Open your eyes
内田上爾
52
「外に出よう」
俺と外に出よう。
今夜、外に出よう。
ベッドで寝ててもきりが無い。
外に出よう。
落ち込むばっかりさ。
何かチャンスも転がってる。
だから、外に出よう。
外に出よう。
退屈してるんだ。
お前も俺もこの夜に。
外に出よう。外に出よう。
今夜、抜け出すんだ。
何か外にはいい事転がってる。
外に出よう。
俺と外に出よう。
今夜・・・
「ハート」
顔に当たる風。
君とやろう。
軽く、軽く。
昔に経験した事ある。
電車に乗ってる時、
僕を呼んでよ。
前に経験した事さ。
同じ時を過ごそう。
忙しくても出来るだけ・・・
朝のウォーキングおじさん。
君の名前と僕の名前。
それは同じ。繋がってる筈。
自分の信じる道を進めばいいし、
困ったら頼ればいいし呼べばいい。
僕の心は君のものだから。
清くやろう。
軽く、軽く。
昔に経験した事ある。
窓に君の名前書いて、
ハートでくくるような愛。
真っ直ぐな愛で、守ってあげたい。
だからやろう。普通に。
軽く、思い出して。
とうの昔に経験した事・・・
「ダーリン」
今すぐ行きそうさ。
今俺の情熱は君の中へ。
白い手を思い、
そう、俺の・・・
今すぐ行くところ。
忙しくても待てない。
大丈夫さ、きっと。
この手でずっと抱き締めてあげる。
ダーリン、俺の・・・
包み込んで、悲しいくらい思えば、気持ちいい。
「彼女と俺」
みんな楽しんでる。
ゲームみたいにケラケラ笑ってる。
彼女に俺は、
くれくれくれと願って欲しい。
道が無い。
今日も今日とて辛いんだ。
身を売って笑う人。
意味なく学校行く人。
だけど彼女は、
魚のようにサラサラ泳いで、
くれくれくれと願う事もなく、
欲しがりません勝つまでは・・・
俺の道は無いんだ。
今日も今日とて恋愛出来ないや。
彼女の泳ぐ海は、過酷じゃないかな?
爽やかな水かな?
何も見えなくて、知らないから、
心配して待つしかないね。
みんな呑気だなあ。
彼女は今日も求めることなく戦ってる。
だけどそれが寂しいんだ。
それが俺には悲しいんだ。
彼女は気がつけば、
魚のようにサラサラ泳いで、
大海原に出てっちゃった。
俺には厚い壁。俺は立ち止まる地獄。
俺はくれくれくれと求め続ける貧しい男。
今日も今日とて鬱に苦しんだ。
「素敵な夜」
俺はわからないんだ。
お前が何故変わったのか。
友達に聞いても、神様に聞いても、
君のことはわからないね。
俺はただ待ってる。
歳を取って恥ずかしがりじゃなくなった俺は、
愛してるってしょっちゅう言ってたよ。
あの素敵な夜に。
俺は一人の女を考えては、
一日中恋愛に耽ってよ。変わらないな。
上手くいってた日々が、蘇らないかな。
俺の愛が確かに届いていたあの夜が。
ああそうさ、全く素敵だった。
彼女は優しかったし、俺の我が侭も許してくれたよ。
ずっと縛っておきたいんだけど、
大切であればあるほど、どこかに消え去りそうで。
俺は弱いから、弱い分、めいっぱい愛してるって言ってたよ。
あの二人だけの夜に。
全く素敵な夜だった。
「無題」
苦しくて、
苦しくて、
ずっと苦しいまま寝ていたら、
身体がふわりと浮いた。
ゆっくりと屋根を抜け空に出て、
涼しい風が気持ちいい。
僕は、楽になったんだ。
空を飛ぶよ。
楽になった。
楽になった。
あんなに苦しかったのに。
夜空が綺麗だよ。
星の光が綺麗だよ。
何もかも、何もかもが綺麗。
「きみの顔」
長い間見てるのに、いつでも新鮮で、
俺は全く好きなんだ。
きみの顔。
雨の中の綺麗な横顔・・・
どんな可愛い人形だって、
着飾ったモデルだって、
きみには敵わないと思う。
優しい時もあれば、美しい時もある。
俺は全く好きなんだ。
きみの顔。
光の中の綺麗な天使・・・
「想い」
誰が決めたのか
着飾った道徳 偏った知識
いつから始まって、
いつ終わるのか
ああ俺の 俺の背中には、
赤く焼きついている
遠い記憶の彼方から。
受け止めなきゃいけないのに、
拒絶して かなり間違った方向だ
俺の荷物には何が入っているのか、
そう 知らないだろう。
嘘で塗り固めた奴らより、
お前だけを見ていたい。
だって俺は 俺の背中には、
覆せない 赤い力