特集 世界の街 ミラノ
■ ドウォーモ広場前
ミレニアム(千年紀)、イタリア語ではジュビレオを控え、ミラノでは大都市の化粧直しをしている。市の中心ドウォーモでも、イタリア最大のゴシック建築を、1年以上かけて石畳の工事をしている。天空に突き刺さるような大小135本の尖塔、2000体以上ある聖人象の装飾が立ち並び、幻想的なステンドガラスなど、貴重な文化遺産も含まれる聖堂内は、繊細で神聖な印象と歴史を感じる。横にも、歴史を感じるHOTELDUOMOが隣接されている。2000年1月1日、ミラノ中心ドウォーモ広場は、新しい時代とともに生まれ変わり、新たな時代を迎える。
■ ヴイットリオ・エマヌエル2世アーケード前
ミラノの中心ドウォーモ広場と、スカラ座広場をつなぐおしゃれなショッピングストリートで、アーチ型のガラス天井に覆われている。美しい大理石のモザイクを敷き詰めた通路と、天井付近の絵画など、建物全体の調和が取れていて歴史を感じる空間である。通路中央には、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカを表した4枚のフレスコがあり、内部店舗には、新旧様々なブティック、スタイリッシュカフェが立ち並び、観光客、地元の人が行き交う交差点である。
■ モンテ・ナポレオーネ
ミラノの高級ブティックが、軒を連ねるここモンテ・ナポレオーネも、1つ道を入ると静寂で調和の取れた街の姿がある。建物の高さ、色、道路、照明などか実に1つの物になり絵画を見る感覚がそこに感じられる。表通りには、グッチ、プラダ、アルマーニ、ヴェルサーチなどが並び、リッチな最新モードかディスプレーされていて、観光客を中心に人が行き交う。中には地元のマダムがウィンドショッピングを楽しむ姿も見られる。地元の人は自分の靴へのこだわり、素材の大事さを感じる靴の履きかたで、さすがにイタリア人だと思う人が多く感じられる。
■ブレラ通り@
雑貨ショップミラノの中心ドウォーモからスカラ座を通りぬけると、かつては、美術学生や新進の芸術家たちでにぎわったブレラ通りにでる。その通りはいま、オシャレなアーティスッテクで、個性豊かな通りになっている。その中には店舗面積が小さいにも関わらず、商品構成、表現の仕方、色使いが実に見事な店が続いている。写真はその中の雑貨ショップである。アクセサリー、写真立、時計、ランプなどすべて1点物の手作り感覚の物がおおく、オーナーのセンスが店舗内と商品に出ている味のある店である。
■ ブレラ通りA果物屋
ブレラ通りには、オシャレな店が数多く立ち並ぶが、その中でも目に付くのが、写真の果物屋である。内装に凝った店ではないが、季節の果物を色彩豊かにならべて、実に見事に色構成(パレットに果物をならべたように見せるように)して表現して見せている。ミラノというオシャレな街は、果物屋1つとっても味が有り、雰囲気作りが上手く、店の顔を作り出して店舗を作っている。お洒落な車とバイクも店にマッチして一体感を作り出している。
■ ブレラ通りBセレクトショップ
ブレラ通りの中には、セレクトショップも数多く立ち並ぶが、さり気ない商品構成と見せ方をする店舗か多い、写真のショップも一見乱雑にディスプレイされているように見えるが、1つ1つに商品価値が有るため、シンプルに色構成して商品を見せている。マネキンに着せるのがディスプレーではない、平面と立体感が実に良く表現されている。店内もシンプルに見やすい構成で、日本ではあまり見掛けない、さり気ない大人の味のする店であり、オーナーの個性がここでも光っている。
■ ブレラ通りC画材屋
ブレラストリートは、美術学生や新進の芸術家たちでにぎわった通りなので、ブレラ絵画館側には、画廊や画材屋が点在する。写真のPELLEGRINI
WALTER & C.もその1つで、色数、種類が豊富な品揃えでシンプルな店構えだか、服同様に味のある道具の揃う店である。ミラノは、服、雑貨のセレクトショップ、果物、画材屋といい実に商品の見せ方が上手い演出をしている。画材による色のカラーリングは見事な配色を見せていて楽しませてくれる店でもある。芸術家の卵が集まる店でもある。
■ブレラ通りD雑貨ショップ2
ブレラストリートにある写真のミクロブレラは、ヴェネツィアングラスグラスが揃う店である。著名なアーティストのデザインした、アートなグラスなどの作品がギャラリーのようにすっきりと陳列されている。ヴェネツィアングラスの故郷ムラーノ島で、制作された一点物ばかりで、モダンなデザインと透明感、質感、時代感覚を兼ね備えた物が人気をはくしている。ミラノらしく、グリーンにキイロ使いの看板と車が目に付き店の雰囲気を出すのに一役買っている。
■ブレラ通りEセレクトショップ2
ブレラ通りの中には、服のセレクトショップも数多く立ち並ぶが、さり気ない商品構成と見せ方をする店舗か多い、この店もシンプルなディスプレイでウィンドーを構成している。床と板使いの平面感覚で商品を見せているが、バランス感と質感が見るだけで伝わる見せ方をしていて実に上手い見せ方である。中に入ってもすっきりと陳列されていて、見せて、着せて、売る上手さはさすがにミラノのセレクトショップである。色数は抑えてあるが、アイテム種類の多い店が目に付く。
■ モンテ・ナポレオーネ周辺@バック屋
トスカーニ広場から、エンポリオ・アルマーニの前の通りに面して、日本料理赤坂百人一朱の隣にある写真のバック屋、MHWAYは、モダンで機能的なバックの揃う店である。色は茶系、グレー系、黒が中心の品揃えで、デザイン、カッティング、素材感が時代の流れにあったものが多く、さり気ない感覚が受けて人気の店である。価格的にもリーズナブルなラインが多くて買いやすく、服とのコーディネートがしやすい物が多い。対象年齢も幅広くて、いろいろなタイプの人が購入している。店もよけいな物を排除したように、シンプルで見やすく構成されている。
■ モンテ・ナポレオーネ周辺Aインテリア店
ブレラ通りの店とは違い、モンテ・ナポレオーネ周辺の店は、空間にゆとりのある店舗が目に付く、写真のインテリア店がそうである。吹き抜けの中二階があり、ゆったりとした空間に、アーティスッテクなテーブル、絵画、装飾時計、花瓶、照明器具などが、ゆったりとディスプレーされていて、そこには心地良い空間がある。配置、装飾品の色使い、照明での見せ方などが、商材を引き立てている、見せる売り方が実に良く表現されていて、オーナーのセンスが光る店である。
■ モンテ・ナポレオーネ周辺B本屋
モンテ・ナポレオーネ周辺には本屋も多くて、服同様に見せ方が上手く、写真の店もそうである。店舗のウィンドー前面に、本の表紙を陳列してあるだけのように見えるが、柄使い、色の配列、種類などに気配りがされていて、見る人を引き付ける物がある。本を前面に出すために、人の入り口が端の方に小さくあるのも特徴の一つである。服同様に見せてよければ、お客が入ってくる自信のあらわれが感じられる店で、ここでもオーナーのセンスが光っている店である。
■モンテ・ナポレオーネ周辺Cセレクト雑貨店
モンテ・ナポレオーネ周辺には、靴小物と生活雑貨(日用に使う皿、カップ類など)を置く店も目に付く。写真のセレクトショップもそうで、デザイナー系中心にオリジナルの物もいっしょに置いてある。デザイナーロゴ入りの(スカーフ、靴、皿など)物も目に付き、モノグラム系の流れが、いち早く取り入れられている感じがする。80年代の高級ブランドブームの象徴、ニュートラ「new+traditional」日本独自のスタイルで、いわゆるトラディショナルファッションが、いち早く取り入れられている感じがし、ニュートラ系の女性が多く見掛けられる。
■モンテ・ナポレオーネ周辺Dクリスタルガラス専門店
サン・バビラ広場から、モンテ・ナポレオーネ通りを、モンテ・ナポレオーネ駅に向かい歩いて、デザイナーブランドのショップを通り抜けた終り近くで、革製品のナポレオンの側にに有るのが、写真のクリスタルガラス専門店である。手作りのクリスタルガラスが、店内にずらりと有り、色のきれいさ、形の良さに圧倒される。同じ形の物でも、一点一点違う物で、色の出方はさすがにミラノを感じられ、それぞれに味のある物に仕上がっている。日本の百貨店にも部分的にはあるが、これほどの種類と色が揃う物はなかなか見掛けない。どれを買うか迷うほどの逸品が揃う専門店である。
■ モンテ・ナポレオーネ周辺E老舗専門店
今年日本でも秋冬にヒットした、合繊、合皮、ファー使いのジャケット、コートなどを中心に展開されていた、写真の老舗専門店GERANIは、トラッド系の品の良い商品が揃う専門店である。モンテ・ナポレオーネの中ほどの位置に有り、店内が向かって左がメンズ、右がレディースの構成になっていて、色の出し方、スタイルバランスの取り方に独自性を感じ、他の店舗とは一味違う雰囲気を持つ店である。お客さんも若い20代から、ミドルな50代の人までと幅広く購入している、ノンエージ感覚の店である。質感もよく、価格もナポレオーネ周辺の店舗としては、リーズナブルな価格帯に感じる。
■ ヴェルチェッリ周辺@サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会があるヴェルチェッリ周辺は、ミラノでも屈指の高級住宅地で、モンテ・ナポレオーネ周辺と比べるとショッピング感覚のところではなく、洗練された街並みが見られる。その中にあるのが、写真のサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会である。ミレニアムを向かえ、修復の済んだ壁画「最後の晩餐」が旧修道院食堂に世界遺産としてある。15世紀半ばに建てられた修道院が、改築され落ち着いた雰囲気のゴシック建築に、壮麗な多角形ドームが加わって時代の文化が感じられる建物である。
■ ナヴィリオ周辺@サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会
どことなくレトロな感覚のするナヴィリオ周辺は、アジアライクの商品から、ミラノライクの商品と新旧の店が建ち並ぶ街で、所々に旬の店が点在している。その中にあるのが、写真のサン・ロレンツォ・マッジョーレ教会である。4〜5世紀に建造された教会で、その建物には歴史の深さを感じる。正面のずらりと並ぶ大理石の円柱16本がひときわ目に付く。建築当時に古代ローマの神殿跡から移築された物である。中には4世紀のフレスコ画やモザイクなどが残され、歴史の深さがここでも感じられる。
■ ドゥオモ周辺ADUOMOHOTEL
名前からも分かるように、ドゥオモの真横に建てられたホテルで、観光の拠点として活用するにはピッタリである。クラシックな建築の外観とは違い、管内はすっきりモダンな色彩感覚の建物である。客室にはドゥオモの絵画が飾られ、室内照明、インテリアの色彩など、心なごむ落ち着いた環境がそこに感じられる。写真はホテルのエレベータホール内である。歴史のあるアンティーク感覚のホール内、ドアキーなどが、歴史の深さを感じさせる。