Mozart Fund Award 2000


Mozartは皆さんご存知の通りバリバリのアクティブ投資信者であり、良心的で

ハイテクニックなファンドマネージャーの手腕には再現性があると(もしくはあって

欲しい)と思っています。だから良いパフォーマンスをたたき出したFMに資金を

託していくことが自分自身の長期的な投資収益の向上、及び微力ながら日本に

おける健全な運用競争の促進に資すると考え、このような投資手法を実践して

おります。

去年2000年も色々ありましたが、高効率な成果を残したファンドは多く出ました。

今年2001年もその手腕を発揮して頂きたいという祈りとエールをこめて勝手に

ベストファンド及びベストハウスを公表し、僭越ながら表彰させて頂く事と致しました。

 

 ベストファンド

下表は毎月公表しているMozart Rankingにおいて月次で算出されている収益安定係数

を累積したもののランキング上位10傑です。ベストファンド及び各賞はこの中から選ぶ

ことにします。ベストファンドの一大前提条件はパフォーマンスの高さですよね。

Ranking ファンド名 投信会社 前期 後期 合計
1 米国小型株投資F(オーロラファンド) 野村 40.1 3.2 43.2
2 富士バランスオープン 富士 9.3 16.2 25.5
3 マーキュリー・米国店頭成長株式Aコース メリル 11.4 4.9 16.3
4 パートナーズNASDAQオープンAコース パートナー 12.8 1.6 14.4
5 アメリカ店頭株Bコース(ワールド・カントリー) 野村 11.0 3.2 14.2
6 パートナーズグローバルスターオープン パートナー 11.6 2.2 13.8
7 DKA株式オープン DKA 11.9 1.6 13.5
8 海外ハイグロースオープン DKA 11.0 2.5 13.5
9 グローバル・グロース・オープン 野村 9.7 3.7 13.4
10 フィデリティヨーロッパオープンAコース フィディリティ 7.8 4.9 12.7

さて発表です。

 

ベストファンド DKA株式オープン 

総崩れであった日本グロース株ファンドの中にあってしつこく踏みとどまっている下値

抵抗力もさることながら、最も評価したいのは投資家からの高い信頼の証である

総資産額の純増傾向です。またFMマネージャーの佐久間氏の聞こえてくる諸言動を

聞く限り、非常に慎重な考えの持ち主であることが感じられます。まめにリポートも

お書きになっているご様子ですが、この辺りが投資家の信頼の源泉なのでしょう。

今後も持ち前のハイテク産業に対する慧眼と他人資金を運用するFMとしての

高いモラルを期待してベストファンドとさせて頂きました。

敢闘賞・技能賞 富士バランスオープン

単純なパフォーマンスだけならこのファンドが一番かもしれません。特に今年後半の

踏みとどまり方というか着実な運用成果の積み上げは素晴らしいものがありました。

やはり純資産10億円前後で王様にはなれませんが、逆にこの日の目を見ないクラス

での誠実な仕事と、今年後半の下げ相場への対処の素晴らしさを評価し、敢闘賞・

技能賞のダブル受賞とさせて頂きました。

殊勲賞 フィディリティ・ヨーロッパオープン

昨年末から本年初にかけての爆発はやはりピカイチだったんじゃあないでしょうか?

大物食いの殊勲賞に正にふさわしいと思います。あと運用報告書のきれいさや、

フィディリティのブランドイメージからくる、いわく言いがたい保有満足感みたいなの

も感じられ、とっても好印象のファンドです。

 

 ベストハウス

ベストハウスとは最良の投信委託会社ということです。以下の表は上記個別ファンド

の評価に使用した累積収益安定係数を投信会社毎に合計したものが「Point」です。

そしてそれにファンドの質が貢献したのか、ファンドの数が貢献したのかを示すのが

「Quality Ranking」と「QuantityRanking」となります。ベストハウスもこのなかから

選んでみましょう。

Total ranking 投信会社 Point Quality ranking Quantity ranking
1 野村 144.7 7 1
2 パートナー 110.4 4 3
3 新光 89.3 10 2
4 DKA 76.9 5 4
5 日興 44.1 13 7
6 ジャーディン 39.6 17 5
7 メリル 38.6 14 8
8 大和 33.7 21 6
9 スミセイ 29.8 15 9
10 富士 25.8 1 20

 

 ベストハウス パートナーズ投信

トータルランキングは野村AMについで2位。また質・量のバランスにも

優れたラインナップを持っています。また同社のノーロードプログラムは

大手のなかではピカ一の良心性を感じます。「ファンド・オブ・オールスター

ファンズ」も商品設計上のコンセプトには首を傾げるものの、新しい取り組み

という点については多少ポジティブに考えても良いと思ってます。

山一証券の破綻という危機を創意工夫で乗り越えていく姿勢が今後も継続

されることを期待してベストハウスとさせて頂きました。

 

余談

なぜベストハウスに野村AMを選ばなかったか?やはり私はBPNに関する

「スキャンダル」を問題視したいと思います。投信関連の掲示板での罵詈雑言

自体は聞くに値しないにしても、業界トップ企業として、斯様な投信自体の信頼感を

損なう事態を招いた結果責任は免れません。

野村AMには業界トップにふさわしい高潔さを求めたいと考えます。