な
黄色い箪笥に 死んだ花
思う 思う 思うよ
大丈夫さ わるい日々

全部 話
知らない踊りと おれの詩
思う 思う 思うよ
他に無い わるい日々



「何してるの?」

何してるの?
俺はテレビを観たり
金のために仕事したり
疲れて眠ったり
なんにもないよ

何してるの?
知りたいな
気になるな
俺は手を汚して仕事したり
なんにもないよ
なんにもないよ



「化粧してきたのか」

化粧してきたのか
一段と瞳が刺さる
憂いある時が過ごせそうだ

 きみに纏わる話ばかり

化粧してきたのか
嘘っぽくて綺麗
まだあんなに子供だったのに

 きみの影が日々のしかかる

化粧してきたのか
話してても入らない
見つめれば胸が痛くなる



「暗み」

真っ赤に燃えるような日々求めても
きみには暗み
僕にも暗み
花は闇夜の中いつまでも黒い
色が 色がない

真っ赤に燃えるような日々求めても
暗みがいつでものしかかる
きみにも 僕にも
どうせなら この闇夜の
黒い薔薇になろうじゃないか



「あの子はパリへ」

あの子はパリへ
来いよ 一緒にレコード聴こう
来いよ 金とかじゃなく

最後の女はきみだ
俺はいつでも見ている

あの子はパリへ着いた
来いよ お人形さんのような
来いよ 俺の妹

物語はこれからだ
いつでもきみでいっぱい



「涙が零れてた」

退屈な日々に
きみの微笑み思い出す
気づかないうちに 涙が零れてた

子供みたいに自由にしてたな
きみはやっぱり優しかった
気づかないうちに 涙が零れてた

心曇った日々に
きみがくれた愛思い出す
気づかないうちに 涙が零れてた