Mozart Fund Award 2002


個人投資家としてあまりいい話のなかった2002年でしたが、やはりこんな年でも

良好な成績を挙げたファンドはありました。まあアセットアロケーションというものについて

非常に考えさせられる1年だったということですね。そんな年の「Fund Awrard」はこんな

感じになりました。

 

 ベストファンド

下表は毎月公表している投信チャンピオンズリーグにおいて月次で算出されている

収益安定係数を累積し偏差値化したもののランキング上位10傑です。

ベストファンド及び各賞はこの中から選ぶことにします。

 

<2002年投信チャンピオンズリーグ年間トップ10>

  ファンド名 投信会社 2002/上ポイント 2002/下ポイント トータル
1 マーキュリー・ゴールド・メタル・オープンA メリル 63.0 62.9 125.9
2 マーキュリー・ゴールド・メタル・オープンB メリル 62.6 63.2 125.9
3 アライアンス・ユーロ・ボンド・オープン(愛称「スーパーユーロ」) アライアンス 46.6 77.9 124.5
4 DLグローバル・ボンド・オープン DIAM 47.1 76.3 123.4
5 インベスコ・ゴールド・ファンド インベスコ 60.2 63.0 123.2
6 アジア製造業ファンド ベアリング 65.2 57.1 122.3
7 プラザ「ユーロ債券コース」 野村 46.5 75.5 122.0
8 ユーロランド・ソブリン・インカム 国際 46.5 75.0 121.4
9 ユーロ債券ポートフォリオA(ヘッジ無)(世界債券セレクション) 日興 46.4 74.8 121.2
10 メリルリンチ・USベーシック・バリュー・オープン メリル 80.7 37.6 118.3

 

ベストファンド 国際・ユーロランドソブリンインカム 

この手の頻繁な分配を行う「元本取り崩し型」債券ファンドをベストファンドとするのは、

大いに抵抗があるのですが、「パフォーマンスという結果を出して」、「投資家の支持を

集めている」という私的ベストファンド選定基準に最も合致しているのはこのファンドしか

ないでしょう。しかし同じアセットクラスで同じようなパフォーマンスを挙げている他のランク

イン債券ファンド(アライアンス、DIAM、野村、日興)は金が集まってないですねえ。

売り出し証券会社のマーケティングが巧いのか、投資家がバカなのか、皮肉を込めての

ベストファンド選出おめでとうございます、です。

 

敢闘賞 メリル・USベーシックバリュー

2002年は先進国の事業会社に投資するファンドは日米欧ともほぼ全滅に近い

状態でしたが、その中にあってしつこく踏みとどまっていたのがこのファンドです。

まさに敢闘賞にふさわしいパフォーマンスでしたね。

メリルリンチはこういう渋いファンドを沢山持ってますよねえ。座布団一枚です。

 

技能賞 ベアリング・アジア製造業

ボラティリティの大きいアジア株ファンドのなかでのレベルの違う安定した

パフォーマンスには、注目された方も多かったんじゃないでしょうか?文句なしの

技能賞でしょ。こういうファンドに金が集まらないと日本人の民度が問われそうです。

 

殊勲賞 メリル・マーキュリーゴールドメタル

殊勲賞も2002年は簡単です。久しぶりに2バーガーの夢を見させてくれたこのファンド

以外にはありますまい。内外の情勢は引き続き不透明で、今年も金ファンド活躍の

余地は大いにありそう。是非3バーガーを!!

 

今年の三賞はキャラが明確に立っていて、それぞれに評価できるファンドでしたね。

それに比べてベストファンドはなあ。。。。日本の投資家はもっとトラックレコードを

評価して上げないと、誰も真面目に運用しなくなっちゃいますよ。

 

 ベストハウス

ベストハウスとは最良の投信委託会社ということです。以下の表は上記個別ファンド

の評価に使用した累積収益安定係数(偏差値ベース)を投信会社毎に合計したもの

が「Point」です。

そしてそれにファンドの質が貢献したのか、ファンドの数が貢献したのかを示すのが

「Quality Ranking」と「QuantityRanking」となります。ベストハウスもこのなかから

選んでみましょう。

<投信会社ポイントトップ10>

total rank 投信会社 point Quantity rank Quality rank
1 野村 1,262 1 15
2 日本 922 2 21
3 UFJ 779 3 22
4 メリル 723 5 3
5 日興 683 4 25
6 大和 606 5 7
7 インベスコ 606 5 8
8 国際 523 5 13
9 フィディリティ 402 9 18
10 新光 396 9 20

 

 ベストハウス メリルリンチ・インベストメント・マネジャーズ  

2002年度のベストハウスは3回目で初の外資系投資会社の受賞です。

個別ファンドでも三賞の内、二つを押さえたQUALITYの他、着実に

ランクインファンドの裾野を広げたQUANTITY面でも安定的な数字を

稼いだバランスの良さは正にベストハウスにふさわしいものでした。

外資のIB系投信会社はGSを筆頭にクズが多いですが、メリルは

別格ですね。高い手数料もこれならまだ許せるね(そりゃ安い方が

いいのは当たり前だけど)。