出所:2001年5月21日 日経金融新聞
| 「サラリーマン世帯を中心とした小口投資家のための長期資産形成の手段という、投信 |
| 本来の役割を果たすことがファンドの目的だ。投信を取り巻く環境は依然として厳しい。 |
| 販売の視点で回転売買が横行する一方、短期値幅狙いの商品として認識している投資 |
| 家も少なくない。当ファンドは直販を基本としている。短期売買を防ぐ目的に加え、明確に |
| 打ち出している長期投資戦略を納得してくれる投資家だけに参加していただくためだ。」 |
| 「資本効率を高める経営方針を掲げ、努力を惜しまない企業のサポーターとなることが |
| 運用理念だ。その観点から銀行株、証券株は組入れていない。資本の論理は、企業の |
| 淘汰・選別を通じて資本・労働力などの再配分を生じさせ、効率性を高める。緊張感がある |
| 環境が、日本経済を質の良い回復過程に回帰させることになろう。一方、我々も月二回の |
| 報告書で取得価格に至るまで徹底的に情報を開示し、投資家に対し責任を負う。緊張感 |
| を楽しみたい。」 |
| 「長期の成長が期待できる銘柄を丁寧に拾う方針を貫いている。押目買いを徹底したため、 |
| ポートフォリオの完成には設定から一年五ヶ月ほどかかった。東証株価指数など相場全体 |
| の動きと異なることは何ら恐れていない。運用方針の頑固さが安心感を誘っているようだ。 |
| 相場が低迷を続けた間も顧客数、資産ともに増加し、四月の顧客数は一万六千人と昨年 |
| 末に対し倍増した。顧客の大半が三十〜四十代で、60%が株式に縁がなかった人々。 |
| また、毎月積み立て購入する人の割合は六割に達する。」 |
| 「銘柄選別は別に難しいことではない。五年後を想像し、仮説を立てて検証すれば良い。 |
| 三井化学、住友化学の経営統合など過剰設備の削減に対して前向きな動きが出始めた |
| 化学業界を例に挙げる。日本の化学メーカーは技術水準が高いだけに、過当競争・過剰 |
| 設備を整理すれば利益率が向上するとの答えが導き出されるはずだ。投資尺度に固執 |
| することなく、与えられた情報で企業体質、財務状況などを見極め、実現性を判断すれば |
| 良い。」 |