Open your eyes
内田上爾
42
「怠け者」
ベッドから抜け出せない
頭はうにのように
道はくねくね
戦えない
みんなは今頃踊ってる
君は元気だね
君は明るいね
道が真っ直ぐ
踊り続けて眩しい
怠け者は穴に入り込み
寂しがりながら
一人夢を見る
僕は踊れない
君は踊る
僕の道はくねくねで
君は真っ直ぐ
悔しいけどしょうがない
「僕達」
マジグロい
あの日の雨も
冷たい射す光も
黒いテーブルに並べた食事
全て平らげて思うのは
死ぬ前に 死ぬ前に・・・
ヴァギナに返りたい僕達
寂しい僕達
怖い僕達
風呂に浸かって独り
愛してるのはママだけかも知れない
マジグロい
あの高いビルも
遊び惚ける人の群れ
臆病な僕達
疲れた僕達
死ぬまで孤独の僕達
「久美」
自由になろう
俺と行こう
ああ久美 俺の久美
人間的に過ごすんだ
綺麗に 綺麗に
知らぬ町に生きているような
親も友も知らない
二人だけで充分事足りるさ
久美 俺の奴隷
そうだろ 久美
人間的に 人間的に
魂で動かして
二人で行こう
ああ久美 可愛い久美
冷たい世の中にさよならするような
それはあたたかい町
二人できっと築ける
久美 俺の女
人間的に 俺達もっと
「あたしの鳥」
ああ また飛んできた
うちの庭に
これはあたしの鳥
過ぎる時間の早い午後
あの人の名前をまた思ってみた
洗濯してたら飛んでくるの
小さな あたしの鳥
可愛い声で鳴き続ける
子供はまだ作らないあたしの鳥よ
口笛吹けないあたしに代わって歌い続けて
今日もいい天気
また暑い夏がやって来る
あの人は海が嫌いだから泳ぎ行かない
水着にならない色気無し
また飛んできた
どっから来るの 綺麗な声
あたしがとりとめのない事を午後に思いながら
洗濯干してたら飛んできて止まる
小さな あたしの鳥
「この愛の中」
この愛の中君の名を呼ぶよ
君は宮崎生まれの美人
イギリスみたいに退廃的な世界を ああ
夏は伊豆に行って遊ぼう
迷って迷って迷って・・・
その川辺にも愛
どこに行っても愛
星は踊るようにゆらゆら
まるで最後の時みたいだね
ああ 君といるといい空気
その川辺にも飢え
どこに行っても欲
純粋な心というのは
ああ美しい心というやつは
眠そうだから明日話す
時々辛くなるから
愛の確認ちゃんとしないと
そうこの愛の中
君の美しい名前を 呼ぶ
「WHO」
俺はこの春に苦しむ
くたばりそうだ
何も無い
俺を救い出すのは誰だい
今叫ばないと死ぬだろう
いつだってギリギリで生きて来た
いよいよだ
俺を惚れ惚れさせるのは誰だい
独りで悲しんで
苦しいから自殺を思い
先が全く見えなくなった
俺をこの屈辱から救うのは誰だい
「快楽は止まった」
魂のないギター
彼女の言葉の節々
俺の快楽は止まった
ああ俺の快楽は止まった
どうか願いを聞き入れてくれ
本当の気持ちはなんだい
すっかり逢えなくなって
俺の愉しみは止まった
ああ俺の愉しみは止まった
どうか女の力で癒してくれ
俺は俺を必要として欲しいし
お前がいなきゃ生きて行けないのに
俺の快楽は止まった
「男」
飛ぶよ 飛ぶ
男は戦わなくちゃいけない
死ぬまで そうだよね
何故弱くちゃいけないの
何故潰れちゃいけないの
冷たい世の中に立ち位置は
飛ぶよ 飛ぶ 男だから
君の言う通り
男は戦わなくちゃいけない
死ぬまで苦しいんだ
死ぬまで辛いんだ
でも闘志を保ち続けて
落ちちゃいけない
何故弱くちゃいけないの
何故死んじゃいけないの
飛ぶよ 飛ぶ 男だから
この世の法則
男は戦わなくちゃいけない
「仕事」
苦労して 動き続ける
sexualじゃない
仕事に精を出して
苦しみ続ける
所詮は怠け者の少年なのに
男だからと汗を掻き
全く気持ち良くない
仕事に精を出して
考え事しながら
所詮は未だ子供だ
俺の中の子供は言う
帰ろうよ 寝て休もう
苦労して 死ぬまで迷いながら
男は辛いものだ
仕事に精を出して
ああ疲れる
所詮はビー玉遊びの子供