Open your eyes
内田上爾
46
「Gray」
毎日外は晴れ。
僕は君によって心を痛めた。
僕は君を日々思っては悲しんだ。
太陽は毎日昇る。
けれど僕の心は灰。
始まりから終わりまで。
僕はよく眠れる。
心を痛めながら。
悪い時だよ。
・・・お前のせいで。
毎日外は晴れ。
僕は君をひたすら思った。
心が痛い。
「ママの思い通りに生きたい」
ママと軽快に話す。
友達はスタンドでラリってる。
ちゃんと歩ければ満足さ。
彼女は僕を想ってれば歩ける。
ああ、ママの思い通りに生きたい。
昨日のあの子のキスは死の味だ。
心は僕はいつも泣いてるというのに。
あの道を僕は行けばいいのかな?
君の祈りは誰にも届かないか。
人々は言う。君は落ちている、と。
僕は祈りながら、歩いて生きてます。
川に落ちたら死ぬだけだ。
僕は、死んだ花じゃない。
時間の許す限り、君を見る。
ママの思い通りに生きたい。
「Love」
ああ、君の微笑み。僕を見て。
ああ、僕は君の事ばかり思ってる。
君がいないと雨。
ああ、君を思えば晴れ。
僕と歌って歩こう。
僕と君は仲良しの筈だ。
そう、君の声が響き渡る。
晴れやかな世界に染まった。
僕は君の名を呼ぶ。
ああ、君の微笑み。僕は好きだ。
所詮灰色の僕だけど。
ああ、君の愛は強いな。
だから君がいないと雨だ。
ママ、僕は長い間、恋をしています。
いつまでも決して抜けません。
そう、君の歌声は美しい。
僕はたまらず君を抱きしめる。
ああ、君を思うから僕の夢も晴れ。
僕の心には君だけがいる。
「落ちたい」
落ちる為に振ってくれ。
俺は落ちたいんだ。
猿はいいな。奴らは落ちっぱなしだ。
俺はもっともっと落ちたいんだ。
落ちたい、落ちたい、落ちたい。
俺の女、どうか俺を、
もっと落としてくれ。
雨の中、落としてくれ。
振ってくれ。ああ・・・
俺は落ちたい。猿のように。
怪物のように。
どうか、俺の為に。
「僕はこの街で」
僕はこの街でコントロール出来ない。
僕はこの街でイカれてる。
僕は神越しに君を見てる。
僕は人々わからない。
何もわからないまま、死んでいくんだろう。
とても難しいよ、今日も。
世界よ、僕はどうすべきなのか。
長い間、感覚で生きてきた。
僕の妻になる人よ、
僕は先に死ぬと思うから、後は頼むよ。
もしも子供がいないなら、
君も死んで欲しい。
僕はこの街で未だコントロール出来ない。
僕はこの街で落ちている。
これはどういう事だろう?
僕はこんなに生きてきたのに、
こんなに苦しんできたのに、
何もわからないまま死んでいくんだ。
世界よ、僕はここに存在している。
長い間、夢を見て生きてきた。
この街で生きてきた。
僕はこの街でコントロール出来ない。
僕の心はいつも灰色。
時を捉まえられずに。
「俺が死んだらお前のせい」
欲望の窓開けたら、逆にやられる。
家で寝てれば良かったんだ。
朝何時に起きた?
12時ぐらいかな。
ダージリン飲んで、幸せなこった。
俺は貧しい食事に牛乳さ。
俺が死んだら笑う豚よ。
鳥になる女はいないかな?
汚い店でずっと生きてるようだ。
俺は君だけに捧げていたいのに。
俺はかなりヘコんだね。
俺が死んだらお前のせいだ。
お前は立派な人殺しだ。
お前の頭じゃなんにも想像出来ない。
欲望の窓開けたら、碌な事がない。
朝も昼も夜も寝てたら美しい詩が書けてたろうよ。
お前なんか死ねばいい。
殺意が湧くぐらい怨みがましい気持ちさ。
ああ情けない。屈辱的だ。
俺が死んだらお前のせい。
俺が死んだらお前のせい。
俺がこうして苦しむのはお前のせい。
俺が明日もあさっても苦しむのはお前のせい。
朝も昼も夜も苦しむのはお前のせい。
「綺麗な手」
綺麗な手だね。
この手なら僕の事わかるかい?
僕の痛みわかるかい?
僕は人生行かなきゃいけない。
暗い気分で君が泣いたなら、
僕はきっと助けたいだろう。
僕を呼んで。
綺麗な頬だね。
痛みを抱えたまま、君にキスしていいかい?
ポストを見ても何も入ってないような、
訪ねてみてもいつでも留守のような、
そんな寂しい気分で満たされてる。
何処に行っても捉まえられないようで、
ああ君は僕といてくれるかい?
君の綺麗な手と繋いでいたい。
難しい人生だけど、僕は晴れやかになれるだろう。
僕は君と・・・
「美しい河」
いつでも悲しいままの僕が、君を愛するようになり。
生活の中に愛が入り込んで。
奇妙だね。
自由に生きている人間が、憐れに思われ。
平和を愛する人間が、変人に見られ。
僕の靴は悲しい。
でも事実は君を愛しているという事。
小さな事でいいんだ。
新しい世界を。僕に。
僕の友達は夢の無い人ばかり。
僕の友達は現実的な人ばかり。
完璧な人はいない。
完璧な男はいない。
僕は強くない。
ああ最後の空は綺麗かな?
最後の涙は熱いかな?
僕は何を思うのか。
自由か。友達か。兄弟か。愛か。恋人か。
失うのは、大切な人達と、芸術なんだろう。
僕等は美しい河が欲しい。
僕等は美しい河が欲しい。
俺は美しい河が欲しい。
僕の細い手首には血が流れてる。
僕の思いの全てが流れてる。
痛みも、純潔も、汚さも。
自由を持て余した生き方の結晶みたいなものが、
詩となって表れて、遠い空に飛んで行く。
未完成なものだから誰にも愛されなくて、
僕だけが愛し過ぎてるというわけだ。
僕は時を愛さなくちゃいけないし、
人を愛さなくちゃいけないし、
神に感謝しなくちゃいけないし、
僕の人生いかに辛くても、いかに泣きたくても、
僕は進まなくちゃいけない。
つまり、全てを愛さなくちゃいけない。
汚い道で僕は長い間そう思ってた。
こんな僕でも、綺麗に死ななくちゃいけないんだ。
友達も本当はわかってる筈。
誰もが本当はわかってる。
全てがここに在るって尊さを。
僕等は美しい河が欲しい。
僕等は美しい河が欲しい。
俺は美しい河が欲しい・・・