DKA株式オープン・佐久間康郎氏インタービュー

出所:2001年2月5日 日経金融新聞


「国内の優良株式を中心に海外株式にも総資産の30%を上限に投資し、中長期的な
資産増加に重点を置いたボトムアップ運用をしている。国内、海外とも個別銘柄の株価
上昇による成績向上を重視し、株式組入れ比率変更による成績向上や、為替差益を
狙う戦略は基本的にとらない。25年と長いトラックレコードを持っていることや、信託報酬
など受益者のコストが比較的低いことも特徴の一つだ。」
 
「6〜10ヶ月先の収益見通しに基づく成長モメンタムを取り入れた上、半年〜1年の株価
動向を考慮して戦略を立てる。株価は収益の振幅度合いと一致するわけではなく、数量的
な判断が難しい投資環境や市場心理などの影響を受けて、振れはむしろ大きくなりがちだ。
ファンダメンタルズで外堀を埋めてから、売買の最終判断をする際にファンドマネージャー
としての経験を生かす。また、運用はバイ・アンド・ホールドではなく、株価が想定以上に
上昇した場合は積極的に利益確定をする。」
 
「メディアが報じていることは疑ってみた方が良い。報じられた材料は既に株価に織り込ま
れている可能性があるためだ。常識を備えていることは当然だが、疑うことも必要だろう。
もっとも、自身の意見に固執するのも危険、個人の感性は限られており、他人の意見を
取り入れて、様々な角度から物事を捉えるようにしている。」
 
「TMT(テクロノロジー・メディア・通信)銘柄の先行きに対しては楽観的に捉えている。
成長モメンタムの失速が株価に織り込まれてつつあり、割安な水準になっているものも
目立つためだ。ただ、株価が鋭角的に反騰するかどうかはまだ見極める必要があろう。
半導体需要も今年前半は低調と予想しているが、後半に立ち直ると見ている。
気になるのは、インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の設備投資意欲が
予想以上に強いこと。目先の底は以外に深くなく、反動で回復が緩やかになってしまう
可能性も捨て切れない。」