Open your eyes
内田上爾
47
「百合」
俺の愛。君の微笑み。
手を繋いで不思議を感じた。
君の顔見ると安らぐ。
だからもっと・・・
百合、百合、俺を変えてくれ。
この場所に君がいないと考えただけで。
駄目だ。もうここまで来てる。
硬い壁は君によって壊れるだろう。
そう、いとも簡単に。
百合、百合、俺の頭はお前だけ。
百合、俺の百合、愛してる。
百合、最後にまた抱き合おう。
「Memories」
僕達は一緒に驚いた。
僕達は一緒に汚れた。
そして優しい時間が流れた。
目を閉じればあの夏が思い出される。
僕はいつでも行けるんだ。
いつの間にかこんなに時間が経ってた。
僕の長い夢・・・
君は日々幸せになって行く。
目を閉じれば君が見える。
君の笑った顔、流石に可愛いな。
僕はこの時の中で優しい気持ちになれた。
だから君は胸にいる。いつまでも・・・
「眠りから覚めた彼は」
眠りから覚めた彼は、この時の中、
煙の中、独り夜につつまれて。
目が語ってるんだ。
若い彼の目は、飛びたいって。
彼の魂はそう、暗いよ。ほんとに。
全く暗いもんだよ、ほんとに。
でも彼は自由だった。
嘘ついて、自ら痛んで、
転げ落ちるように生きていた。
長い眠りから覚めた彼は、澄んだ瞳で、
煙の世界を、独り見て進む。
山の向こうの方まで、そうずっと遠くの方まで、
飛んで行きたいと、目が語ってた。
ああ全く真実だった。
彼の自由。
暗い彼も学校で仮面。
でもやはり躓いて、引き戻される。
落ちて行ってるのは明らかだった。
どこまでも独りの夜に、たった独りの夜に、
彼は思っただろう。このままじゃ駄目だと。
ああ彼は暗いよ、ほんとに。
彼の心はそう、暗いよ、ほんとに。
でも誰よりも自由だった筈さ。
「汚い神」
綺麗じゃない。所詮僕は。
涙をためた神は知ってる。
汚い神は知ってる。
神は何でも見てるんだ。
僕の事を知ってる。
歩きながら答えを探った。
答えは世にも醜いものだった。
あの神なら初めから知ってた。
鬼畜なる神は知ってた。
しょぼくれた顔と狂った顔。
この二面だけで生きていた。
手はこの上もなく汚い。
あの僕の神は知ってる。
穢れ切った神は知ってる。
「この機械に僕は落ち込んだ内容を書いた」
子供達はこの夏を謳歌し、随分はしゃいだ。
まるで天国のような光景。
僕達の午後の悪さも、この爽やかな空と、
虹の世界が消して行く。
この機械に僕は落ち込んだ内容を書いた。
この機械に僕は、世にも落ち込む内容を書いた。
この機械に僕は頭のおかしい事を書いた。
この機械に僕は今日もまた、頭のおかしい事を書いた。
この機械に僕はとても苦しい現状を書いた。
この機械に僕はとても苦しい精神を書いた。
この機械に僕は今日感じた落ち込んだ内容を書いた。
この機械に僕は今日も感じた落ち込んだ内容を書いた。
東京の空は眩しい。
まるで天国のような夏だった。
人々はこの暑さ死ぬ思いで働いた。
そしてみんながみんな恋愛やら遊びで癒して行った。
この機械に僕は苦しいって事を書いた。
この機械に僕は今日も苦しいって事を書いた。
この機械に僕は不安でしょうがないって事を書いた。
この機械に僕は不安で死にそうな思いを書いた。
この機械に僕は死にたくないって事を書いた。
この機械に僕はまた死にたくないって事を書いた。
この機械に僕は地獄に感じてる日々の現状を書いた。
この機械に僕は今日もまた、地獄に感じてる日々の現状を書いた。
夏には汚い神が笑ってた。
天国に見せかけて笑ってた。
自殺した人を数えたら、暗黒も見えてしまうんだろう。
僕は死にたくない。
この機械に僕は死にたくないって事をまた書いた。
この機械に僕は今日もまた生存本能を書いた。
この機械に僕は苦しい現状を詩に託して書いた。
この機械に僕は苦しい現状を詩に匂わして書いた。
この機械に僕は悲しい思いを今日も書いた。
この機械に僕は、あの泣いた日を思い出して書いた。
この機械に僕はこの苦しい人生を書いた。
この機械に僕は素直に自身の苦しい人生を書いた。
この機械に僕は、落ち込んだ内容を書いた。
この機械に僕は、苦しいって事を書いた。
この機械に僕は、死にたくないって事を書いた。
「ママが落ち込んでる」
お前にはわかるまい。
教えたくない事さ。
ママが大分落ち込んでる。
夜に俺のママがヘコんでる。
ママが金の事で落ち込んでる。
俺にとってはこの世の終わりぐらいに苦しい事だ。
ママが嫁の事で落ち込んでる。
夜に声殺して泣いている。
ママは言う。
パパはどうしようもない。
男なんて困らせるだけだから産まない方が良かった。
ママの苦しみは暫く続きそうだ。
ママが大分落ち込んでる。
俺の大事なママが。
ママが今心痛めてる。
俺はどうしたらいいんだ?
とても苦しいこの厭な夜に。
ママは嘘つけない性格。
俺には全てがわかる。
ママが大分落ち込んでる。
俺の愛するママが苦しんでる。
こんな夜は死にたくなる思いだ。
「Bracelet」
今ここには僕だけ。
僕の心。変わって行く人生。
このブレス、君の愛が込められてるのかい?
独り身の部屋に時計の音が鳴る。
僕は君の愛を待ってた。
君は元気に暮らしてるか?
どうして過ごしてる?
この貰ったブレス、君の愛が込められてるのかい?
簡単な事言ってやる。
愛してる・・・
悲しい悲しいこの部屋に、
僕自身の全てが詰まって行った。
死のうとした夜も、僕はこのブレスを見た。
いくら淋しくても、いくら苦しくても、
僕は思った。
この輝くブレス、君の愛が込められてるのかい?
今ここには僕だけ。
僕の愛。変わって行く季節。
そっとキスしよう。君がくれたこのブレスに。
「春に君は出てった」
春に君は出てった。
好きな音楽いっぱい置いて。
君がいた頃は幸せだったな。
毎日踊るように生きてた。
僕の長い悲しみが始まって、ああ・・・
帰って来てくれ。僕の元に。
僕の友達は言う。もう忘れろと。
でも僕は、とてもじゃないけど出来ない。
君が僕の全てだったから。
春に君は出てった。
僕は君が置いてった音楽毎日聴いてる。
聴きながら思い出してんだ。
本当に楽しい日々だった。
帰って来てくれたら、僕の元に。
僕は何もいらない。
もう一度、やり直したいんだ。
君と・・・
ああ帰って来てくれ。君しかいない。
「この月の光に」
暗い歌が流れてた。
君にも暗い影さしてきたけど。
月の明かりはやけに優しいね。
一緒にもう一度、俺達・・・
今夜、明日の為に誓い合おう。
いつまでも愛し合う筈の、俺とお前。
いつまでも優しい、この月の光に。
俺はお前みたいな女知らない。
幸せを教えてくれて感謝するよ。
さよならしかけて諦めかけた事もあった。
でも結局俺達出来なかったね。
今夜誓おう。この月の光に。
俺達いつまでも変わらないと・・・
「毎日」
毎日、晴れやかに、君を思い。
死ぬまできっとそうだろう。
これが俺の愛。
人生と繋がってんだ。
俺が思う気持ちは。
毎日、やりたい、やりたい、やりたい。
狂い合いたいもんだぜ。
これも俺の愛。
自由に生きてたら、綺麗な川にぶち当たる。
そう、愛とは。俺達の愛とは。
お前を愛すために生まれてきたみたいだ。
誰も俺の真似は出来ない。
毎日、毎日、君を愛し。
心から、心から、愛してる。